京都市

洛西竹林公園
石仏
 京都市西京区に洛西ニュータウンがあります。その東の端向日市との境目に洛西竹林公園があります。
 私はニュータウンの東を走る道路を行けば簡単に行けると出かけたのですが、なかなか。2020年6月27日(土)4度目でやっと左の入口に辿り着きました。
 ここに、京都地下鉄烏丸線工事中に発見された石仏がかなりの数保存されていることは知っていました。織田信長が足利義昭のために造った旧二条城の石垣から発見されたものです。この発見は大きく報道されました。
 一つは織田信長の建てた旧二条城は本当に存在したと言うこと、さらにルイス・フロイスの「日本史」に書かれている内容が証明されたという点で報道されたのです。
 京都市考古博物資料館2階の常設展示室に、その中の一体が展示してあります。最近それを見つけました。

(1)考古資料館の阿弥陀半身像

 なかなか美しい像で、説明によると安倍晴明とも関係のある鎌倉期の阿弥陀三尊像のようです。この他にもきっと興味の持てる石仏があるのであろうと思い竹林公園へ出かけたというわけです。

(2)竹林公園の石仏たち

 石仏だけでなく、五輪塔や宝篋印塔、石灯籠、板碑なども同時に出土したようで、二条城築城に際して、近くにあったあれこれの石をかき集めたのではなかろうかという印象を持った。最初から割れていたのか、工事の際に割られたのかまともな姿のものは少ないようであった。思っていたより阿弥陀さんが多く、地蔵さんが少ない。350体が安置されているということであった。
 頭だけが残り埋められた地蔵 トルソ状態の阿弥陀群   頭部と顔が破壊されている

(3)いい表情の仏たち


     
石仏巡り HPぼちぼちいこか