かくれんぼ

もういいかい?まあだだよ。
もういいかい?まあだだよ。
あ〜あ、ボクはオニばっかり。
「もういいよ」って言いたいのはボクの方だよ。

2005・5・28(土)

 子どもの頃、いつもオニばっかりやらされる子がいました。とにかくやらされる子は「どんくさい(運動神経などが鈍い)」のです。何回もやっているうちに、その子にオニをやらせ続けるようにもっていったらおもしろいことに気づき、かくれんぼは続きます。
 でもその子も対抗手段をもっていて、「泣く」のです。また時には「小憎たらしいこと」を言うのです。しまいにお母ちゃんに言いに帰ります。「だれがうちの子いじめてるんや!」ってことになりますから、お母ちゃんが出てきたら大変です。そこでまあ適当になだめたりすかしたりします。しまいにお母ちゃんの方も、我が子のふがいなさにあきれたり、近所の悪ガキどものいじめの陰湿さに憤慨して「もう、泣くんやったら遊ばんとき!」になります。
 近所の異年齢集団のこういう遊びがなくなって、子どもの遊びは学校中心になりました。近所なら大きい子がいて、ハドメもありました。親の目もすぐ近くにありました。いじめなれたり、いじめられ慣れたりする必要はないと思いますが、とにかく免疫のない状態の子ども達は学校でいじめごっこをするのです。いじめる快感、いじめる不快感・罪悪感、いじめられる屈辱感・いじめられておこる反発心・反骨精神…適度なら人間の成長発達にとって欠かせない感情ですが、そんなこと言ってられないのが、学校現場です。
117,人騒がせ四人組  
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