デジカメ写真劇場238

落語的
Transformation

甚兵衛さん:さておまはんら、これ何に見える?
清八:そうでんな。まあ、花瓶のできそこないちゅうとこでっしゃろか。 
喜六:兄貴ちゃいまっせ。カエルの背中合わせ。 
甚兵衛:おまはんらのいいそうなこっちゃな。 
喜六:そんな偉そうにゆうて、甚兵衛さん、知ってなはんのでっか? 
甚兵衛:これはやな、トランスフォーメーションというありがたいもんや。 
清八:何がありがたいんです? 
甚兵衛:トラがフォーメーション変えて成功する。これで阪神優勝や! 
バンザイ!バンザイ!バンザイ!(万歳三唱) 
 京都迎賓館でこの作品が庭にありました。作者は清水六兵衛氏。
 まず、題の「トランスフォーメーション」の意味が分からん。調べてみました。@技術革新に対応し経済構造を近代化すること。A形、色を自分の美意識を通して、元の形とは別のものを組み立てること。本来、変革、変容、変換の意。とありました。
ま、おそらくAの意味なのでしょう。
 ということは、喜六、清八ご両人の見立ても満更でもなさそうです。向こう側から見たらどうなってるのかわからないのですが、私は向こうにも同じ形のものがあって、人間が背中合わせに三人が座っているのかと思いました。もう一つ思いついたのは、、首のない人物(人格をなくすため)があぐらをかいて座っているというものでした。
 
239,そんな顔してたん?  
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