伝説によれば、昔大陸からの渡来人が蒲生の海岸に漂着し、その異様な風貌に村人達は恐れました。このことと、それ以前からあった「マレビト信仰」の一つである小正月の訪問者とが重なり、年中行事化したものを「アッポッシャ」といいます。江戸時代から行われていると伝えられ、オニのような仮面を「オモメさん」とも「アマメさん」とも呼びます。
現在2月6日(旧正月の1月6日)に、海岸から子供のいる家を訪れ、家族は平素のいたずらをする子をたしなめてもらい、アッポ(餅)を与え許してもらいます。能登の「あまめはぎ」・秋田の「なまはげ」と共通する部分があります。(福井県越廼村「越廼ふるさと資料館にて」)
悪イ子、イマセンカ。 悪イ子、タシナメマス。 私、私ノコト、コワイト思ウ子ニハ トリワケ強イ。 何ニモ思ワナイ子、アッポじゃ。 |
2004・2・17
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