伏見ぶらぶら35

台風18号伏見が水害に

2013・9・16(月・祝)

 いやあ、びっくりしました。台風18号の大雨。大雨特別警報という先月末に制度化された警報の初適応が京都になりました。台風18号の被害は京都が最大だったらしいです。
 私が小学生だった頃、台風が来ると、新川が氾濫して、浸水するということが何回かあったと記憶しています。治水対策が不十分だったのでしょうね。しかしここ最近こんな水害は伏見区ではなかったように思います。何十年ぶりかの水害だとTVで言ってました。
 玉の光酒蔵前の冠水  月桂冠酒蔵前の疏水がこんな満水になるとは(丹波橋)
   
 夜中に雨が降り続けていたのは知っていたのですが、幸い私の住んでいるところは何もなく朝を迎えました。朝のニュースで嵐山がえらいことになっているということを知りました。同時に桂川下流域の伏見羽束師、久我の杜、久我地域も避難勧告が出ているというニュースが飛び込んできましたが、嵐山のように映像が映らないので様子が分かりません。桂川流域が大変なことになっていることは予想が立ちました。そのうちに右京・西京・南・伏見区に避難区域が拡大してきました。桂川流域はどこも危険であるようです。
 それでも自分の身近に水が氾濫しているわけでもないので呑気にニュースを見ていました。
 昼前に買い物に出かけました。
 自分の出身校である伏見住吉小学校の前を通ってびっくりしました。住吉小学校の前に疏水が流れていて、水量調節施設があります。疏水が溢れそうになっているのです。もう道路まであとわずかになっていて、こんな疏水を見るのは私は初めてでした。買い物の帰り、旧インクライン跡の水位にもびっくりしました。その後、墨染発電所のあるところを通ったのですが、疏水の水位はほとんどありませんでした。きっと、琵琶湖疏水の水を伏見に流し続ければ伏見の町は水浸しになると言う判断で上流で鴨川へ流したのでしょう。
 家へ帰ってから疏水の写真を撮りに出かけました。私は旧インクライン付近から津知橋、上板橋、丹波橋、下板橋、土橋、聚楽橋と進みました。いやあ、疏水下流域を見て、びっくりしました。被害は何も桂川流域だけではなかったのです。道路が冠水しているところ、家の庭に水が入り込んでいるところ、水に浸かった車。川が溢れて冠水しているのか、下水が逆流したために冠水しているのか判断できませんでしたが、竹田街道は何カ所も冠水していました。
旧インクライン跡・近鉄鉄橋と石材置場(水に浸かっている)
住吉小学校・疏水・新川・津知橋・上板橋…みな懐かしい響き…こんな水がいっぱいとは
土橋に消防車。聚楽橋では疏水の水が氾濫。
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