伏見ぶらぶら34
伏見稲荷大社お田植え祭
伏見稲荷大社神田 伏見稲荷大社のお田植えは,「小槻干恒宿禰記」に永正14年(1517)6月5日に行われたことが見えますが,いつの頃よりか廃絶し,昭和5年昭和天皇御即位御大礼記念事業の一つとして向日市寺戸町二枚田に五反歩ほどの神田が設置されました。しかし、諸般の事情により昭和二十三年緑豊かなこの稲荷山麓に移設されました。神田の広さは約3.3アール(100坪)約150キロ(二俵半)の収穫が予想されます。神田より収穫された初穂は諸祭典の神撰米として用います。 ◎水口播種祭 4月12日午前11時 斎種(ゆたね・籾)を苗代に蒔くにあたり,大神のご加護により立派な稲に成長するのを祈願するお祭りです。 あとまつり あとまつり あな静けさや 斎種をおろす 水の音 御代御穏(みよおだい) 御代御穏(みよおだい) 天のした御穏 ◎田植祭 6月10日午後1時 生育した早苗を神田に植え付け豊かな稔りを祈願するお祭りです。汗衫(かぎみ)をつけた神楽女が「御田舞(おたまい)」を奏します。 山城や 稲荷の神のみ田祭り いざ諸共に 行きて舞わばや 八束穂(やつかほ)の 稲荷のみ田におり立ちて 舞いつ奏でつ 植うる早乙女 稲荷山 かげを浸せる斎田(いわいだ)に 八束垂穂(やつかたりほ)の秋の色みゆ ◎抜穂祭 10月25日 午前10時 大神の恩頼と自然の恵みをいただいき,豊かに生育した稲を収穫するお祭りです。初穂は新嘗祭に備えられ,稲束はお火焚祭で焚き上げられます。 けふはよき日ぞ けふはよき時ぞ 心よけ 神楽歌はむ 神楽歌はむ |
私が伏見稲荷大社に着いたら2時を過ぎていました。神田から笙や篳篥の音色が聞こえてきました。あれ!もう終わりかなと急ぎました。
お田植え祭は午後1時から始まっているのですが,最初は本殿で行われ,2時から神田で行われるのです。
私の興味は神田でのお田植えをする早乙女や神楽を踊る様子でした。
さてさて,どんな祭りなのか興味津々でしたが,やっと実際の祭りを見ることができました。
四枚の写真で,私の見たお田植え祭を表現してみます。
2010・6・10(木)撮影
2010・6・11(金)作成
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