伏見ぶらぶら32

城南宮湯立神楽
(京都市伏見区中島鳥羽離宮町7рO75ー623−0846)

湯立神楽…大釜で煮立った湯を巫女さんが笹の葉の束で四方に散らし,邪気を祓い,無病息災,願望成就を願う神楽。城南宮の湯立神楽は,昭和54年に再開されたものだそうです。
 湯立神楽(ゆたてかぐら)が1月20日午後2時から城南宮で行われると知って行ってきました。
 ちょうど2時に城南宮に到着。笙篳篥太鼓など雅楽の演奏が始まっておりました。
 もう大釜からは湯気が立ち,巫女さんもスタンバイしておられます。参拝者及び観光客など約300名ぐらいのものが見守る中,神事が進行しました。
 神官が,何度も本殿に向かって拝礼を繰り返されたあと,いよいよ「神楽」が始まりました。

 (1)祓神楽 

四人の巫女によって扇を持った舞,神楽鈴を持った舞が行われます。

(2)湯立神楽

襷(たすき)掛けの巫女が「文政六年癸未二月」(1823年)の銘を持つ直径70a近い大釜の前に進み出ます。

■塩で清める

塩をまいて釜を清めます。

■灼取りの儀

柄杓で天の水を掬って大釜の湯に注ぎ入れる所作をします。

■米・酒を入れる

■御幣を持って舞う

笛・太鼓の音にあわせ、神憑(かみがか)りするかのように御幣を手にして舞います。

■クライマックス湯立神楽

巫女さんは,両手に笹の束を持ち,笹の葉を釜の中へつけ,勢いよく釜の湯を散らします。
これで邪気を祓い,無病息災,願望成就を祈ります。昭和54年に再開された神事です。

2007・1・20(土)撮影
2007・1・21(日)作成

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