姫路市立動物園のかばさん キボコ

ついでに姫路城

 姫路城も見たいし市立動物園のかばさんキボコにも会いたいしというので姫路へ出かけました。
 姫路城はさすが我が国の世界文化遺産第1号(法隆寺とともに)らしくお城というのはこんなスケールだったんだなあということを感じさせてくれるものでした。
 姫路城の東に姫路市立動物園はあります。三の丸公園とか何とか書いてあったと思います。つまりお城の敷地内に動物園があるという感じの動物園です。堀を使って水鳥や鯉などが飼われていました。だからかばもそこで泳がしてもらっているのかなとちょっと思いました。入園料は200円でした。 

2003・3・27

□姫路市立動物園入り口付近

左に姫路城右に市立動物園
姫路市立動物園入り口

□カバ舎に近づいてきた!

この図の左上にかば舎がある。
左入り口爬虫類館。右のスロープでかばプールへ

□キボコだ!

 2003年3月27日午後1時半。もったいぶった紹介で申し訳ないのですが、キボコ寝てました。何とまあこの警戒心のなさはどうでしょうか?野生のかばは昼間水の中で寝て夜にエサを求めて草原を歩き回ると読んだのですが、まあだらしないというか何というか・・・。日本は平和です。
 「おおい、起きて!」と言ったら、ちょっと顔を上げてあいさつ(?)して、今度は足を体の中へ入れてまた寝てしまいました。右目から涙が出続けていたのが気になりました。
 笑うしかなくてしばらく見てから失礼しました。かなり近くで対面できた感想は小さいかばさんだなあということです。1頭だけというのはどうなのでしょうか。寂しいとかないのでしょうか。
よだれ垂れながら寝てました、キボコ。
起きてるのか?いやまだ寝てるなあ。
 私がキボコについて調べられることは以下の通りです。
 豊橋動物園で83・11・18生まれ。ということは今年20才になるメスかばさんです。 豊橋動物園のオス大吉(74・5・9仙台動物園生)と豊子(74・7・30東山動物園の先代重吉福子の第11子)の子。姫路セントラルパークを経て姫路市立動物園に来たらしいということです。
(「だからかばの話」宮嶋康彦著朝日文庫1999年5月現在国内動物園全カバ系図より)

世界遺産国宝姫路城

「姫路城のメモ」(入場券の裏にありました)

築   城 1601年 池田輝政(徳川家康の女婿)築城の工を起こす
1609年 天守閣竣工
1618年 本田忠政 嫡子忠刻とその室千姫(徳川秀忠長女)のために西の丸を造営し、今日に残る城郭の全容が整う。
敷   地 内濠以内 約7万坪(23ha) 外濠以内(70ha)
文 化 財 国宝8棟(天守閣群) 重要文化財74棟(その他の建造物)
大 天 守 高さ46m(石垣14.5m 建物31.5m 海抜92m)
大天守の鯱 高さ1.9m 重さ375kg
入場料大人600円
入城時間 午前9時〜午後4時(閉門5時)
但し6月〜8月は午後5時(閉門6時)
休城日12月29日〜31日
見学所要時間約1時間30分(と書いてありましたが私は2時間半でした)

□姫路城スナップ

天守閣前に咲いていた十日桜

□お菊の井戸がありました

 映画やお芝居で有名な「番町皿屋敷」そして落語「皿屋敷」のもとになっているお菊さんの井戸って姫路城だったのですね。知りませんでした。私は江戸時代のお話で番町にある江戸屋敷の話だとばかり思っていました。子どものころに見た映画がそういう風になってたと思うのです。お芝居ではそういう風にできているのかな。よくわからないのですが実際の話は1500年頃つまり室町時代戦国時代ごろのお家騒動の話のようにこの井戸の近くの掲示板にありました。「一枚、に〜まい、さ〜んまい・・・・一枚たりない・・・うらめしや・・・」というあれ恐かったなあ。
 それに比べて落語の「皿屋敷」の方のお菊さんは風邪をひいて二日分皿を数えるという人です。そして「ポンポンポンポンいいなはんな!」と町内の若い衆を一蹴します。この話を得意にしておられる桂春団治師匠のお菊さんはその豹変ぶりが見事です。

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