営業時間 3:30〜11:00
定休日 金曜日
所在地 伏見区菊屋町849
お風呂の種類 サウナ 水風呂 薬湯 電気風呂 深い風呂 ジェット泡風呂
駐車場 なし
アクセス 市バス京都駅から81竹田駅から南8住吉下車徒歩3分

□かばのしっぽ入湯記

 このお風呂のすぐ近くに友だちがいたので時々この前通ってたのですが、初めて来ました。竹田街道沿いにあるお風呂です。
 下駄箱も脱衣場のかごを入れるロッカーの数も30です。番台の中に人はいません。テレビがあって、ご主人が男風呂から見ています。男風呂と女風呂は絶対見えないように厳重にカーテンで仕切られていました。最近の銭湯は絶対ちょっとのぞくてなことはできないようにしてあります。故桂枝雀さん演じるところの「茶漬けえんま」(小佐田定雄作)にこんなやりとりがあります。主人公松本留五郎が地獄の閻魔の庁で生前の所業を取り調べられます。えんまさん曰く「ほうほう、大きなお金出しておつりもらう間に男湯から女湯を覗いた。ちょいちょいこういうのあります。罪深いですよ、こういうこと」と言う下りがあってそういえば昔の銭湯が案外そういうことルーズやったなと思い出してました。昔みたいなことしてたら、男湯は男が喜んで増えるかもしれないけど女湯はさっぱり人が来なくなるでしょうね。ああ、そうか女湯に人が来なくなったら男もいかなくなるのか。そんなこんながあるのでしょう。ご主人は女湯から離れてました。最近のお風呂屋さんはフロント形式になってきているのもそういう影響でしょうね。
 さて、菊湯です。
 お風呂に入ろうとしたら、どっかのおじさんがガラス越しにこっち見ててぎょっとしました。
どうやら、水風呂から脱衣場が見えるようです。右側のサウナにも窓が見えます。
 つまり、入ってすぐ右にサウナ、左に水風呂があります。そして左側はかべにそって洗い場が続きます。右側は洗い場が少しあって、女風呂の塀沿いに4つのお風呂が続きます。手前から薬湯、電気風呂、深く熱い風呂、そして、浅くてややぬるめのジェット泡風呂です。
 薬湯は茶色い色をしています。電気風呂はズーット持続的に電気がきます。ここのジェット泡風呂は気に入りました。ちょうど肩胛骨の間にジェットがきます。これいい気持ちです。座っていい気分でジェット楽しみました。ミネラル湯だそうで、大きな宣伝がしてあります。
 サウナの温度は91度でした。3人入ればいっぱいになります。でも私一人でした。独占状態で楽しみました。水風呂は冷たくて気持ちがいい。
 お風呂上がって、帰り際にご主人に聞きました。
「ここの建物はいつごろのものですか」
「昭和初期のもんやと思います」
「ロゴがかっこいいですね」
「そうですか・・・」
「鉄筋コンクリートですか?」
「そうです。」
「そうすると、ご主人で3代目ぐらいになりますのん?」
「私はここ買うてきました。代は3,4代ちがいますか」
宝湯・新地湯そして、この菊湯おそらく同じ頃に建てられたのではないかと思う。
ここも前の下駄箱のあるところは後に建て増ししたようだ。 

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