かばのしっぽの『彫る』
Since2014・10・6(月)

   円空仏を手元に置いておきたいと思ったが、それは無理。そうか自分で彫れば良いんだ!と無謀なことを考えたのが彫り始めた当初の理由だった。
 家で彫りたい円空仏に挑戦することが今は楽しい。円空のようには彫れなくてもだれかに迷惑をかけるわけではない。
(1)円空のように自由に彫りたい
(2)勾玉
 

2017年彫る

青面金剛神
(9月)
 下呂市個人宅に残された「青面金剛神像」を真似てみました。三面の内の正面は、普通に彫り、左右の面は円空が顔を省略するときの彫り方をしています。実物は下呂市にある飛騨合掌村で見ました。実物はもっとスタイルが良く正面の顔もスリムで不思議に優しさをたたえています。
 青面金剛神は民間信仰の神で「庚申」の日に活躍される神だそうですが、円空は比較的多く彫っています。きっと彫って欲しいと頼まれたのかなと思っています。とりわけ飛騨下呂周辺に多いように思うのですが、これは庚申信仰の広がりと関係するのでしょう。
薬師如来((善女龍王)
(8月)
 不思議な像で岐阜県郡上市白照庵蔵(三日市)ですが、私は美並ふるさと館で拝観しました。薬師如来の頭周りに龍が巻き付いているのです。日照り水害から村を守る龍神と病気やケガから守ってくださる薬師如来を両方一体で表すこの像は、当時の人々にとっては頼りになる仏様だったことでしょう。
 円空の彫りの丁寧で延宝期で、白山の託宣を受けより自信に満ちたころの作品です。
 それを真似て彫って見たのですが、ふくよかなお顔で童子のようになります。大きな薬壺で御利益がありそうです。薬壺を布のようなもので受けています。
(7)龍頭観音と護法神 
(7月)
 護法神と護法大神に中尊をと考えてこれだけ雨の被害が 福岡県朝倉市意外にも日本各地で多発する年も珍しいと思い、龍頭観音を彫ることにした。
 龍頭観音というのは観音三十三変化の一つらしいのだが、その姿は龍に載っているものが多いようだ。円空は頭に龍を冠する観音像を彫っている。
 
(6)かわいい観音像 
(7月)
  随分前に「かわいい仏像を彫る」というような名前の本を買った。その時に確かお地蔵さんと観音さんを彫ったことがあった。
 それが残っていたので、もう一度彫り直してみた。

(5)護法神・護法大善神を彫る
(2017・5月・6月)

 桧で底面10Cm四方の正方形で高さ20cm程の材が以前から家にある。難儀なことにこの材、縦横逆で、縦が10cm横が20cmというものである。どうしようも使いようがないので、ずっとそのまま置いてあった。
 5月になって電動鋸で、この木を△に二つに伐れば何とかなるかも知れないと思い伐ってみた。こうなると何とかしようと思うようになり、まず、左の高山市住吉神社の護法神を彫ってみることにした。残念ながら実物は一度も見たことがない。でも私の好きな円空仏で、機会があればぜひと思っている。
 ご覧の通り顔ばかり大きくて体全体のバランスは悪い。
 残りの材で、左の像、埼玉県春日部市観音院にある護法大善神と背中に書かれた像を真似てみた。最初稲荷神かと思った。愛宕神かもしれないし、烏天狗かも知れないとも思った。しかし護法大善神と円空自身が背中に書いている。
 同じ護法神なのであるが、全く違う像容である。

(4)十二神将辰像
(2017・2・14)

 名古屋市鉈薬師にある十二神将のうちの婆娑羅大将(辰像)を真似て彫ってみました。彫っているうちにこれは角かとかヒゲかとか、体の一部なのだなあという気づきがありました。巴模様は雲を抽象的に表現しているのだろうと思いますが、この像は円空が北海道から帰ってきてすぐに彫ったものです。アイヌ民族の模様に酷似しており、その影響もあるかなと思います。龍の体を円空とは違う鱗模様にしてみたのですが、ワニに先祖帰りしてしまいました。残念ながら底から撮った写真がなくて最初の木取りが実物とは違うだろうと思います。家族が道祖神見たいやな」と言っています。

(3)地蔵菩薩座像
(2017・2・2)

 もうすぐ二人目の孫が生まれる。それに合わせて急いでお地蔵様を彫ることにした。どこのお地蔵さんがいいかなと考えて、津島地蔵堂におられる千体地蔵の中尊を参考にすることにした。大きさも丁度二十センチ余りの木があった。この千体地蔵さんを私は見たことがない。お堂の前まで行ったが、開扉の日ではなかった。彫り上がって玄関に置いておいたら、娘は「お父さんに似ている」と言う。

(2)矜羯羅童子(尼僧)像
(2017・1・23)

 2005年関市上之保の鳥屋市不動堂で21体もの円空仏が盗難にあった。円空の代表作を多く含むこの仏像群の中にの矜羯羅童子像があった。それを真似て彫ってみた。この像は最初尼僧と呼ばれていた。しかし他の像との関係で見ていくとどうやら矜羯羅童子に落ち着いたようだ。
 この尼僧像顔が母親に似ていると妻が言う。そう言えば似ている。それで今、お世話になっている介護施設の母親の部屋に置いてある。
 (1)蔵王権現
(2017・1・11)
 この像は埼玉県春日部市の観音院にある。ここには他にも多くの素晴らしい作品群が残されているうちの一体である。2011年埼玉県立歴史と民俗の博物館であった「円空展」でお目にかかってはいるが、機会があれば是非現地でと思っている。円空の仏像構成力のおもしろさを感じる像である。

2016年彫る

(2)観音菩薩立像 

 これは円空の観音菩薩を見よう見まねに真似て自由に彫ったものです。仏像教室ですっかり自信を失いやる気がなくなっていました。しかしせっかく木材もいただいたし、もともと円空仏を彫りたいと思って始めたことですから、原点に戻って円空さんを彫って見ました。彫り上げてよくみると、大相撲の嘉風関に似ている。
     

(1)両面宿儺

 飛騨千光寺にある両面宿儺、円空の最高傑作と多くの方が評価されている像です。私は2回拝観させていただいたが、実際彫ってみてよく分からなかったのはその両側面。私は結局分からぬままごまかして後背を大きくした。実はこの材料板を4枚貼り合わせた。宿儺だけ桧で、磐座や後背はコーナンで買ってきた節だらけの建築材。まあ、約1ヶ月楽しく彫れたので満足している。 
   

2015彫る

(1)八面荒神

 この荒神さんは岐阜県郡上市美並町にある「美並ふるさんと館」に本物がある。不思議な魅力のある荒神さんで、円空30代後半の師でありパトロンであったであろう西神頭家所蔵像である。鋭く気概のこもった独特な眼力のある像で円空初期像によくこの目が彫られている。私は恐ろしいと言うより、執念というか怨念というか「恨み・辛み」の籠もった眼のように思っている。
 荒神であるから台所を守り家を火災から護るという役目なのであろう。私は最近のことから言えば、料理を食中毒から護るという願いを込めて祀るということもいいなと思った次第であるが、我が家ではこれを置く場所が台所にない。今、私の机の上にあって、私を護ってくださっておられる。29.5cm建築材を4枚貼り合わせて彫った。2015・12・15開眼。
 

(2)大黒さん

B阿弥陀如来

 この阿弥陀さん、大きさは30cm余。いただいた桧柱の余材を半年ほど前に貼り合わせて置いてありました。板の大きさの関係で、年輪が体の向かって左は上から下、右は左右に走っています。
 3ヶ月ほど前から熱心に彫りすすめました。2015・4・1彫り終わりました。
 こういうお顔にしよう思っているわけではなく彫っているうちにお顔が決まってきます。彫り終わったときは何となく上手く彫れたような気になります。何日か経つと手を加えたくなります。手を加えると次々おかしなことになり、気になって手を入れてもろくなことないというのが今までの経験で思うことです。
 今、私の家の床の間に鎮座しておられます。

不動明王  薬師三尊 釈迦如来 
     
薬師三尊 十二神将
龍頭観音菩薩 不動三尊
観音菩薩三尊 金剛童子・護法神
かばのしっぽ描く
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ぼちぼちいこか
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