東南隅櫓 | 二条城 |
東大手門 |
二条城はそのほとんどの建物が重要文化財であり、二の丸御殿が国宝である。本丸御殿は修復中。特別名勝の二の丸庭園は小堀遠州が後水尾天皇行幸時(1626)に改修したもの。二の丸御殿の障壁画も同じく行幸時に狩野探幽が一門総出で制作したもので、1016面が重文指定である。
歴史的には、豊臣秀頼が慶長16年(1611)家康と会見している。また最後の将軍徳川慶喜の大政奉還が二の丸御殿で行われたことも有名である。また後水尾天皇の行幸、大正天皇即位の大典も行われた。現在京都市元離宮二条城というのが正式名称で世界遺産にも指定されている。
久しぶりに二条城に足を運んだ。小学生の時に遠足、社会見学で来たのが最初だったが、その後は行くこともなく日が過ぎた。梅や桜の時期に行ったことがあったが、それ程心に残ったわけでもなかった。
今回行ってみて思ったのは、分かりやすくなっていることである。以前は狩野派の障壁画がすごいと言われても、黒ずんでよく分からなかったのだが、模写した絵が飾られていてよく分かる。(原画が見たい人は障壁画の展示収蔵館がある)金具も金ぴかで美しい。お城は豪華絢爛なのがよいと思う。特に二条城のような最高権力者の城は当時のキンキラしているのががいい。唐門も色が塗り替えられて豪華だ。
(1)唐門
(2)二の丸御殿と庭園
(3)本丸櫓門と内堀
(4)天守閣跡と展望(西南方向)
二条城にはかつて伏見城から移された五重六層の天守があったが、寛延3年(1750)落雷で焼失した。その後再建されず石垣だけが残っている。
こんなものが二条城にあることを知りませんでした。御所の中にもあるらしいので今度気をつけてみようと思います。洛西ニュータウンの竹林公園にはその時発見された石仏があるらしいのでそれも見に行きたいものです。