かばのしっぽ日記
2021年
 
     かばのしっぽは うんちをまき散らすための大切な働きをします。まきふんは大切な威嚇の方法なのだそうです。
 でもおかしなやつです。
『オレは強いんだ』と言ってうんこまきちらすなんて。何かユーモラスです。
 自分にとっては大切な行動でも他人様から見たら滑稽なことって私もしてそうで「かばのしっぽ」みたいな存在かもしれないなあオレって」と、思う今日この頃であります。
 
月 日(曜日) 日             記
2月25日(木)
梅を楽しむ 
 北野天満宮へ梅を見に行ってきた。去年は梅を見に行く余裕もなかったのだが、北野の天神さんの社内の様子が変わっていた。梅が多数植栽されている有料庭園があるのだがそれが拡大されて、摂社へ行く道が閉鎖されていた。
 庭園へ入らなくても十分梅が楽しめるのが北野天満宮のよいところだったのに惜しいことだ。
 もう二十年ほど前に鶯色の鳥が5,6羽梅の花の中を飛び回っているのを見て、ウグイスだと思ったらメジロだったと知ったことがある。「梅に鶯」は花札でも有名だが、梅にメジロの方がよく見かける。
 帰りに京都御苑の梅園も見に行った。大きな望遠レンズを構えたお兄さんが高速シャッターを連写しながら撮っている。その先をよく見たら小ぶりで鶯色した鳥がせわしくあちこちの枝から枝を飛び回っている。ああ、初めて「梅に鶯」に出会えたと思った。私もスマホで撮ろうかと思ったが諦めた。手に負えない。ウグイスがないているのはよく耳にするのだが、めったにその姿を捉えることが出来ない。
 近いうちに府立植物園の梅園へ行ってみようかと思う。  
 2月16日(火)
ワクチン接種
 国会答弁で総理大臣が明日2月17日(水)からワクチン接種を開始すると述べた。医療従事者から始めるらしい。16歳以上で、既に新型コロナに感染した人も含む。費用は国が負担し無料。医療従事者の後、4月から65歳以上の高齢者の接種が開始予定。その後、厚労省が対象に指定した持病のある人、高齢者施設の職員と続き、その後一般向けの接種という予定だそうだ。
 接種「努力義務」が課せられるが「強制」ではなく罰則規定もない。
 世論調査では、接種したいという人が60%、したくない人が30%らしい。私が気になったのは医療従事者の比率もほぼ同様だというところである。医療従事者が受けたくないというのはどういうことなのか、ここを深掘りした報道を期待しているが、今のところ見ない。
 街頭インタビューでは、副作用に対する不安があることや、高齢者なら受けるが感染リスクが低く重症化しにくい高齢でないものは、この程度なら受けないという答えがあった。
 医療の専門職にいる人が、不安を感じていたり、接種が不必要だと答える理由は開示されるべきだと私は思っている。コロナ患者と日々接しておられる方々は、その患者や家族の苦しみや悲しみに日々接し、ご自身も感染リスクが高い現場におられるにも関わらず「受けない」という判断をされるのは、余程の何かがあるのだろう。
 ワクチン接種は、個人がウイルスに罹りたくないということもあるが、社会から蔓延をなくすための現在手に入る最適の手段であると私は考えている。それでも「受けない」という医療専門家の意見がぜひ聞きたい。
 下手に公表するとネットなどで叩かれたり営業妨害を受けるという事情もあるとは思う。しかしご自身は「接種しない」と判断しておられる医療行為を接種するものには施されるのも矛盾しているのではないかと考える。 
1月30日(土)
サラリーマン川柳 
 第一生命保険が今年のサラリーマン川柳100選を発表した。今回の応募作の8割がコロナ禍のくらしを詠ったものだったという。この中から最優秀賞などが選ばれる。
 自宅前に「ことば遊び掲示板」なるものを出している。必ず川柳を取り上げるのだが、読んで下さっている方が、産経新聞の記事を届けて下さった。その中から選んでみた。*のひとことは私。
■コロナ禍の働き方改革
・コロナ禍が程よく上司をディスタンス  *とりあえず三密ついでに距離をとる。
・会社へは来るなと上司行けと妻
    *家にずっといられてもねえ、奥さん。
■テレワークってどう?
・マイクON部長の悪口配信中     *オンライン会議の思わぬ落とし穴。
・テレワークいつもと違う父を知る  *いつもと違う父がグッドなのかバッドなのか?
■新入社員
・いつだろう同期の素顔見れるのは  *大学生も入学はしたものの・・・でした。
・社会人出社したのはまだ五回     *ホントに私は採用されたのかな?
■これから先に見えるもの
・自粛中見えた夫の定年後          *ヤバイヨ、ヤバイヨ。
・我が部署は次世代おらず5爺(ファイブジイ) *次世代型○○が理解できない私も爺。
 本日の朝日川柳に「サラ川に負けないようにがんばろう」とあった。ライバルなんだ。
 川柳をものにするセンスのない私はただただ感心するばかりである。 
 1月28日(木)
歯がしみる
 「歯にしみを感じるようになったら歯槽膿漏だ」と聞いて、もうすぐ歯が全部抜けて、食べ物もまともに食べられなくなる」と恐れた。いよいよ歯に来たか……と思った。
 歯科医に行くことを躊躇した。虫歯のように歯が欠けるとか、穴があいているとかではない、神経が過敏になっているだけかもしれない、と頭のどこかで期待している自分がいる。 それでもお医者さんに行かないことにはどうしようもないと諦めて先週木曜日に予約して出かけた。
 歯がしみている原因は2つであった。一つは歯肉が後退して神経が出ていること。これが歯槽膿漏の始まりのようだ。もう一つ、これが主因だったのだが、親知らずが虫歯になっていた。歯間から虫歯になっていたので、外からは分からなかったのである。
 親知らずを抜くか(すでに下の親知らずを抜いているので上だけあっても役に立っていないとの説明)、虫歯治療をするかの二択であった。以前親知らずを抜歯して、大きな穴があいた。すぐに直ったが、抜歯の際、歯を砕くという過程があって怖かった。
 「抜いた方が確実なのですが」とお医者さんはおっしゃりながら、虫歯治療をされた。
 神経を殺す時、飛び上がるほど独特の痛みを感じた。計4回通院して治療は完了し、歯がしみるのは随分ましになった。
 歯垢除去をしてもらい、歯科衛生士さんから歯磨き指導を受けた。歯間ブラシと糸ようじを使うようにとのことであった。何度か同じ指導を受けているのだが、朝晩2回の歯磨きが精一杯の私は、さてどうしたものかと覚悟のほどが定まらずにいる。  
 1月21日(木)
眠らない薬局
 1月19日(火)朝日新聞夕刊の1面に「眠らない薬局 頼りたい人がいる」という記事がほぼ全面で出た。東京・歌舞伎町にある調剤薬局で、夜から朝(午後8時~午前9時)にだけ営業しているらしい。2014年から営業しているという。
 19年秋から薬局に通う女子学生がいたそうだ。風俗店で働きうつ状態で抗不安剤や睡眠薬を処方されていた。昨年(2020)2月「風俗辞めてキャバクラで働くことになった。精神的に少し楽になりました」と話したという。店主も「良かったね」と返したそうだ。それから一週間後、警察から、女子学生の自殺を知らせる連絡があったという。
 この記事に出てくる薬局を訪れる女性たちは、風俗店に勤める人、AVタレントなど性風俗関連の人が多いようだ。店主は彼女たちの話し相手になっている。
 「好きでもない人を相手にする仕事は、精神が病んでも当たり前」「それでも働かざるを得ない人たちがたくさんいる」店主の言葉だ。12月取材した日、来店客は26人。
 コロナ禍の緊急事態宣言発出で、ますます追い込まれて精神を病んでいくであろう人たちがいる。 
1月20日(水)
「仏像に封印された謎」 
 1月16日(土)NHKEテレで名古屋放送局制作の「仏像に封印された謎」が放映された。そして今日1月20日(水)深夜0時から再放送される。お知り合いの方も出演されていて興味深く拝見した。
 この番組は江戸時代の作仏聖で修験僧である円空の出生の謎がこの2年ほどの間の新発見で明らかになったということを伝えていた。円空の出生や出家の動機については謎のまま課題として残ってきた。有力な主張の中に円空は岐阜羽島中観音堂付近で誕生し、母の死を動機に出家したというものがある。番組は次の2点の発見がそれを裏付ける有力な発見として紹介された。
 今まで円空が最初に彫った像は郡上市美並町の天照大神他三体の神像だという定説がある。それに対して番組では静岡の寺で見つかったという円空極初期像が取り上げられた。発見された東京博物館学芸員の方に円空学会顧問が「確かに円空極初期像に間違いない」とお墨付きを与えておられた。「近世畸人伝」に円空は若い頃富士山で修行したという記述があり、それを裏付ける資料としてと円空最初の彫像であると紹介された。 残念ながらお顔が虫食い状態なのか分からなくなっているようだ。蓮座の横の出っ張り、背面の刻線は初期像の特徴である。しかしあまりに小さい。私は何体か極初期像と呼ばれる像を見たが、こんな小さい像は見たことがなかった。これは晩年に飛騨で多く作られ各戸に残っている像の大きさだなと思った。顔がはっきりしていたら、目が二重線かどうかなどはっきりするのだが。静岡で極初期像の発見は驚きだ。機会があればぜひ拝見したいと思う。富士山周辺で多くの円空像が発見されれば、もっとはっきりするのだが。
 もう一つ取り上げられたのは、円空生誕地候補の一つ中観音堂の十一面観音の胎内納入品の中の鏡と九重守であった。
 納入品の鏡については聞いていたのだが、九重守については初めて知った。インターネットで九重守について調べてみた。修験道の聖地大峯山寺で下賜される「最強のお守り」だそうで、女人禁制の寺で現在三千円らしい。番組では京都の版木を持つ印刷所が紹介されていた。先の東博の研究者の方は、江戸時代高貴な女性が所持したと説明されていた。円空の母は鏡を遺し成婚時に九重守を持参するような生活をする女性だったのであろうか。
 胎内納入品の中には戸隠神社の午王宝印符、起請文、般若心経、丸石、玉石、通貨、筆、阿弥陀如来像などもあったと聞いている。これらとの関係を総合的に考えて、判断することが「謎」解明には不可欠だと思う。  
 1月20日(水)
貴景勝休場
 今場所綱獲りを期待された大関貴景勝。9日目で2勝7敗で万事休す。左足首の負傷のため休場。誠に残念。特に応援しているわけではないが、押し相撲でどこまで伸びるのか興味があった。子どもの頃、松登というアンコ型の体型で押し相撲の大関がいた。強いときはめっぽう強いが、脆く負けるときは情けなかった。
 これからも突き押しで横綱を目指すのか、四つに組み止めて出足を磨くのか来場所を見てみたい。太りすぎという論評が新聞にあった。体重減らすのも不安だろうなと思いながら読んだ。
 朝乃山の相撲がやっと落ち着いてきた。今まで勝負を焦っているように見えた。
 正代は勝つには勝つが、どこか危なげで負けた相手は、「もう少しだ」とか「惜しかった」「今度は」と思っていそうに思う。「正代にはかなわない」と思わせるような相撲を取ることがこれからの財産になると思う。
 大栄翔は強い。押し、突き、ぶちかましそれぞれに威力があり圧倒している。
 今日から後半戦。さてどういう展開になるのか、おもしろい。 
 1月13日(水)
大相撲初場所
 「こんな時期になぜ大相撲が開催されるのか全く分からない」とTVのインタビューで語っておられた方がおられた。確かに。不要不急の範疇に大相撲も入ると言えば入る。他のスポーツやイベントが自粛する中で大相撲だけ特別扱いかというのも分かる。まして感染者や濃厚接触者の疑いで900人中65人が休場しているにもかかわらず……である。白鳳が感染していたというのはそれだけでアウトだという意見もあろう。
 しかし私はTV観戦を楽しんでいる。夕方5時から大相撲中継を見ている。白鳳がいなくても面白い。それにしても3人の大関が脆い。何が狂ったのか負けている。3日目など全員負けた。3連敗の貴景勝、1勝2敗の朝乃山、2勝1敗の正代。3日目の貴景勝の張り手はひどかった。品がなかった。相手を血みどろにさせルとは……。勝たなくてよかった。勝っていたらもっと批判されただろう。大栄翔が三大関を撃破、それも圧勝した。照富士は1敗したものの安定感がある。一体誰が一番強いのか分からないという面白さが今の大相撲にはある。
 60日の本場所興行で稼がなかったら相撲協会の屋台骨が揺らぐ。緊急事態宣言が発出されたが、多少の批判には目をつぶってやるしかないのだろうな相撲協会。 
1月10日(日)
名刺 
 名刺に縁の無い生活だった。時に名刺を交換する場面もあったが「すみません。持っていません」できた。人に披瀝するような肩書きもなかった。電話番号かメールアドレスを知らせれば事足りた。
 一番上に書くのは大抵職業だったり所属団体名だろう。
 絵を描く人は「画家」だ。詩を書く人は「詩人」だし歌を歌う人は「歌手」だし演劇をする人は「俳優」だ。
 他人がある人をそう呼ぶなら違和感はない。しかし自分自身で名刺に書くとなると、余程の自負がないと書けない。それを生業として生計を立てていなければ「自称○○」と揶揄されかねない。「あの人、自分で『詩人』やと思っていたんや」になる。格好悪いことこの上ない。
 そもそもその道の有名人は名刺など出す必要がない。みな知っているから。
 総理大臣が名刺を持っているのかどうか知らないが、きっと議員事務所の案内しか書いていないもので、プライベートはさらしてはいないだろう。案外政治家はいっぱい肩書きのある名刺を配っているかもしれない。宣伝用に。 
 1月7日(木)
もう7日か 
 お正月で2日から5日まで孫が里帰りしていた。上の子はもうすぐ4歳になる。「おじいちゃん、いっしょにお風呂入ろう」「おじいちゃん、散歩行こう」「おじいちゃん、○○しよう」のラッシュで楽しませてくれる。一昨年生まれた下の子は、まだ言葉を発しないが、「アー」の連発で用が足りる。最初は私と距離をとっていたが、日々慣れてくれた。
 その間、年1回発行の会誌の編集、校正作業が佳境に入りリモート会議やメールのやりとりで忙しかった。
 この年末、今年98歳になる母親の俳句や和歌の整理をした。母は現在介護施設でお世話になっている。ここ数年毎年1月2日その介護施設ホールで私の姉、私、妹夫婦やその家族と新年会をしてきたのだが、今年はできない。そこで、母親の俳句・短歌集を作ることにした。母は、自力では年賀状が出せなくなっている。京都新聞の歌壇欄に俳句、和歌、冠句を熱心に投句していた。入選、佳作に入ったものを残していたので、それを編集した。製本できたら、誕生日に縁のある方々に送らせていただき年賀状代わりにと思っている。 
1月2日(土)
未知の世界
 猛吹雪が来るかもしれないと言う予報があって荒れるのかなと心配していたが、昨日今日と穏やかな天気でありがたい。
 やっぱりコロナで2021年も終始するのだろうか。
 近代医学の進歩のおかげで、お医者さんに助けてもらえるという信頼は年々深まってきた。 歴史を振り返ると、奈良時代も平安時代もそれ以後にも飢饉と疫病で困難を極めた時代はあった。
 ところが少なくとも私は。すべての病気の因果関係が明らかになっていないにも関わらず、何となく疫病からは脱出したような気になっていた。ペスト、天然痘、肺結核、小児マヒ、がん等々、私が生きている間に確実に治療法が明らかになった病気も数多い。いつのまにやら何も怖いものは無いかのような全能感に犯されていたから、今の事態にオロオロしているように思う。人間がたどり着いている地平の先にはまだまだ未知の世界が広がっているということなのだろう。