かばのしっぽ日記
2024

2021・22年日記
月日(曜日)
題名
日              記
 1月28日(日)
老い
 物忘れを自覚することが増えた。人名が出てこない。歴史上の人物や地名が怪しい。落語の演目も忘れているし登場人物の名前があやしい。新聞にあるクロスワードパズルや漢字クイズの答えが出てこない。普段の生活で特段ご迷惑をおかけしているとは思わないが、自分としてはあれ?おかしいな!何やったっけが多くなりすぎてがっかりする  
 1月11日(木)
年賀状
 ここ数年、古くから年賀状を交換してきた知人から今年で年賀状を止めますというお便りが届く。十年来一度も会ったことのない方もおられるし、仕方ないことだと思うが、何か寂しいものがある。
 お付き合いのある方とは、PCや携帯のメールやラインでのやりとりがあるから普段の生活では困ることはない。
 しかし年に一度想い出すというのも良いものだなと思う。どなたに出すか考えながら1年一度名簿整理するのも生きている間だけのことだと思っている。たぶん来年も年末になったらあわてて年賀状の準備をしていることだろう。   
1月10日(日) 
数独
 しばらく前から数独というパズルを楽しんでいる。新聞にあるものを解いて楽しんでいたのだが、どうもうまくいかない。何とか最後まで桝を埋められないものかと奮闘してみたが難しい。何か自分の思考回路では解けない何かがあるのだろうと6日の日に書店へ数独の本を探しに行った。店員さんに本が置かれているコーナーを教えてもらった。難解度に応じて初級から20種類ぐらいの本があった。もちろん初級編を買ってきた。
 初級編のこの本にも難解度に応じて1~4ランクあって、1ランクはクリアできたのだが、2ランク目で壁にぶつかっている。ぼちぼちいこかと思っている。 
2024年1月5日(金)
新年
 
 1日…能登半島を震源地とする大地震。多数のお亡くなりになった方、大火災の報道があった。2日JALと海保の旅客機衝突事故が羽田であった。JALの乗客乗員に犠牲者はなかったようだが、海保の乗務員は5名お亡くなりになったようだ。
 3日から今日まで孫が里帰りしている。近くの公園に遊びに行こう、歌を歌おう、トランプなどのゲームをしよう、いっしょにお風呂に入ろう、と誘ってくれる。ありがたいことだ。 
 11月2日(木)
愛宕街道の紅葉
  古歌に「伊勢へ七度、熊野へ三度、愛宕さんへは月参り」とある。昭和初期にはケーブルもあった。愛宕さんは今よりもっと身近な信仰の山であった。3才になるまでに登ってお参りしておけば火難に遭わないとか、7月31日から8月1日にかけての参拝は『千日詣り』と呼ばれ千日分の御利益があると言われた。「火迺要慎」の護符は今も時々見かける。嵯峨から清滝へ向かう愛宕街道沿いの愛宕神社一之鳥居附近に形成された茅葺き民家群は風情があり、『嵯峨鳥居本伝統的建造物群保存地区』に指定されている。鳥居本から愛宕神社まで50丁、約5.5km。1丁目の鳥居本は愛宕山の入り口である。
 JR嵯峨嵐山駅を出発して嵯峨釈迦堂(清涼寺)へ向かう。
 嵯峨釈迦堂には、三国(インド、中国、日本)由来の国宝釈迦立像がある。もうすぐ特別拝観が始まる。この釈迦像は清凉寺式と呼ばれ、真似た像が全国各地にあり、江戸時代には出開帳が盛んに行われたらしい。昭和に入って体内から絹製の内臓が見つかった。それも含めて国宝に指定されている。この寺は源氏物語の主人公光源氏の別荘があった場所らしい。
 大きな山門の東隣が、嵯峨豆腐で有名な森嘉というお豆腐屋さん。
 西門から出たら愛宕街道らしい道に出る。道なりに歩いて行くと趣のある民家が続く。時に立派な仏像のある小さなお堂もある。二尊院や祇王寺などという有名寺院への道との別れを過ぎて、化野念仏寺に至る。化野は京の都の三大(鳥辺野・蓮台寺野・化野)葬送の地。風葬の時代から続く五輪塔や墓石、石仏八千体の無縁仏が供養されている。10月末に紅葉が始まりかけていた。8月終わりに行われる万燈会は毎年TVニュースになる。
 さらに清滝への道を進むと特別保存地区にふさわしい建物群に出会える。一の鳥居にある「平野屋」は鮎料理で有名。この茶屋と紅葉の取り合わせは最高だと思う。
 もう一ヶ寺同じ念仏寺を名乗る愛宕念仏寺。元々六波羅にあり大正時代に移ってこられた寺である。仏師で故西村公朝さんの寺である。ここには一般の参観者が彫った1200体の羅漢像があり、癒される。 
 10月18日(水)
聚楽第・平安京
 聚楽第は秀吉が建て破壊した関白の城である。僅か7年間しか存在しなかった。秀吉晩年の迷走を象徴する城だった。この城がどこにあったのか、どんな城だったのか近年の発掘調査で見えてきたこともあるようで、歩いてみた。
 京都市内は様々な時代の跡形が地下に眠る。聚楽第の跡は、平安京跡中心部と重なっているところもある。正親小学校の辺りに「聚楽第跡」の石碑があるというので行ってみた。中立売通りと交差する浄福寺通や大宮通あたりをうろうろ歩き駒札や石碑と出会った。聚楽と名の付く町名がいくつもある。
 丸太町智恵光院を上がると最近説明板が設置された掲示があった。家康の聚楽第のための屋敷があったことが書いてあった。
 千本丸太町あたりは大極殿、清涼殿があり、平安京の中心だったようだ。
 京都アスニーや京都市考古資料館へ行くと遺物と出会える。
 西本願寺にある国宝「飛雲閣」は聚楽第の建物だと思ってきたが、そうではないという意見もある。「京の三閣」という言い方がある。「金閣、銀閣、飛雲閣」の3つだ。一度特別拝観で見学した。カメラを庭の草花に向けていたら、マイクで叱られた。厳重に制限を受ける。建物を撮影するなどもってのほかであった。歌人の肖像画が描かれた華やかで優美な建物である。 
 9月27日(水)
出かける
 腰痛、膝痛が日常生活に影響し始めて歩くことが少なくなった。毎朝近くを散歩していたけれど、止めた。
 カメラが故障して使えなくなって廃棄した。重いカメラはやめて、ミラーレス一眼に変えようと思っていたが、それも億劫になっていた。一念発起して購入した。
 京都市の敬老乗車証が昨年の5000円から15000円に上がる。どうしようかと迷ったが、更新しなかったら余計に出かけなくなりそうなので更新することにした。
 新しいカメラをぶら下げて、新しい乗車証を持って昨日今日と出かけた。
 京都府立植物園、京都市動物園で久しぶりに写真を撮った。
 卓球とテニスを週に一回ずつ2時間している。この活動は腰痛や膝痛の影響がない。しかし上りの坂道の歩行が堪える。
 自分のやる気を引き起こすためのツールがカメラと乗車証だったのかなと思う。
 もう少し計画的に楽しく歩こうと思う。さて、どこへ出かけたらワクワクするだろう。 
 9月24日(日)
暑さ寒さも
 久しぶりに「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉を思いだした。
 今年のお彼岸は9月20日(水)から26日(火)で、中日が9月23日(秋分の日・土)である。ここ2日間、やっと猛暑の日々から涼風を感じる日常生活が訪れた。過ごしやすい。
 21日(火)に墓参りに行った。毎年秋分の日前後の休みの日に墓参りをしてきたのだが、今年は早めに出かけたら、車の渋滞もなくスムーズに行けた。帰りの車窓から彼岸花が咲いているのが見えた。
 猛暑が襲った日々であったが自然の営みは見えないところで続いている。
 昨日、滋賀県東近江の道の駅「マーガレットステーション」に「燻炭」を買い求めに出かけた。道の駅に併設する施設「あいとうエコプラザ菜の花館」は、菜の花を栽培収穫し搾油する。籾殻からバイオ炭(籾殻燻炭)生産している。家の畑で籾殻燻炭を土壌改良に使う。ところが、何と祝日の23日は休館日で購入できなかった。久しぶりに高速道路を使って出かけたが残念。
 道の駅の販売所も楽しい。今の季節は梨とブドウが売れ筋。もう少し早ければ、コスモスの花畑が美しい。  
 9月21日(木)
国技大相撲
 横綱・照ノ富士 大関・霧島 豊昇龍 前頭・玉鷲 千代翔馬 大翔鵬
 今現在入幕しているモンゴル出身力士である。
 2000年代に入って横綱になった力士は6名。そのうち5名はモンゴル出身力士(朝青龍 白鵬 日馬富士 鶴竜 照ノ富士)。日本人は稀勢の里だけ。
 国技大相撲とよく言う。ハワイ出身の高見山、小錦、曙、武蔵丸などが活躍した頃、彼らの圧倒的なパワーは脅威的だった。しかし、足技やおっつけなど細か技を繰り出す日本人の小兵力士が「柔よく剛を制す」を見せてくれたので国技は安泰に見えた。
 しかしモンゴル出身力士は「柔」も「剛」も身につけ運動神経が優れている。パワー、スピード、柔軟性、身体能力、瞬発力、適応力に長けている。精神的にもハングリー精神旺盛で大相撲で成功したいという信念で辛い修業稽古に耐えて努力を怠らないようだ。
 白鵬の宮城野親方の所には、有望な若手がどんどん集まっている。モンゴル出身なのか日本出身なのかそんなことが話題に上らなくなれば、日本は今よりもインターナショナルな国になっているかもしれない。    
 9月19日(火)
WBC優勝以後の
スポーツ中継
 日本代表の活躍を期待して、各種スポーツ団体の世界選手権をTV各局が放映している。水泳、陸上、バレーボール、バスケットボール、ラグビー、サッカー。日本代表の活躍がその競技人気に影響を与えるから各団体も必死なのだろう。
 今は、来年のパリオリンピックの出場権が得られることが大きな目標になるようだ。
 今までそれほどの親しみを持ってこなかった競技が紹介されるのはいいことだ。
 ラグビーやバスケットでは外国人コーチや監督が大きな役割を果たしている。サッカーはJリーグ開催時に活躍した外国人選手がレベルUPに貢献した。
 ラグビーやバスケの試合を見て様々なルーツも持つ選手が代表に選ばれているのを目の当たりにするのもいいことだ。日本は難民申請が通りにくい国だ。人口減少、出生率低下、労働力不足、技能留学生問題、総合的に現代の課題を解決する方向で外国籍の選手問題を考えることが大事なのだろう。   
 9月17日(日)
悲しみは駆け足で
やってくる
 15日に「明日という字は明るい日と書くのね」という題を付けた。この歌は何という題で誰が歌っていたのか気になって,今日調べてみた。アン真理子さんという方の「悲しみは駆け足でやってくる」という題の歌で、2006年に発売されていたことが分かった。二番までの歌詞であった。作詞はアン真理子さんらしい。
 一番では、明日は明るい日なのだから悲しい日もあるだろうけど気にするなと諭す。
 二番では、若いという字は苦しい字に似ているから 楽しい日もあるけど涙ふく日もあるだろうと説く。
 一番二番共に「ふたりは若い 小さな星さ 悲しい歌は 知らない」で終わる。全体として、若い二人を応援する歌詞になっているようだ。
 ところが気になるのはこの歌の題「悲しみは駆け足でやってくる」である。
 悲しみは喜びの裏側ですぐに入れ替わる。駆け足でやってくる、駆け抜けてくれないで留まっているような題になっているのはなぜなのだろう。  
 9月15日(金)
明日という字は
明るい日と書くのね
 学校でインフルエンザが流行っているらしい。今コロナも心配だが、インフルエンザの方が深刻な地域もあるようだ。
 夏にインフルエンザ?と思う。インフルエンザは毎年冬場に流行した。年によっても違ったが、学級閉鎖は珍しくなかった。手洗い、うがい、こまめな空気の入れ換えが対策だった。今はどうなのだろう。
 地球温暖化が影響しているのかもしれないという専門家もおられるようだ。
 リビアで2万人を越える人々が風水害被害の結果の大洪水で犠牲になっておられるというニュースに驚く。これも地球崩壊とも言われる温暖化の影響か。
 ロシアの侵略を受けているウクライナの平和を求める世界の声はまだ届かない。
 日本の内閣改造や与党の役員人事の話題が内向きでのんびり見えるのは幸せなことだろうか。
 「あすはきょうよりもよくなる」という実感が持てる国づくりを総理大臣が目指されるのに賛成だ。そう願いたい。
 9月13日(水)
幼稚園の参観
 敬老の日が近い。祖父母向けの参観があり、妻と行ってきた。孫は女の子で、幼稚園でどんな様子なのか楽しみだった。
 最初に名前を呼ばれて、「ハイ」と返事をするところを見せてもらった。大きな声ではないが、声は届いてきた。
 「牛乳パック」を使ってコマを作っていた。マジックを使って絵を描いて、床で回していた。よく回る。何の絵を描いても良いのだが孫は○をいくつも描いていた。おばあちゃんが何を描いているのか尋ねると家族ひとり一人を描いたと言っていた。私はイチジクでも描いているのかと思った。夏休みに遊びに来たときもよく描いていた絵だ。
 次に「かたたたき」の歌を歌い、祖父母と交流した。絵本の読み聞かせで「だるまさんがころんだ」を楽しんだ。はしゃいだ声を出している子もいたが、孫はニコニコ笑って場を楽しんでいた。
 孫は無理せずマイペースでその時を過ごしているように見えた。毎日嫌がらずに登園してくれたらうれしい。    
 9月8日(金)
元気がなかった
 9月6日(水),久しぶりに名古屋へ出かけた。ガンダーラの会主催の円空講座「極初期像について」(小島梯次円空学会理事長)」を受講するためであった。
 いつものことだが、小島理事長の話は丁寧に事実の裏付けが伴っており、有意義だった。
 終了後喫茶店で少し話をした。8月27日(日)にあった円空学会総会(伊吹山)で、普段に比して私に元気がなかったとおっしゃる方がおられた。私はパネル討論のパネラーだったのだが、発言内容に自信が無かっただけで体調に問題があったわけではなかった。
 「最近、HPの更新もないしどうしたのかなと思っていた」
ともおっしゃっていた。そう言えばHPの更新はどのページもしていない。そもそもカメラを持って出かけることがない。
 私がHPを更新しようがしまいが、何の影響もないのだが、せめて生きてますというメッセージは発せられるかなと思った。近々伊吹山大平寺跡のページをUPしようかと思う。 
 9月7日(木)
今年の夏
 7月末コロナに罹った。宮城であった作文教育研究大会に参加するため出かけたのだが、2日目の朝ホテルで気管支から喉にかけて異状を感じた。熱はなかったのだが変な咳が出た。それでも3日間の日程を終えて帰ってきた。
 8月2日にコロナの6回目のワクチン接種を予約していたので受けた。
 コロナに罹ることはないだろうと思っていた。その2日後家で抗原検査キットで調べたら陽性反応が出た。かかりつけのお医者さんの指示に従い処方箋をいただき薬を飲んだ。おかげでその後順調に快復した。
 春先膝や腰を痛めて、坂道を登るのが辛くで散歩するのを遠慮していたら、ますます歩く気力が失せてきている。これはいけないとたびたび思うのだが生活習慣を変えるのは難しい。
 それに加えて、今年の異常な気温上昇。連日35~39度を超える猛暑。
 メダカの水を替えようと外に出て、替え始めたら何かクラクラする。頭に受ける直射日光の強さに、何度も休憩した。
 毎週月曜日は卓球、木曜日はテニスをしているのだが、室内の卓球はクーラーが効いていて快適だが、野外のテニスは今年は7、8月できなかった。私も同年代メンバーも無理は出来ない。
 昨日は曇天で32度前後で久しぶりにできて楽かった。
 台風と猛暑で地球温暖化の影響を肌で感じる今日この頃、その上コロナのような感染症の蔓延、さらに戦争。「汚染水」は間違いで「処理水」が正しいと言う論理は勇ましい感があるのが怖い。  
7月18日(火) 
大相撲名古屋場所
力士の健康
 大関貴景勝、新大関霧馬山改め霧島が初日から休場。横綱照ノ富士も下半身の不調で4日目から休場。霧島が4日目から無理して出場しているが不安定。看板力士が次々休場する中、やっと実力相応の地位に戻ってきた朝乃山が8日目から腕の怪我で休場。数場所前まで大関候補1番手だった若隆景は全休中。
 今場所の話題は、関脇3人の大関昇進なるかだ。豊昇龍、大栄翔、若元春は現在1敗,2敗を堅持しながら今場所の優勝と大関昇進を窺っている。錦木が横綱、大関、関脇、小結を次々破る大活躍でどこまで星を伸ばせるかおもしろい。
 翔猿、宇良,錦富士など小兵力士の活躍、玉鷲、北勝富士、遠藤などベテランの頑張り。伯桜鵬、湘南ノ海、豪ノ山有望新人も次々出てきて活況を呈している。
 それにしても力士のケガが多すぎないか。体が大きくなりすぎているとよく言われる。頭と頭がぶつかっているエライ音がTV観戦をしているものにも聞こえてくる。
 相撲、レスリング、ラグビー、ボクシングなどのスポーツ選手の脳や首、脊椎への影響と安全については万全を期して楽しませて欲しい。 
 7月13日(木)
人新世
 人間の活動が地球に前例のない影響を及ぼしていることが地層に現れており、それを人新世と呼ぶべきだと提唱する研究者の提案が大勢になりつつあるようだ。
 18世紀末産業革命が起こり、化石燃料を大量に消費するようになったが、まだ西欧中心で、地球規模の影響は1950年を境に起こっているらしい。人口の爆発的増加、肥料の消費量、大気中のCO2濃度の増加、陸域の生物多様性の減少、核実験などによる放射性物質の放出などが、地層の堆積物の分析から見えてくるらしい。
 SDGs(持続可能な開発目標)が提唱されるようになって久しいが有効な手段が世界共通の問題意識になっているかというと心許ない。
 これまで地質年代確定で有名なのは巨大隕石の衝突で、は虫類が滅びたと言われる中生代から新生代。古生代、中生代、新世代という大括りの区分の新生代は哺乳類の時代だ。その時代を今生きているのだが、そこに人間の影響で大隕石級の変化が起ころうとしているのである。
 怖ろしい変化が気づかぬうちに進行していることを止めて、この地球で生き続けることが出来るのか人類は試されている。「母なる地球」と言うが、地球の子の一種である人類が知恵を出して母を守れるか試されている。 
 6月30日(金)
腰痛・膝痛
 熱心にテニスを楽しんでいたのに、腰痛と膝痛で、出来なくなったのが5年ほど前。もうテニスをすることもなかろうと思っていたのだが、1年半前に再開できた。5年間のブランクは大きく、走れない、ラケットにボールが当たらないで、もどかしいことこの上なかった。しかしぼちぼち続けていたら、相応にやれるようになってきた。
 腰痛と膝痛が酷くなって歩くのも辛くなって、今年の3月から5月まで運動を自重した。
 その間に腕の筋肉は衰え力こぶに皺が出て驚いた。足の筋力も相応に衰えているであろうが、外見からは分からない。
 しかし、腰痛からくる股関節の痛みや歩行時の足のだるさは酷く、とりわけ坂道で難儀している。歩かないと余計に衰えるであろうから少し無理してでも歩かなければと思う。
 8月8日に「六道詣りー六波羅から清水さんへー」という散策会をする。落語『幽霊飴』の噺をしながら六波羅蜜寺、西福寺、六道珍皇寺で、鎌倉時代の仏像を拝観して、絵解きや迎え鐘を叩いたりして、京都のお盆前の体験しようと思っている。私はこういうことが大すきで楽しみにしているのだが、果たして清水坂を無事上れるか不安になっている。とりあえず、近いうちに下見がてら歩いてみようと思っている。 
 6月23日(金)
沖縄慰霊の日
 いつものように「声」欄の朝日川柳を読む。
・「沖縄忌死なねばならぬ無辜は無し」(きょう)
 ああ、今日は6・23だ。学生の頃は『沖縄反戦デー』デモの日だった

 「オピニオン&フォーラム」に作家の池澤夏樹氏のインタビュー記事があった。
 ・米軍基地の集中にしても,決して沖縄の問題ではない。沖縄と日本の問題です。これは沖縄から見れば、ヤマト(日本本土)問題だと言える。
・射程範囲に入るなら、九州のどこか、または横田基地に置く、ということではいけないのか。
・押しつけられたのは憲法ではなく,日米安全保障条約の方ではないですか。
・ぼくはこれでなかなかの国粋主義者なんです。沖縄に外国軍の基地を押しつけることに反対するのは,沖縄が可哀想だから、ではなく、一国のあり方として認められないからです。
・沖縄は平和製造工場である。その沖縄が、また戦争に一番近い島になろうとしている
・現状にあらがって平和をつくり続けている沖縄は,日本の宝なんです。
 池澤氏のことばが重い。 
 6月22日(木)
せんせい あのね 
やめんといて

 「新任教諭増える退職」
 6/21朝日新聞一面の見出しである。
 「教員の長時間労働問題が解消されないなか、教育現場で新人を支援する態勢が不十分なことが背景にあるとみられる。精神疾患が退職理由の事例も目立ち、文部科学省は教員のメンタル面の支援に乗り出した」と書かれていた。
 知り合いの先生がいる勤務校では、学年3~4クラスの規模で、平均一学年に一人先生の休職届けが出ている……と聞いた。異常な数値である。すぐに代わりの先生を派遣するように教育委員会に要請しても人手不足で派遣されず、同じ学年の先生や教務主任、教頭が大忙しで対応しているという話であった。
 私の体験から言うと、精神的に追い込まれて休職される先生は、学級の様々な問題を抱えて疲弊されておられる場合が多い。
 先生になりたいと思って教職に就いたにもかかわらず、1年で辞めていく先生が多いことを深刻に捉えた方がよい。何が先生を追い込んでいるのかをみんなの問題として考えた方がいい。
 ・長時間労働で疲労の蓄積
 ・給料が少ない
 ・学級定員が多すぎる
 これらは前から言われてきたし、解決課題ではあるが、これだけか?
 教師がやりがいをもって働き続けるには今、何が問題なのかを考えないと、教職を希望する人も働き続ける人も先細りしていくだろう。
 
6/22の「かたえくぼ」欄に、こんなことが書かれていた。
 新任教諭 増える退職
 せんせい あのね やめんといて
                ー1年生
             (大阪・いくじい)  
 5月4日(木)
親鸞の鸞という字
 今京都国立博物館で親鸞の特別展が開催中である。
 小学校高学年になったとき、一年年長の家の前の子が「親鸞の鸞と言う字が好きだ」と言う。ナゼ?と問う私に「画数が多くておもしろいから」と答えた。
 戀と言う字がある。「恋」の旧字である。この字のことは京都市伏見区下鳥羽にある「恋塚寺」で知りその後その覚え方を『漢字の話』の本で知って俄然興味が湧いた。
 「糸し(愛し)糸しと言う心」と覚えたらしい。何と素敵な覚え方だろうと感心した。
 親鸞の鸞は『糸し糸しと言う鳥」である。親鸞は両親から離れ叔父の家で弟二人と共に育てられた後比叡山で修行する。平清盛、後白河法皇、木曽義仲、源頼朝らの栄枯盛衰を京の都で体感した時代の人である。
 この鸞というのは、鳳凰の1種で神鳥で鸞凰という熟語があるらしい。また天子に関係のあるものごとに添える言葉でもあるらしく「鸞駕」という語もあるとか。
 「糸し(愛し)糸しと言う」は「からむ」「ひかれる」の意味らしい。
 戀は「からむ」と「心」が合わさって、二人の心が引き合ってからむ状態をさす言葉。
 他に「糸し(愛し)糸しと言う」を使う漢字はないだろうかと調べたら「痙攣(けいれん)」の「攣」があった。これは「つる、ひきつる」の意味。 
 5月1日(月)
黄金週間2
 どこかへ出かけようかという予定がない。京都市内で花が美しいところもあるし、高雄や岩倉の緑も美しいだろうなと思うのだが、車で出かけても交通機関を使っても人出が多いと思うと二の足を踏んでしまう。腰が痛いと言うことも影響している。
 今日は一日家に籠もって、本を読んだり音楽を聴いて過ごすことにする。『そうだ!京都のあそこへ行こう』と思えたらいいのだが…。 
 5月1日(月)
ゴールデンウイーク1
 今週月火休めば一週間の連休になる。長男家族が帰ってきた。外国勤務を経て、昨年から新潟にいる。孫二人とはコロナ禍を経て、久しぶりに会った。奈良にいる娘家族四人と、食事を共にした。総勢10名になった。
 久しぶりに五月人形を出した。長男が生まれた四十数年前に鯉のぼりとともに私の父母が買ってくれたものだ。
 4月29日天皇誕生日、5月3日憲法記念日、5月4日私の誕生日、5月5日憲法記念日というゴールデンウイークの方が私にはしっくりいく。今は4月29日が昭和の日、5月4日がみどりの日になった。新潟の孫たちは5月1,2日は学校と幼稚園はお休みするそうだ。    
 3月21日(火)
春分の日
 今年の春の訪れは駆け足だ。
 桜の開花宣言のニュースはもう一週間前だった。自宅の白梅はとうの昔に散ってしまった。近所のハウモクレンも満開を過ぎて散っている。窓から見えるヒカンザクラは見頃を迎えている。
 急に暖かくなって、それが何日も続いたせいのように思うがよくわからない。
 毎年4月に入って咲く校門付近の桜の木はどうなるのだろう。入学式前後には散ってしまっているのだろうか。
 腰の調子が良くない。背骨の奥の方で痛みがある。かがむ、ひねる、時には、歩く、立ち上がるという動きだけで、「ウーッ」と声が出るくらい痛みが走ることがある。整形外科で注射を打ってもらうとその後にはすぐ効果が出て痛みが引いていたのが、今回はダメだ。鍼灸治療を受けているが、画期的な効果は見られない。
 どのくらいこの痛みと付き合えば回復するのかの見通しが立たないので、不安になっている。 
 2月13日(月)
筋トレ・ストレッチ
 退教互伏見支部主催の健康教室で『高齢者のためのストレッチ・筋トレ』講座に参加してきた。運動そのものは好きで、苦手だと思ったことがないという傲慢で生意気な人生を過ごしてきたのだが、近頃あやしい。もともと体が硬い。寝ていてよく足がつる。下腹が出てきてみっともない。上腕筋が衰え力こぶがしわだらけ。階段でよくつまずく。腰と膝に爆弾抱えているようで、鈍い痛みが絶えずあり、通院している。
 人に散歩したらよいと言われ2年余りしたが、飽きてたまにしかしなくなった。週2回2時間ずつ卓球とテニスをしている。買い物かねて5000歩ほど伏見の町中を歩くのが、週1~2回。運動不足だと思うのだが、一度怠けると易きに流れる。
 上下肢、背筋の筋肉を鍛える方法を教えていただいたのだが、継続できるか、あんまり自分が信じられないのは困ったもんだ。    
 1月18日(水)
コロナ検査キット
 マスク、消毒薬は常備するようにしてきた。ワクチン接種後の発熱時の解熱剤も用意した。
 しかしコロナ検査キットはまだ用意出来ていなかった。
 高齢者の感染拡大と志望者数増加という昨今の状況を見ていると、まず検査キットを用意視することが大事だと思い、よく利用するドラッグストアへ行ってみた。以前解熱剤を買いに行ったら、「商品が品不足でない」と言われたことがあったが、今回も「商品がない」という返事であった。レジで「いつ頃入るのか、予約は出来るのか」と尋ねると「検査キットは、調剤薬局でないと扱えなくなっているので、ので、当店ではない」という返事であった。
 詳しく聞いてみたら、調剤薬局は薬剤師さんがおられる薬局で、処方箋を持っていけば調剤してくれる薬局だと分かった。私は大きな規模のドラッグストアーなら大丈夫だと思って行ったのだが、規模の問題ではなくて、薬店の業務に違いがあるのだと分かった。「調剤薬局って、どこにあるのか?」と聞く私に、店員さんが「あるかな?」と言いながら比較的近い場所にある店を教えてくれた。
 早速行ってみたが、そこにもなかった。ふと思い出した店舗があった。ワクチンを接種した病院の前に、処方箋を持っていって調剤してくれた店があった。
 行ってみたら、あった。1個1500円を2個買ってきた。これで発熱や喉の痛みの症状が出たら二人の検査は出来る。
 それで陽性反応が出たら次はどうするのか、そこからが分からないのだが、今のところ私たち夫婦は感染していない。  
1月7日(土)
久しぶりに絵本
 私が所属する研究会で講座や大会をするときに、絵本作家の方に講演を依頼することが何度かあった。子ども読み聞かせたらおもしろがるだろうと思って買った本が家にある。私が持っているより孫たちに渡した方がよいと思って読み直してみた。
 初めて気づいたのだが、大人がおもしろがったり、感動する本が多い。笑いの中にホロリとする結末が準備されている。こういう本が私の好みにあっていて集めていたのだなと気付くことになった。  
1月1日(日)
謹賀新年
 母親が2月に満百歳。元日に施設の理事長が国の表彰状と銀杯を手渡す式がある。
 昨年4月ベトナムから3年ぶりに帰国した息子家族。今は連日雪ニュースの新潟でさぞかし寒かろう。
 奈良に住むシーソーが好きな孫は「ふしみのおじいちゃんとおばあちゃんはシーソーにのれていいね」と言うらしい。毎日公園でシーソー乗っていると思われている私たち夫婦。それもいいな。
 今年4月には、孫2人が小学校に入学する。みんなと仲良く遊べる元気な子になってほしいと願っている。
 畑の八朔が大きな実をたくさんつけている。10年で大きな木に育った。