京都市南区の銭湯案内

行きたい銭湯名をクリックしてください。その銭湯へとびます。
時間のある方は、ゆっくり順番に見てください。
2005・2・11(金)〜4・15(金)入湯の記録

南区矢負地蔵さん

(1)京都府公衆浴場組合南支部全銭湯

No 銭湯名 住所 電話 営業時間 定休日
@ 九重湯 南区東九条南山王町28 681-3634 PM4:00〜PM11:00 日曜日
A 菊 湯 南区東九条東岩本町32の7 681-4949 PM4:00〜PM11:00 金曜日
B 明田湯 南区東九条明田町10 691-6298 PM3:00〜PM11:30 金曜日
C 別府湯 南区東九条石田町25の1 691-5616 PM3:00〜PM11:00 土曜日
D 石田湯 南区東九条南石田町35 691-1871 PM3:00〜PM11:00 日曜日
E 松 湯 南区東九条宇賀辺町60 661-9192 PM3:00〜AM12:00 無 休
F 九条湯 南区東九条中御霊町65 691-8279 PM3:00〜PM11:00 木曜日
G 辻 湯 南区東九条中札ノ辻町24 691-8845 PM3:00〜PM11:00 火曜日
H 弁慶湯 南区西九条東島町31の8 681-9344 PM2:00〜AM 1:00 金曜日
I 鶴 湯 南区西九条藤ノ木町19 691-8473 PM4:00〜AM12:00 金曜日
J 柳井湯 南区西九条開ヶ町18 691-1115 PM3:30〜PM11:00 無 休
K 寿 湯 南区西九条比永城町17 691-5437 PM3:30〜PM11:00 月曜日
L 大正湯 南区西九条院町22 691-8908 PM3:30〜PM11:00 水曜日
M 日の出湯 南区西九条唐橋町26の6 691-1464 PM4:00〜PM11:30 木曜日
N 船戸湯 南区吉祥院里ノ内町76 661-5420 PM2:00〜PM11:30 無 休
O 別府湯 南区吉祥院車道町3 691-7770 PM2:00〜PM11:00 金曜日
P 寿 湯 南区唐橋南琵琶町30 691-9348 PM4:00〜PM10:00 日曜日
Q 旭 湯 南区唐橋羅城門町21 691-5374 PM2:00〜AM12:30 月曜日
R 東寺湯 南区八条内田町66(東寺西門西入) 691-2323 PM3:30〜PM11:00 金曜日
S 春日湯 南区吉祥院西ノ庄東屋敷町35 313-2560 PM2:30〜AM12:00 土曜日
21 洛陽湯 南区唐橋平垣町68の6 691-4273 PM2:00〜AM12:00 無 休
22 八条湯 南区八条通坊城東入八条町436 691-1859 PM2:00〜AM12:00 月曜日

*「浴場組合」は「京都府公衆浴場業生活衛生同業組合」というのが正確な名称です。

(2)ゾーン別南区の銭湯案内

この辺りの銭湯へ行きたい、と言う時、その地域をクリックしてみてください。そのゾーンへとびます。

@大宮通りより西
九条通より北の銭湯
A大宮通りと烏丸通りの間
九条通より北の銭湯
B烏丸通りより東
九条通より北の銭湯
22,八条湯・19,東寺湯・21,洛陽湯・20,春日湯 13,大正湯・10,鶴湯・14,日の出湯 2,菊湯・1,九重湯
C大宮通りより西
九条通より南の銭湯
D大宮通りと烏丸通りの間
九条通より南の銭湯
E烏丸通りより東
九条通より南の銭湯
18,旭湯・17,寿湯・15,船戸湯・16,別府湯 3,明田湯・9,弁慶湯・11,柳井湯・12,寿湯 6,松湯・7,九条湯・8,辻湯・4,別府湯・5,石田湯

@大宮通より西・九条通より北の銭湯案内

銭湯名 写真 かばのしっぽ入湯記
22,八条湯
南区八条通坊城東入八条町436
691-1859
午後2時〜12時
定休日月曜日 フロント式

P5台
六孫王神社(八条壬生)の少し東八条通に面して看板。
薬湯・深風呂・ジェットの浅風呂・サウナ・電気風呂・水風呂



 車で行きました。八条通から狭い通路を入ってきますと八条湯の前に十数台置ける駐車場があり、その中に5〜6台銭湯のためのスペースが用意されています。ここは2回目です。マンションの1階部分を銭湯にしておられるようです。駐車場で周りを見回したらどうやらこの銭湯の東も南も洛南中か高校のようです。銭湯を見たら、銭湯の脱衣場はビルの中で浴室部分は駐車場の方へはみ出していました。あとから浴室で上を見上げたら湯気抜きがあって、マンションの中ではないと納得しました。
 自動ドアが開いて靴箱スペース。靴を入れると、すぐフロントがあります。奥にはちょっとしたお休みスペース。右が女風呂左が男風呂。脱衣場はやや狭い感じです。
 新しく美しい気持ちのよい銭湯です。コンパクトに浴槽が配置されています。入ってすぐに薬の泡風呂(香華湯)深風呂ジェット2本ついた浅風呂そして電気風呂。サウナは大きめで5人ぐらい入れます。そして深緑色というか青というか何とも不思議な色のライオンの口から水の出る水風呂。
 私はどういうワケか、この銭湯を定休日に訪ねてしまいます。さあ、仕事の帰りに南区の銭湯と思って月曜日に行ってしまうのです。電気が消えている状態を2回味わって、何でしっかり調べて行かへんねん!と腹を立てます。計画的でなく行き当たりばったりに銭湯巡り楽しんでます。2005・3・14
 
19,東寺湯
南区八条内田町66(東寺西門西入)
691-2323
午後3時半〜11時
定休日金曜日
番台形式
サウナ・深風呂・浅風呂・超音波健康風呂・泡風呂・電気風呂・水風呂








 写真で分かるようにこの建物は昔唐破風だったのではないでしょうか。二階に手すりがあり、庇も見えていかにも銭湯の建物!という風情です。入り口にショウウインドーみたいなものがあります。招き猫がいました。右手には町内のお地蔵さんがおられます。今日は21日、弘法さんの日で、東寺はたくさんの人でした。弘法さんの日に東寺湯へ入るのも何かの縁でしょうか。
 戸を開けて入ると下駄箱スペース。さらに戸を開けると番台があります。脱衣場に張り出す形でサウナがあります。プラスチックと籐の籠が両方あります。
 浴室に入ります。真ん中に浅風呂と深風呂があり、奥に左から泡風呂(これが熱い!)超音波温泉(薬風呂)そして電気風呂。その手前に外へはみ出して水風呂があります。そして、男湯と女湯の境の壁側の洗い場にはシャワーがなく反対側には付いています。
 まず、サウナに入ろうとして失敗しました。ここのドアには注意しましよう。急に閉まるのです。私は手に擦り傷をしました。足を挟まれましたがケガには到りませんでした。中に入ってた方が、「大丈夫ですか?痛そう」と同情して下さいました。まあ、大したケガではなかったのですが水風呂に言ったら滲みました。そうそう水風呂のあふれた水を流すために溝を作ってあるのですが、これも危険です。足をくじく人がいそうです。慣れればどうもないのかな。
 一番奥の壁に超音波風呂の効能書き(浴室入り口にも)があります。その壁にさらに昔水槽だったような形跡のあるガラスがあって、その中を覗いたら、葉っぱみたいな物や色つきの電球みたいな物がありました。これは何でしょうか?水槽の後、ネオンサインみたいな飾りがあったのでしょうか。?です。
2005・3・21
21,洛陽湯
南区唐橋平垣686
691-4273
午後2時〜12時

無 休 フロント形式
P5台
九条御前上ル洛陽工業高校の北・JR西大路から南東5分

シャワー・ジェット浅風呂・電気風呂・深風呂・浅風呂・サウナ・薬湯・露天風呂




 つい最近「関西のアミューズメント銭湯」という本を立ち読みしたら、京都は「社湯」と「力の湯」などが紹介してありました。なるほど。で、そういう観点から見ますとこの洛陽湯も立派なアミューズメント銭湯です。暖簾をくぐると下駄箱スペース。さらに入ると、番台式のフロント。ここにたくさんの品物を売っておられます。そこからさらに入ると脱衣場になります。
 まず目に飛び込んできたのは、子どもたちがプールみたいなところに飛び込んでいる姿。子どもに人気あるでしょうね、この銭湯。あとから見たら水風呂がほとんどプール状態です(つまり大きい)。水風呂の天井は透明で明るいのもプールを思わせます。このプール水風呂脱衣場から見えるのです。
 洛陽湯の脱衣場は活気がありますが雑然としているともいえます。人が多いのでそういう印象になるのでしょう。下駄箱とロッカーのカギはPATENTOという名の付いた吉祥の鶴と亀の絵柄のものです。
 浴室に入りますとすぐ右シャワー。そして洗い場。少し進みますと右にジェット2本の浅風呂。左には電気風呂と深風呂。正面にぬるめの浅風呂。さらに奥にサウナ。このサウナ大きくて数は入れそうです相当数入れそうです。右に先ほど書いた水風呂。さらに進みますと薬風呂スペース。さらに露天風呂。
 この露天風呂がなかなか面白いのです。絶対洛陽工業3階校舎からは見えそうです。この露天風呂の覆屋はまるで相撲の土俵のような感じです。露天風呂の周りにデッキチェアーがいくつもあってリゾート地の趣です。なかなか設備の整った人気のある銭湯です。2005・2・17
20,春日湯
南区吉祥院西ノ庄東屋敷町35
рR13−2560
午後2時半〜12時
土曜日定休 番台形式

JR西大路駅から北西
八条春日(佐井)通りから南すぐ

浅風呂・深風呂・シャワー室・薬用健康風呂・遠赤サウナ・水風呂・電気風呂
 私が2時45分ごろに入ったらもう入っておられる方が5・6人おられました。JRの北側にも南区があるのですね。それにしても八条通はどうなっているのでしょうか。JRが通る前はつながってたのでしょうけど今は切れていて、それぞれバラバラに八条通を名乗ってます。西大路が境かな。
 銭湯のPがすぐ近くにあるという張り紙がありました。入口入ると下駄箱スペース。戸を開けると番台があって、大きな薄型のテレビが番台に向けてありました。早稲田対トヨタのラグビーやってます。 
 浴室内は真ん中にデーンと浅風呂と深風呂。そして脱衣スペースに張り出すようにシャワー室。ここで、シャワーしてから入ろうということなのでしょう。電気風呂(ゆるく断続的)・水風呂・遠赤サウナは一番奥にあります。薬用健康風呂というのがサウナの前にあります。色が紫色に乳白色を加えたような色で、ブルーベリーとか。ジェットが2本出ていて胃の上辺りを刺激してくれます。
 私が上がってきたら、年輩の方がおられて、「はあ、はあ、はあ」とすごい呼吸の仕方。倒れはらへんかと心配になりました。なかなか人気のきれいな春日湯です。  2005・2・12

A大宮通と烏丸通りの間・九条通より北の銭湯案内

銭湯名 写真 かばのしっぽ入湯記
13,大正湯
南区西九条院町22
691-8908
午後3時半〜11時
水曜日定休 番台形式
JR京都駅八条口から5分・新都ホテル東南3分
薬健康風呂
深風呂・ジェット浅風呂
リラックス座風呂
スチームサウナ
水風呂






 暖簾くぐって入ると下駄箱。下駄箱から「すのこ」ではなくて緑色の人工芝みたいなものが入り口へ続いています。そこを入ると番台。今日はタオル以外何も持ってないので、石鹸とカミソリと歯ブラシを買いました。70円でした。安い!と思われませんか?石鹸と歯ブラシ各20円、カミソリ30円です。大正湯という名前ですからきっと古いのでしょうけど、改装してあってなかなか美しいお風呂屋さんです。
新都ホテルのすぐ東南ですからでしょうか、私が脱衣場でキョロキョロしてたら外人さんが、靴を持って入ってきました。するとかなり年輩のご主人がその外人さんに「シューズボックス」と言いながら外の下駄箱へ案内されました。お見事!さて、この外人さん年齢は50代半ばかな。私がサウナに入ってたら入ってこられました。しゃべろうかなと少し思いました。銭湯で外人に会うのは船岡温泉以来です。私がしゃべりそびれていたら、隣の日本人の方が水風呂を英語で教えてあげていました。そしてその方がそのあとずっと相手をされていました。私は聞いていたのですが、その外人さんが「あなたは京都の人か」と聞いていました。その方は「東京だ」とこたえておられました。へえ〜。大正湯ってインターナショナルなだけでなく地方色も豊かなんだ!と感心。その後浅風呂に入ってたら、お馴染みさん同士の会話が聞こえてきました。「今日はどうなってますねん。えらい人が多いですな。(10名以上入浴中)いつも20分以上一人ということかてあるのに。今日はもうかってますな」私笑ってしまいました。入ってすぐ右に薬風呂(沖縄のナントカ桃…色が葡萄色で匂いなし)・深風呂・ジェット1本の浅風呂・リラックス座風呂(ジェットが背中とふくらはぎに出てる)そしてスチームのサウナと水風呂という構成です。
    2005・2・21
10,鶴 湯
南区西九条藤ノ木町19
691-8473
午後4時〜12時
定休日金曜日と第3土曜日 番台形式

電気風呂・ミネラルサウナ・超音波風呂・深風呂
堀川八条を西へ、点滅信号のあるところを南すぐ。









 ここのお風呂の特筆すべき点は3点。
 まず第1点。ネオンがきれい。写真左上に少しだけ見えているネオン管が夜になると美しいのです。
 第2点。浴室入り口上にあるタイル絵。松の木があって、川を人の乗った筏が流れています。お城みたいな建物が見えます。女風呂の方にもその続きみたいな絵があって、そちらは、長ーい廊下みたいな建物が見えます。そして、最後にやっぱりお城みたいな建物です。「どこ?」状態になった私は女將にお話うかがうことにしました。「これは、嵐山です。女湯の方は渡月橋です」とのことでした。ということは、男湯のお城は天竜寺?女湯は法輪寺?「いつ頃作らはったもんですか?」と聞きましたら、「私が嫁に来たんが昭和35年で、その時にはありました。おばあちゃんの時に作ったそうで、作った人が偏屈で気にいらへんかったら『今日はせえへん』言うて仕事がなかなか進まへんかった」そうです。そのおばあさんが昭和38年にお亡くなりになったそうです。いやはや歴史のあるタイル絵です。
 第3点目。ここはミネラル湯です。伏見の呉竹湯や栄湯と同じ物があります。呉竹湯同様バッテリーみたいな物が電気風呂に入っている。栄湯同様壁に「いい湯だな。ここは鶴湯ミネラル湯」というロゴと「ラドン」「イオン」「トロン」などの泡ぶくみたいな飾りもあります。東洋ミネラル研究所という名前もありました。
 入口右が男風呂です。分かりにくいのですが、よく見ると戸にマジックで「man」と英語で書いてあります。男湯と女湯の境上にネオンの定休日案内板があり、ここにもマジックで第3土曜日が加わってました。浴室はいると掛かり湯があり、奥にミネラルサウナ、二連ジェット二つと泡風呂の付いた浅風呂(超音波風呂…山高なにがしという会社の名前)深風呂、そして電気風呂。2005・3・26
14,日の出湯
南区西九条唐橋町26の6
рU91−1464 
午後4時〜11時 
木曜日定休 番台形式
 
近鉄東寺駅から北西5分
東寺東門から東へすぐ

電気風呂(ソフト)・座るジェットつき浅風呂・深風呂・水風呂・スチームサウナ
 伏見稲荷大社の御旅所が堀川八条下ガル西にあります。この南側の道をまっすぐ西に向かっていきますと東寺東門。日の出湯はこの途中。看板が出ていて、路地を入ります。雰囲気のある建物です。二階に手すりがあり、その下に庇の瓦。銭湯の隣は散髪屋というのがよくあるのですが、ここは向かいが美容室で、隣が理容室という念の入れよう。
 中も渋くて「湯男」という看板が正面に。時計も相当な年代物で重厚(あれ?動いてない)。
 ここのサウナが遠赤ではなくスチーム。入ると水が流れるような音。どこから?と捜してみたけど、分かりません。6人向かい合わせのタイルの席にバスマットが敷いてあり、めくってタイルをさわったら熱い!(注意!)水音を聞きながらサウナをゆっくり楽しめますが、何か足が熱いので座禅座りしました。他に電気風呂(ソフト)・座るジェットつき浅風呂・深風呂・水風呂があります。
 昭和初期からの銭湯の歴史を語ってくれる気がする日の出湯です。 2005・2・11

B烏丸通りより東・九条通より北の銭湯案内

銭湯名 写真 かばのしっぽ入湯記
2,菊 湯
南区東九条東岩本町32の7
рU81−4949
午後4時〜11時
定休日金曜日 番台形式
深風呂・浅風呂(寝風呂・ジェット)




 「いらっしゃいませ」(だったと思う)ご主人が笑顔で迎えてくださいました。
 菊湯へ数回定休日に行きました。どうも私は月曜日と金曜日に銭湯へ行きたくなるようです。何回か行っている間に道を覚えましたが、路地を入ったところにあるのでなかなか見つけにくい銭湯です。前が更地になっているので東から来たら煙突が目印になります。九重湯さんから東へ、河原町通りを越えてさらに東へ行くとあるのですが、この道は西行きの一方通行。
 2005年1月から京都府の銭湯の入浴料は370円になったのですが、菊湯は310円です。理由は近くに京都市の公営浴場があり、その銭湯との整合性を保つためだそうです。ふ〜ん、そういうこともあるのかと思います。
 浴室内はたいへんシンプルです。奥に2つの浴槽。右に浅風呂があります。この浅風呂には一穴のジェットが2本と、頭を冷やす金属の棒のついた寝風呂がついてます。そして左に深風呂があります。この深風呂がめっぽう熱い!サウナがないので、ようしここで汗をかいてやろうとがんばって長く入って、少しクラクラしながらあがって浴室出て鏡見たら、私の体は真っ赤でした。
2005・4・13(水)
1,九重湯
南区東九条南山王町28
681-3634
午後4時〜11時
定休日 日曜日
番台形式

人間洗濯機
浅風呂
ジェット風呂
深風呂









 京都駅八条口を竹田街道へ出て南へしばらく行くと東に交番があります。その道を東へすぐにあります。この道狭くて西行き一方通行です。曲がるとすぐ看板が見えます。「ゆ・お風呂屋さん」と大きく書いてあって下に「九重湯」という文字が見えます。
 銭湯入口は西に面していて、その前に自転車などを置くスペースが確保されています。この奥に時々音のするタンクのようなものが見えます。たぶん地下から井戸水をくみ上げておられるのだと思います。浴室奥に「マイルドウオーター(石鹸洗顔後使用すると肌がすべすべになるらしい)」という看板が掛かっていました。ひょっとしたらこのタンクと関係あるのかなと思いました。
 私は九重湯さんの中に入るのは2回目です。前回は京都のお風呂好きの方たちの集まり「OFF会」で伺いました。ご主人からカバの人形を見せていただきました。
 なつかしい人間洗濯機があります。伏見の宝湯さんや宇治小倉の桜湯さん(ここはライフクリーニングという名前でしたが、最近廃業されました)で経験していましたのでなつかしいのですが、九重湯さんのはさらにネオン付きです。これは緑色してます。簡単に説明しますと円形の風呂です。水の流れは時計と同じ右回りです。私の経験から言いますとこれがすごく速いと体が流されそうになるのですが、かなり緩やかで大丈夫です。そして洗濯機の真ん中から泡が出ています。壁の説明では「超音波ナントカ」という研究会が制作したらしいのですが、泡は天然温泉より疲労回復などに効果があるとあります。そう信じて入ったらたぶん効果があると思います。入ったら気分はいいです。
 あと浅い風呂とジェット風呂2つそして深い風呂という構成です。この浅い風呂に湯が流れ込むようになっている装置が何者であるのか想像したのですがかなり難問です。私は答えが出せずに帰ってきました。ぜひ行って見てください。    2005・4・8 急に桜満開状態になったさわやかな日

C大宮通りと西・九条通より南の銭湯案内

銭湯名 写真 かばのしっぽ入湯記
18,旭 湯
南区唐橋羅城門町21
691-5374
午後2時〜12時半
定休日月曜日

フロント形式
シャワー、電気風呂、深い風呂、浅い風呂、座り湯、ジェット風呂
サウナ 水風呂
P十数台

 グレーの3階建てビルの銭湯。通りの向かい(西側)に専用駐車場。そして銭湯の南側にも駐車場が用意されています。
 中にはいると下駄箱、ゆったりロビーに応接セット。そして販売機。右が男風呂で入るとフロント式の番台。そして脱衣場へ入って行きます。
 浴室にはいるとまず洗い場があります。洗い場がゆったりしています。鏡が大きく立派です。浴槽は右には電気風呂と深い風呂。いずれも熱い目。左には座り湯と浅い風呂。これはぬるい目。真ん中に円形のジェット湯。吹き出し口4つで円の中心に向かって吹き出しています。このお風呂へ入る湯口から溢れるように湯が入っています。座れるスペースがあり、眠っている人がいます。ここで仕切りがあり、奥にサウナと水風呂、そして大理石でできたベ ンチがあります。サウナが広い。水風呂も広い。打たせ湯になっています。新しく改装されたように思ったので尋ねると「十数年前に建てた」とのこと。感心したら、「きれいにしてるんです」という女将の答え。自信をもって経営しておられる。明るく広くてゆったり気分に浸れる銭湯です。
17,寿 湯
南区唐橋南琵琶町30
691-9348
午後4時〜午後10時
定休日日曜日
番台形式

ぬるい浅風呂・深い熱風呂・ジェット風呂・塩風呂とシャワー。




 京都市立洛南中学校の東側にある銭湯です。
 入り口はいると下駄箱。ここで迷いました。どっちが男風呂か迷ったのです。入り口に何も書いてません。間違って戸を開けたら、きっとひんしゅくかいますから、もう一度外見たら、暖簾に書いてありました。戸を開けると番台。
 浴室は脱衣場に張り出す形で塩風呂。この塩風呂がこの寿湯の特徴のようです。宣伝の看板には、ユニオンKKという南区唐橋の会社の名前がありました。ニガリの効果で余分な脂肪をとり全身の健康に効果があるとのことです。私入ってみました。ぬるい。次に目にしみます。咳も出ました。何でかな?よく分かりません。早々に退散しました。塩湯から上がったら必ずシャワーをかぶるようにと書いてありましたが、シャワー開けたら水でしたから止めて、浴室奥左のぬるめの浅風呂で掛かり湯しました。ぬるめの浅風呂の横が恐ろしく熱い深風呂で体がビリビリしました。その横がジェット2本と1本出ているジェット風呂。
 奥の壁に4つの窓みたいなものがあります。それが黒くて何だろうと近づいてみました。昔水槽やったみたいです。 
15,船戸湯
南区吉祥院里ノ内町76
рU61−5420 
午後2時〜11時半 
無休 フロント形式
露天風呂・座風呂ジェット・
スーパーエステジェット・高温深風呂・電気風呂・遠赤サウナ・水風呂
P十数台


 西大路九条交差点南へ、最初の信号のある通りを西へ行くと、西高瀬川。それを渡り、最初の道を南(左)へ行くと吉祥院小学校。さらに南へ行くと船戸湯。大きな煙突とビルが目立つ銭湯です。この建物の南に12台以上停められる駐車場があります。
 この銭湯はスーパー銭湯型銭湯です。暖簾をくぐって入ると、自動ドアが開いて正面が下駄箱。左にフロント式の番台。広いロビーには色々な設備と品物。ゆっくりしたい人には最高です。
 脱衣場は案外狭い。まずロッカーが2種類あります。縦長のものと横長のもlの。スーツ着てる時は縦長がいいのです。
 浴室脱衣場に張り出す形で左一番手前に露天風呂、この日は森林浴でした。入って右手前から座風呂ジェット(足裏と背中を刺激)2本、スーパーエステジェット(深いので注意!かなり強力)2本。高温深風呂・電気風呂(かなりゆっくり断続的)とあって、一番奥に遠赤サウナ(TVつきで10人以上入れるかな)これが美しく気持ちよい。そしてその前に水風呂。
 スーパー銭湯好きの方、銭湯もなかなかやるところをぜひ船戸湯で。 2005・2・12
16,別府湯
南区吉祥院車道町3
691-7770
午後2時〜11時
定休日金曜日 番台形式

深風呂・浅風呂






 船戸湯へ行く道と途中まで同じ。西高瀬川を越えてさらにずーーっと西へ、吉祥院商店街の中に別府湯があります。昔は賑わったのでしょうか、私が行った時は土曜日の夕方なのにほとんど人が通っていませんでした。
 下駄箱のカギが金属製。脱衣場のロッカーは千羽鶴のマーク。男湯と女湯の境の欄間に鳳凰と桐そして松。何か脱衣場が暗いと見上げたら、蛍光灯が1本だけでした。横に3枚羽の大型扇風機。
 浴室は何ともシンプルな銭湯です。深風呂と浅風呂が真ん中にどーんとあって、周りを洗い場が囲みます。シャワーはついてました。私が子どものころ行っていた銭湯はこんな感じでした。つかる、洗う…銭湯はそれだけでよいという極めて当たり前を絵にしたような銭湯です。
 女風呂から大きな声が聞こえてきました。「ああ、私もあと10歳若かったらと思うわ」「こんな年になったら食べることしか楽しみあらへん」男風呂から声を出さずに突っ込んでました。「もうあと10歳若かったら、何がしたいねん!」地域密着銭湯、別府湯です。  2005・2・12

D大宮通りと烏丸通りの間・九条通より南の銭湯案内

銭湯名 写真 かばのしっぽ入湯記
3,明田湯
南区東九条明田町10
691-6298
午後3時〜11時半
定休日金曜日 番台形式
P3台南側に
札の辻通り新烏丸から1筋西の旧烏丸通り北すぐ
サウナ・水風呂2つ
薬泡風呂・電気風呂・超音波泡温泉・ジェット風呂

 1階は唐破風の屋根、そして2階には手すりが見えます。入り口は改装されています。戸を開けるとすぐ番台でロッカーが青色のせいか全体青い感じのする脱衣スペースです。
 浴室に入ります。すぐ左に狭い通路があって、水風呂とサウナがあります。あれ?水風呂がもう一つ浴室入ってすぐ右にもあります。
 そして奥に左から薬泡風呂(じっこう)真ん中が電気風呂、そして右に超音波泡温泉と座る形式のジェット風呂があります。これは浅い風呂でつながっていて1つの浴槽です。超音波泡風呂という表示は見たことありましたが、超音波泡温泉は珍しいと思います。ナントカ鉄工所の名前がありました。この名前も私は初めてです。
 ここの前の通りは4mあるかないかのせまい道で南行き一方通行です。そして新烏丸通り(4車線の道路)からわずかな距離です。明田湯から10m程南は札の辻通りなのですが、そこに旧烏丸通りという表示があります。烏丸通りは京都駅までは大きな通りだったのでしょうけど、南側はこんな小さな通りだったのだなと知りました。2005・4・5 
9,弁慶湯
南区西九条東島町31の8
681-9344
午後2時〜午前1時
定休日金曜日
フロント形式
P5台
宝寿湯(薬湯)・浅い風呂・ジェット風呂・深い湯・電気風呂
サウナ・水風呂





 新堀川通りに面してある銭湯。
 入ると下駄箱。。石けんなどグッズを売っていたりアイスクリームなども販売しておられるカウンター式の番台がある。ここで料金を払います。
 1Fは女湯、2Fが男湯になっています。
 1Fにもちょっとしたロビーがあります。そして2Fにも4.5人座れるロビーがあります。また少し狭いが将棋コーナーがあってここで素っ裸の年輩の方が指しておられた。
 脱衣場に入って思ったのだが若い人が多く活気があります。浴室の中も新しく気持ちがいい。
 入るとすぐ薬湯の宝寿湯。泡が下から出ていて色はこげ茶色。網の袋に宝寿湯の成分が入った物が浮かんでいます。
 ジェットがかなり強力で心地よい。座っていると土ふまずと腰を刺激してくれます。サウナにはテレビが付いていて、奥に2畳分ぐらいのスペースがあり足が伸ばせる。7〜8人ぐらい入れる広いもの。
 今日は話をしなかったが、以前荷物を預けていたのを出してもらいながら女将さんと話しました。気さくないい感じの方です。何度も「ありがとうござました」と言ってもらって銭湯を出ました。2005・3・21再入湯
11,柳井湯
南区西九条開ヶ町18
691-1115
午後3時半〜11時
無休  番台形式
近鉄東寺駅下車南へ5・6分
P2カ所あり6台(軽含む)
スチームサウナ・水風呂・泡薬湯・深風呂・ジェット浅風呂・座電気風呂









 近鉄東寺駅から南へ線路に沿って札の辻通りへ。西一筋目北すぐ。
 暖簾をくぐって戸を開けると、オッとこれは予想外の展開です。銭湯入り口はさらに奥にあります。その入り口までが面白いスペースになってます。左側(女風呂との境)には初めてみました、傘ロッカー!これは横に傘を入れてカギをかけるというものです。その奥に下駄箱。そして、右側は庭になっているのです。池には鯉がいて信楽の狸もいます。
 脱衣場にはいると、まず目に付くのは浴室入口の上にあるタイル絵です。湖と富士山。湖には帆掛け船。女湯の方に続いていますが、女湯の方には富士山はなさそうです。
 浴室の様子です。浴室に入るとまず薬湯のにおいがします。左に泡風呂の薬湯があります。これはぬるくて色は黄緑色、家庭用の入浴剤と同じ色してます。そしてかなり熱めの深風呂、二連ジェットが2つある浅風呂、そして座る電気風呂。この電気風呂どうやって入るのか迷いました。座ると上半身に電気がきます。中腰になると腰の辺り。これで終わりかなと入口付近を見ると、サウナ入り口らしいものが見えます。戸のガラス越しに目を凝らすとサウナであることが分かります。入ると水音がしています。5人用。一番奥まで入ると脱衣場が見えます。ここから見ると先ほどの入口附近の庭が、透明ガラス戸越しに見えます。水風呂は反対側、入ってすぐ右です。
 私がこの柳井湯で一番おもしろかったこと。入口から2つ目の鏡の宣伝です。近くのお好み焼きと鉄板焼のお店の宣伝の鏡でした。それに地図が入っているのですが、「弁慶湯」の名前と「当地」というのが地図落とししてあります。「当地」というのはどうやらそのお店のことのようです。私一瞬ここは、「弁慶湯」なのかなと思ってしまいました。同業のすぐ近くの弁慶湯の宣伝がしてあるというのはなかなか度量が広い柳井湯さんです。2005・2・16 
12,寿 湯
南区西九条比永城町17
691-5437
午後3時半〜11時
定休日月曜日
番台形式

九条大宮一筋南を東すぐ
サウナ・浅風呂・深風呂・ジェットネオン風呂・電気風呂







 写真でもよく分かりますが、唐破風の銭湯です。二階部分には手すりがあり、雰囲気のある銭湯の建物です。唐破風で二階部分に手すりがある建物は銭湯の他にはあったのかなと考えながら入り口へ。
 寿湯さん、入口2つなのですが、どっちが男湯か分かりません。仕方がないので右を開けてみました。何とそっちは女湯!急いで閉めて左から入ることにしました。左少し開いてます。入りますと下駄箱スペースで、境目を仕切る傘立てがあります。そして次の扉の前にたばこの自動販売機。もし男風呂と女風呂を間違って入った場合この自販機前を通れば間違いを訂正できます。
 やっと扉を開けて入ったら、「今日は」というあいさつ。「今日は」とあいさつして回数券を番台に置きました。「いらっしゃい」「おおきに」があいさつとしては多いと思いますが、「今日は」が何か新鮮でした。
 脱衣場は格天井。これも重厚です。
 浴室は脱衣場に張り出してサウナ(6人入れる)その前に水風呂。真ん中にデーンと浅風呂と深風呂。浅風呂には錦鯉3匹タイルで泳いでます。そして奥に太い柱があってその後ろに電気風呂と一連ジェットが2つついた浅風呂。この浅風呂には3色ネオンが付いていました。ネオン風呂というやつです。ゆっくり体洗って、ゆっくりサウナに入って、時間がゆっくり流れて今日もいい気分。
2005・3・25

E烏丸通りより東・九条通より南の銭湯案内

銭湯名 写真 かばのしっぽ入湯記
6,松 湯
南区東九条宇賀辺町60
661-9192
午後3時〜12時
無 休 番台形式
 
水風呂(泡風呂)・ジェット3本ついた浅風呂・深風呂・浅風呂・電気風呂・薬風呂・スチームサウナ(ラドン浴)・ドライサウナ





 この銭湯へ行くには、新烏丸九条を南へ「黒潮市場」というスーパーの北の道を東へしばらく行き細い路地に注意していると北側に松湯の看板が見えます。路地の奥にある銭湯という感じです。松の木団地もすぐ近くです。周りには韓国料理や焼肉店が多数。
 暖簾をくぐると下駄箱ゾーン。右にトイレ。この場所にトイレは珍しい。
 この銭湯には、一番奥左側にサウナが2つあります。浴室の一番奥右側にスチームサウナとドライサウナがあります。
 スチームの方はいすが熱い!とても下に足を伸ばせません。体育座り状態で入ります。スチームサウナの方はラドン浴と書いてありました。脱衣場にあった「ラドンナントカ発生装置」という機械は、このサウナに連動しているのでしょうか。どうも動いているようには思えませんでしたが。
 ドライサウナの方は内側から完全に戸が閉まらなくて何か寒い。こう書くとケチつけてるみたいですけど2つのサウナ私は十分楽しみました。
 入ってすぐ右に水風呂。この水風呂、泡風呂になっています。そして左にジェット3本ついた浅風呂。そしてかなり熱い深風呂。そして浅風呂、そして電気風呂。一番奥に薬風呂。今日はジッコウでした。私思うんですが、もともと水風呂と薬風呂は逆だったのではないかと思うのです。サウナのすぐ近くに水風呂あった方がいいし、薬湯は泡風呂の方がいいと思いました。2005・2・26 
7,九条湯
南区東九条中御霊町65
рU61−9192
午後3時〜11時
定休日木曜日 番台形式

水風呂・浅・深風呂
ジェット泡風呂・電気風呂・酵素泡風呂・スチームサウナ
















 九条湯へ行く道はうーんちょっと迷う。竹田街道九条を南へしばらく行ってまさかこんな細い通りにはないやろうと思って左(東)を見るとあります。車は通り抜けられないぐらい細い通りです。
 唐破風の屋根に庇の付いた二階、南区の銭湯でよく見かける銭湯です。昭和初期を感じます。そして入り口付近を立て替えて下駄箱ゾーンが作ってあります。この下駄箱の横に傘箱があります。これは横に入れるタイプのもので柳井湯にあったのと同じタイプのものです。この中に傘入れたら水が下へ漏れないのかと心配になります。私みたいに思う人のために、さらに戸の前に今風の傘立ても用意されていました。
 脱衣場の天井が格天井でお寺の中みたいです。壁との境目も微妙な曲線で仕上げてあり色といい形といい渋い。脱衣場のすぐ横玄関スペース側に庭があります。石組みがしてあり、鯉も泳いでいます。季節の花は咲いていませんでしたがなかなかです。こういう唐破風の銭湯の最初の姿をぜひ見てみたいものだと思います。九条湯の塀や入り口は後からでしょうから唐破風のところが入り口だったはずです。となると庭が外から見えたのではないでしょうか。そしてその奥に脱衣場になります。でもそうなると外から脱衣場が見えることになります。日の出湯も現在たたきになっている場所は庭だったかもしれないと思いました。両側に庭を見ながら唐破風の玄関へというのが当時の銭湯だったのかもしれません。
 脱衣場から浴室へ入る戸の上にタイル絵があります。舞妓さんが左に後ろ姿。川が流れています。左には五重塔が四層だけ見えています。法輪がないので五重塔と言い切れないのですが。京都だと思いますが該当する場所が思いつきません。女湯の方はかすかに洋式の帆船が見えましたが?です。
 浴室内です。ゆったり広いです。真ん中にデーンと浅風呂と深風呂。入ってすぐ左に水風呂。奥に3つの浴槽。左からジェット付きの浅い泡風呂、電気風呂、そして酵素泡風呂(この効能書きがいつものことながら楽しい)。確かサウナがあるはずだがと捜すと、浴室外へ張り出しているのか、サウナの入り口らしきものが左にあります。湿式サウナ(スチームサウナ)です。中はかなり広い。座るところがタイルでかなり熱そう。座ってみたらやっぱりお尻やけどしそうで立ち上がることにしました。敷くものがあった方がいいようです。
 私の南区銭湯巡りも九条湯で終了です。2005・4・15(金)
8,辻 湯
南区東九条中札ノ辻町24
691-8845
午後3時〜11時
定休日 火曜日 番台形式

水風呂・ジェットつき浅風呂・深風呂・泡風呂の薬湯






 京都駅から竹田街道(国道24号)を南へ。この銭湯の煙突と「ゆ」のネオンが気になります。札の辻通りの少し北にある「辻湯」、やっぱり札の辻の辻からの命名なのでしょう。おそらく竹田街道札の辻に「高札場」があったのでしょうね。この辻湯を東へ行きますと「宇賀神社」へ行きます。ここの銀杏は立派です。秋にぜひ訪ねたいものです。何でもこの神社は藤原鎌足まで遡るとか。
 暖簾をくぐります。下駄箱スペース。戸を開けますと番台。こぢんまりしたスペース。壁に京都の紅葉写真(二尊院と常寂光寺かな)と阪神の選手のサイン。
 浴室は入ってすぐ右にライオンの吹き出しのついた水風呂。真ん中女風呂との境の壁に沿って深風呂・そして奥に広い目のジェット2つついた浅風呂。その右に泡風呂付きの薬風呂。ジッコウではないでしょうか。この奥の壁に「東洋ミネラル研究所」という名前の入った「ミネラル湯浴泉」の効能書きがはってあります。そう言えば、浴室入り口にも大きく「ミネラル浴泉」の宣伝ロゴが大きくありました。何でも三朝温泉並みのミネラルがこの辻湯には含まれているそうで、様々な病気に効果があるそうです。『保養に行かずとも働きながら』味わえる温泉気分だそうです。サウナはありませんが、十分暖まって帰りました。2005・2・27
4,別府湯
南区東九条石田町25の1
рU91−5616
午後3時〜11時
定休日土曜日 番台形式
水風呂・電気風呂・ジェットのついた超音波泡の浅風呂
竹田街道札の辻通と九条通の間の点滅信号を西すぐ。







 この銭湯も唐破風の入口だったものの前に建て増しをして靴箱スペースを作られたようです。この靴箱の右側に「用心」と書いたカギのかかる箱があります。丁度10cm程の正方形の大きさです。たぶん傘入れかと思うのですが、それにしては奥行きが足りないかな?
 別府湯さんの東隣にPがあります。1と2は別府湯さん用だそうです。つまり2台駐車できます。
 別府湯の浴室にあるタイル絵はなかなか見ものです。海の中です。珊瑚、海草、魚が数種類2匹ずつ泳いでいます。そこに海女さんが大きく描かれています。鉢巻きしてます。手にはどうもサザエを持っているようです。素もぐりをしている海女さんのようです。この絵はモダンな印象を与えます。銭湯のタイル絵と言えば定番の富士山とか渓流などの景色が多い中で、これは題材からしてユニークです。私は近代美術館の作品を見ているような気分になりました。タイルはみんな大きさも色も違うタイルで、貼り絵のような印象です。近くによって一つ一つにタイルを見せてもらいましたが、複雑な色をしており手の込んだ作り方がしてあるのが分かります。このタイル絵については「京都極楽銭湯案内」(林宏樹著・淡光社・2004年12月発行)に大変詳しい紹介があります。
 浴室内部です。水風呂が入ってすぐ左にあります。泡風呂になってます。ここの浴槽の縁に使われている緑色のタイル良い感じです。電気風呂断続的で座ると腰によく効きます。そして深い風呂と浅い風呂。この浅い風呂に超音波泡温泉と書かれていて、かなり強力な1穴のジェットが2つ出ています。先ほどの水風呂は、サウナがないので薬風呂にしてほしいなと思ってしまいました。
2005・4・14(木)
5,石田湯
南区東九条南石田町35
рU91−1871
午後3時〜11時
定休日日曜日 フロント形式

サウナ・水風呂・深風呂・ネオン超音波泡風呂・電気風呂







 唐破風に2階部分に手すりのある銭湯建築を改装した石田湯です。それも最近改装されたようです。美しく新しい清潔感のある銭湯です。
 入口に鉢植えの海棠桜が咲いていました。上品です。
 自動ドアを開けると靴箱スペースとフロントがあります。さてどっちが男湯か分かりませんので「こっちですか?」と右へ行きかけたら「こっち」と左を指さされました。重厚な真新しい扉を開けますと脱衣場も新しい感じです。脱衣場の壁に写真3枚が飾られています。美山町、そして福井県高浜の桜の写真です。多分季節ごとに写真が飾られるのではないでしょうか。ご主人が写真を趣味にしておられるのでしょう。
 浴室は右に脱衣場に張り出して詰めれば4人入れるサウナ。左に水風呂。この水風呂の水の出口の置物が変わってます。ライオンでも裸婦でもなくてリスの乗っている木の枝から出てます。こんなのもあるのですね。
 奥に浴槽が3つ。左から深風呂。そして超音波泡風呂の浅風呂。これには一穴のジェットが3本出ています。そしてこれにネオンが加わります。朱色と黄色の2色です。そして浅風呂の一画に電気風呂があります。
 それほど広くない銭湯ですがコンパクトにまとめられた銭湯です。銭湯前は狭い道路です。竹田街道十条を西へ中央信用金庫の西側を入っていくと石田湯です。2005・4・13(水)

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