奈良東大寺二月堂お水取り

 3月11日行って来ました、お水取り。6時40分についたらすでに大勢の人。二月堂正面はすでに立錐の余地もありません。まして、お堂真下の火の粉をかぶる所など、とてもとても。で、三月堂との境に人が動いているのが見えたので、そこへ行きました。門のちょうど下に何とか立つ位置が確保できました。7時ちょっきりに周りの灯りが消されいよいよ松明に火が点けられ炎のショーを見ることが出来ました。デジカメ写真は全くだめでした。これは一眼レフカメラ望遠で撮ったものです。30分ほどの間に10本の松明がお堂を走り抜けました。なかなか迫力がありました。特に火の粉が落ちてくるのが美しく歓声が上がりました。
 12日はこのお水取りが最高潮に達して、11本のお松明が「立て続け」にあがりますという東大寺のHPを見てこれは行かなければと、二日続きで出かけました。我ながら好きやなあと思います。この寒いのに京都から。この日は7時半からの点火だったのですが、7時ちょうどに着きました。昨日の比ではない人出でした。二月堂に近づくことも出来ずかなり遠い広場から見ました。その広場にも大勢の方でした。ハンドマイクを持った方の説明では、昨年の2倍の人出だとか。結論的に言いますと、11日と12日の違いはありませんでした。私は6本目の松明で帰ることにしました。あんまり遠すぎて昨日の感動はありませんでした。その広場の方たちも何かがっかりしておられるのが分かりました。もし、松明の美しさを想ってお水取りに出かけられるなら、12日は避けた方がいいと思いました。
  @松明が突き出される  A松明が動き出す
   
  C松明を回転させながらお堂を動く  D火の玉が回っているようです
   
 D火の粉の軌跡が不思議な魅力


*参考(東大寺のHPの説明)

 平日は午後七時に東大寺の大鐘がならされ、それを合図に「おたいまつ」が点火されます。おたいまつは合計十本ですが、そのそれぞれに練行衆が一人ずつ後ろについて二月堂本堂に上堂してゆきます。即ち「おたいまつ」は上堂する練行衆の道明かりということになります。練行衆は十一人いますが、処世界という役の者は先に上堂して掃除など準備をしているので、おたいまつは十本となります。ただし、十二日は七時三十分から十一本、また十四日は六時三十分からたてつづけに十本の松明があがります。

 
 
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