大正湯

□営業時間 16:00〜11:00
□定休日  木曜日
□所在地 伏見区新町13丁目
□お風呂の種類 ジェット風呂 電気風呂 薬湯 水風呂 深風呂
□駐車場 なし
□アクセス 京阪丹波橋から徒歩10分
駅を出ると書店、そこを左(西)へ行くと最初の通りが京町通り。信号あり次の通りが両替町通り。それを右(北)へ向かって二筋目を左(西)へ20メートル北側。

■かばのしっぽ入湯記

 ザーッと雨が来ました。傘を持って大正湯へ出かけました。
 このお銭湯、かれこれ35年ぶりです。私が子どものころは「村田英雄」似のおっちゃんが番台に座ってました。今はどうかな、私の母親は「大正湯は私が知ってるだけでも3代代替わりしてるで」と言ってましたからもう「村田英雄」似のおっちゃんはいいひんやろな。
呉竹湯は遠く冬場湯冷めするので大正湯のお世話になりました。
 横殴りの雨に濡れないように、のれんはまくりあげてありました。傘立てかわいいヤツで10本しか入りません。下駄箱に靴入れて「すんません」と言ったら、元気で明るいおばちゃんが「いらっしゃい」と女風呂の方から出てきました。
 何か覚えてることないかなと記憶をたどるのですが、何も思い出しません。こんなんやったかな?
 いよいよ、お風呂へ。
 なかなかきれいです。タイルは白と黒が交互に並んでいて清潔感があります。
 真ん中に浴槽が4つ並んでいます。入り口から順に、ジェット風呂(座れる)吹き出し口2つ。続いて深風呂、そして電気風呂、最後一番奥に薬湯。そして入り口入ったところ左手に水風呂。そして両側にあらうところが並んでいます。
 薬湯に入りました。アワが出ています。においは・・・鼻が効きません。でも湯加減がちょうどでよかった。入り口側に足をのばしたら何か穴みたいなものがあるので足で探ったら
何と熱い湯!!!やけどしそうになりました。くれぐれも注意。
 電気風呂は速いテンポでぐっぐっとくる感じのやつです。なかなか強力で私は途中でギブアップ。私の後に入った70歳ぐらいの方。なかなか渋い方で、頭は五分刈りで灰色に近い感じ。贅肉全くなし。男はこうありたいもんだと思いながら自分の出かけた腹を引っ込めました。その方・・・この強い電気風呂で表情も変えず我慢。男はこうありたいもんやと2回目、思いました。
 体洗って今度はジェット風呂へ。私はあんまりジェット風呂がいい気持ちだと思ったことがないのでこんなもんかなというところ。
 水風呂に入りたいけどサウナがありません。仕方がないので深風呂でじっと我慢することにしました。体が熱くなったところで水風呂へ。伏見は伏水(伏見はもともとこう書いたこともある)で有名で酒造りもこの水を使っています。その酒を造る水のお風呂に入るのだから贅沢です。でも私がいた約1時間の間、この水風呂利用したのは私だけでした。
 かえりに番台の愛想のいいおばちゃんに聞きました。「大正湯というのはやっぱり大正にこのお風呂ができたんですか?」「さあ分かりませんね。私らここ買うてきたので、昔のことは分かりませんけど。まあ地元に定着してる名前やし変える必要もないのでそのまま使ってます」「タイルがずいぶんきれいですけど、いつ頃改装しはったんですか」「50年にここ買うたときに改装してます」35年ぶりに来た私は何も思い出せずに終わりました。

5,伏見の銭湯の「呉竹湯」へ
HPへもどる  「銭湯大好き」へ