呉竹湯

□営業時間 16:00〜11:00
□定休日 水曜日
□所在地 銀座3丁目
□お風呂の種類 ミネラル湯温泉 ジェット風呂 ミネラルサウナ 水風呂 3段の風呂
□駐車場 なし(西80メートルに市営駐車場1時間300円あり)
□アクセス 京阪桃山駅から徒歩10分
駅を出たらすぐ前は伏見のメインストリート大手筋通り。
アーケードの道をすぐ左(西)へ、1筋目を右(北)へ向かう。
1筋目NTTの斜め向かいに呉竹湯がある。

■新町・両替町・銀座・京町通り

銀座3丁目というこの地名桃山城に関係がある。東京の銀座より歴史のある地名である。そりゃそうやね。江戸時代の前に安土桃山時代があるんやから。現在両替町通りと大手筋が交差するところに石碑と説明板が建っている。「銀座はこっちが本場でっせ」てなことが書いてある。京町通りと両替町通りと新町通りは平行している。南から1丁目が始まる。1丁目はだいたい同じ緯度から始まるのに終わりは全部違う。新町は14丁目まで。両替町は15丁目まで。京町は10丁目までしかない。新町の終点は近鉄の線路で疏水になるため両替町より1丁少ない。。両替町の終点は昔はインクラインで橋が架かっていて橋の向こうは撞木町。郭だった。今は国道24号である。ところがその両替町途中で名前を変える。それがこの銀座である。両替町は5丁目から8丁目までがない。その4丁を銀座1丁目から4丁目までが埋める。両替町は9丁目から再開する。なんでこんなことしたのでしょうか?京町も何か変。突然京町大黒町とか数字から離れたり、7.8丁目は北7丁目と南7丁目というふうに同じ7.8丁目なのに南北に分ける。両替町と同じように国道24号で終わるのに10丁目までしかない。ちなみに京町通りは旧伏見街道である。この伏見街道おもしろいのでまた何かの機会に書きたいと思っている。

■かばのしっぽ入湯記

 昔両替町通りと丹波橋通りが交差するところの南西角(両替町10丁目)に「滝の湯」という銭湯があった。今は駐車場になっている。もう35年ほど前に家風呂をみんなが造り始めた頃になくなった。私の家は家風呂がなくて困った。家族それぞれ違う銭湯を探した。私は少し遠いがこの「呉竹湯」へ行くことにした。しばらくして私の家にも風呂ができて行かなくなった。そして今回久しぶりの呉竹湯訪問である。35年ぶりか。
 ちょっとした同窓会気分である。
 入り口を入る。そうそうこれでした。戸を開けたらすぐに番台のあった「滝の湯」と違い下足箱があってはきものを入れてからお金を払う。脱衣場はそんなに覚えていない。しかしたくさんカレンダーのはってある銭湯だ。川島なお美他5人の女性タレントのカレンダーだ。別のところには博物館や美術館のチラシが貼ってある。体重計がある。昔これにのったことがあるのかもしれない。
 お風呂に入る。3段の滝のように湯が順に流れている風呂がある。1段目は座れて3つの吹き出しのあるジェット風呂になっている。2段目は浅い風呂で壁際から大きなアワが出ている。3段目は深い風呂である。いずれの風呂の床のタイルにもコイが泳いでいる。
よく見るとバッテリーみたいな感じの青い箱がお風呂の中にある。どうもこれがミネラル湯の秘密らしい。一つの浴槽に10個ぐらい沈んでいる。
 サウナに入る。ここにも先ほどのバッテリーみたいな青いものがある。隣のお腹の大きい汗をかいてるおじさんに聞いてみた。「これがミネラル湯のもとですか?」「いや、ちがうやろ。それは、タイルが熱いから、やけどせんようにおいてあるやつちゃうか」タイルをさわってみても熱くない。「熱いことありませんよ」「ほんまやな。ほんならミネラル出してるんかな」「ここのお風呂よう来はるんですか」「うんちょくちょく」「どうです。ミネラル湯って効きますか」「この腹見てみい、ちょっとも効いてへん」おもろいおじさんでした。
 サウナあがって水風呂へ。ちょうど一人入れる。気持ちいいなあ。
 男風呂と女風呂の境の壁にタイル絵が描かれている。船頭さんがイカダ流しをしている川と山が描かれている。木曽の川かなあと思いながら見た。

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