新地湯

□営業時間 16:00〜11:00
□定休日 月曜日
□所在地 伏見区南新地4の31(中書島)
□お風呂の種類  スチームサウナ ネオン風呂 ジェット風呂 アワ風呂 水風呂 
□駐車場 なし(近くに伏見港公園あり。1時間300円ただし21:30まで)
□アクセス  京阪中書島駅から徒歩2分
駅を出て前の商店街を北へまっすぐ行くと右手(東)すぐにある。

■かばのしっぽ入湯記

 番台の女性が若い!今日だけかな?でもお客さんと親しく話したはるからこの女性が番台に座ったはるのはそう珍しくないのだろう。
 お風呂に入ると、まず目につくのが正面のタイル絵。どこかな?日本海側の国定公園でこんな景色あったかな?という絵だ。女風呂にまたがる形で竹のタイルが貼られている。
 茶色の模様タイルが洗い場の側面や床面には使われている。女湯との境の壁は白タイルで一番上に花柄タイル。そのかべに「おふろのなかでタオルつかわんといて」と「掛かり湯してからはいって」という趣旨の手製の看板がかかっている。そらそうや、その通り。みなさん、エチケットは守りましょう。
 お風呂の方は入り口から順に5つある。それが女湯の壁側に並んでいる。一番手前から、サウナ 水風呂 浅い風呂 深い風呂 ジェット風呂の順になる。
 まずサウナであるが宝湯にあるサウナと同じで低温多湿のしんどくならないタイプのものである。室温は72度であった。このサウナお風呂の規模に比して広い。また明るくて気持ちがいい。私が入っていったら、私より年輩の方がサウナの中で腕立て伏せをしておられた。この方はこういう健康法を実践したはるのでしょうね。
 水風呂は伏見の名水。浅い風呂と深い風呂は温度が高め。水を絶えず入れてうめているのに高い感じがする。最後がジェット風呂。ジェット風呂は壁側から出ている。そして看板にあるネオン風呂、泡風呂というのがやっと分かった。下からブクブクとアワが出ていて、そのアワが出るところからネオンのように光線が出ている。ちょっと怪しい感じだがまあきれいといえばきれいだ。ジェット風呂とネオン風呂は同じ浴槽でかなり低めのお湯。
 洗い場の鏡はみんな宣伝が入っている。やっぱり中書島だけあって、宣伝する店も多いのだろう。
 帰りがけに番台の方に聞いてみた。
「この建物立派ですね。昭和の初めごろのものですか?」
「さあ、私知らんねん。でも鉄筋やしね」
「お風呂のタイル絵はどこですねん?」
「さあ、それもわからんわ。こっとの方は(女湯)は外国やけど、そっちは日本やね。よう富士山違うねなあて言われるけど」
 この建物のことどこかで写真を見たように思う。建築関係の本で・・・。それが何やったか分からないので気持ちが落ち着かない。番台の後ろに建物の水彩画がかけてあった。宝湯と同じ時期に建てられたのだろう。デザインが似ている。また分かったら書き込みたい。

■中書島のこと

 中書島は西口克巳の小説「郭」の舞台にもなった江戸時代からある遊郭のあったところである。わたしのHPの「京都落語地図」の「三十石夢の通い路」を参照してほしい。今も多くの飲食店がある。坂本龍馬が定宿にしていた寺田屋、「中書島の弁天さん」と呼ばれユニークなお守りの長建寺、そして月桂冠大蔵酒造の酒蔵と記念館など見所も多い。

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