鞍馬湯

□営業時間 14:00〜24:00
□休業日 月曜日
□所在地 伏見区大津町
□お風呂の種類 サウナ 水風呂 ジェット風呂 薬湯 電気風呂 深い風呂 ふつうの風呂
□駐車場 なし
□アクセス 市バス西板橋下車5分

□かばのしっぽ入湯記

 毛利橋通り(伏見区役所・図書館のある通り)を西へ竹田街道を北に向かうと道は自然に西へ曲がる。私が子どもの頃はここを市電が走っていた。市電が走っていた道が一方通行北行きの道になっている。そして濠川(ほりかわ)を渡る。そこにかかっているのが聚楽橋。渡ってすぐに市バス西板橋のバス停がある。橋の北側の道を西に折れ、最初の道を左へ向かうと目指す鞍馬湯がある。大きなマンションが横に立っている。このあたりは昔木材の貯木場だったなあと思いながらお風呂に到着した。
 「鞍馬湯」という名前が気になりながら外で写真を撮ってたら、お店の方が出てこられたので少し話をした。鞍馬との関係はあるとおっしゃっていた。「78のおじいさんが6つの時にできたお風呂だ」とおっしゃったように思う。だからやはり70年以上の歴史がある。
 でも、建物は新しいなあと思いながら、のれんをくぐって入ると「こだわりの湯」のロゴが飛び込んできた。そこまで入ると番台におられた年輩の方が「いらっしゃいませ」と声をかけてくださった。
 脱衣場も明るく清潔で気持ちがいい。天井は青空に雲が浮かんだデザイン。タクシーの運転手さん二人がくつろいでおられた。タクシーの運転手さんが入って食べるラーメン屋はうまいという話を聞いたことがある。それにならうとこの銭湯も評判の銭湯なのかもしれない。
 いよいよお風呂の中へ。全体をピンクの色調でまとめてある。下のタイルも壁も鏡もみんな新しい。後で聞いたら一昨年(2000年)12月にリニューアルオープンしたのだという。正面にタイル絵があり渓流と山が描かれている。
 掛かり湯をして電気風呂に入ってみた。ガンガンガンと時間差でくるタイプので気持ちがいい。続いてジェットバスに入った。2種類あってボタンを押すと二つが同時に動き出した。このジェット風呂細かいアワを出すタイプで、そのアワが石けんの細かいアワのようになる。そうそう、これは「五香湯」に同じのがあった。そのアワがお風呂からあふれ出し何とも豪華な気分になる。薬湯は茶色い色をしており、漢方風呂のようだ。私は鼻に自信がないので何が入っているのか見当がつかない。イスに座って体を洗った。カランもシャワーも鏡もまだ新しいので気持ちがよい。シャワーから水が漏れていたり、いくら水をかけても石けんつけてもきれいに写らない鏡は悲しくなるがそういうことがないのがうれしい。
 洗い終わってサウナに入った。ここもきれいだ。薄いグレーのタイルで、詰めれば5〜6人入れそう。テレビがついている。十分汗をかいて水風呂に入った。季節のせいか、伏見の水のせいか、ちょっと冷た目で気持ちよかった。
 上がってから体重を量ったら入る前より0.4キロへ減っていた。
 実はもう一軒はしごするつもりで家を出たのだが、あんまり気持ちがよかったので長居した。「鞍馬湯」だけで十分堪能した。初めて行った銭湯だったが、清潔で明るくこれはおすすめ銭湯である。いいところ見つけた!ラッキー。また行こうと思う。
 

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