京都・冬の花

東福寺の桃桜?

  「この木何の木、気になる木…」というCMがありますが、私にとっては本当に気になる木なのです。ちょうど今満開です。梅でもないし、桜でもない。まして桃ではありません。何れの花よりも早い時期に花を咲かせます。昨年植物園へ行ったときに「杏」だ!と思いました。杏が近いように思ったからです。しかし「桃桜」と言う人がいました。桃桜?そんなけったいな名前初めて聞きました。今日写真を撮ってたら年配の女性が、「この桃きれいやろ。でも実のできひん桃や」とおっしゃってました。本当は何なのか?
 今年は木に勢いがないように思います。切りすぎではないでしょうか。伏見街道沿い、九条の跨線橋のすぐ南側派出所前にあります。
 この木伐られました残念。その後「アーモンド」だという話を聞きました。(2015)

福寿草
京都府立植物園

福寿草・・・本当にいい名前ですね。雪の中から咲いている写真を見ることがありますが、旧暦の正月頃に咲くので元旦花の名もあるとか。花は太陽を受けやすいように開きます。植物園で最初に咲いた第1号だったみたいでまわりに福寿草の花は見えませんでした。キンポウゲ科。

哲学の道を歩く

つくばいの散華
法然院

梅もどき
法然院

もう少し早く訪ねてたらと悔やまれました。これも赤い実です。これはこの写真より実物の方が美しいです。降参です。

梅もどき
霊鑑寺

ツバキを見に行ったのですが、霊鑑寺は公開しておられませんでした。春の特別公開を待つしかありません。塀沿いに俊寛の遺跡の方へ行こうかと思ったら梅もどき発見!

ナンテン
哲学の道

哲学の道の冬を彩るナンテンとミツマタ、ところどころのサザンカとツバキ。

ミツマタ

赤い実ヤーイ!

童謡で「赤い鳥小鳥なぜなぜ赤い?赤い実を食べた」というのがありました。このごろの子は知らないでしょうね。わかりやすい歌詞でした。小鳥の食べた赤い実って何だったのでしょうか?赤い実と言ってもいっぱいありそうです。冬は赤い実がいっぱいです。赤い実探検です。

(1)クロガネモチ
金札宮・・・京都市伏見区鷹匠町

このクロガネモチは京都市の案内板がつくぐらい樹齢を重ねているクロガネモチです。「黒鉄」というのは強そうですが葉っぱが黒ずむかららしいのです。夏から青い実をつけていたのが急に赤くなります。クロガネモチ科。

(3)一両〜万両
高桐院(大徳寺塔頭)・・・京都市北区紫野大徳寺町

高桐院におもしろい屏風がありました。一両から万両までの5種類の赤い実を描いてあるのです。そして庭に一両は見つけられなかったのですが4種類のものがありました。
十両 百両 千両(赤色) 千両(黄色) 万両
一両・・・リュウノヒゲ(ユリ科)別名ジャノヒゲ。蛇の髭?って何か変?
十両・・・ヤブコウジのこと。背丈が小さい。「藪柑子」という漢字を当てる。
百両・・・カラタチバナのこと(ヤブコウジ科)低木では分枝せず葉が細長い。
千両・・・センリョウ科。海外では珍しいらしく一時はワシントン条約に指定されたらしい。
万両・・・ヤブコウジ科。一番景気の良い名前で呼ばれる。葉っぱの下にたくさんの実が出来る。
この他にも、ピラカンサやオモトなどもあるのですが、さて、赤い鳥が食べたのは何でしょうね。私は子どもの時ナンテンしか知らなかったので他のものだとは思いませんでした。
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