京都市山科区花山大峰町38−1
2004・9・19(日)撮影
2004・9・20(月)作成
「東海道の石仏巡り」をしている時に「酔芙蓉の寺」という文字が私の目に飛び込んできました。「へえ、そんなお寺があるんや」と思いました。まだ酔芙蓉には早いと思いましたし石仏の方に興味がありましたからお寺に寄ることなく通り過ぎました。
でも今日萩のお寺迎称寺や真如堂で写真を撮っていて「そうや、あのお寺行ってみよう」と思いました。
すでに真如堂や迎称寺でかなり満足していますから、次に行く時に「はずれ」でもあんまり腹も立ちません。そしてもし当たりならすごくもうけた気分になります。今日は…大当たりでした。
酔芙蓉のお寺山科大乗寺は旧東海道にあります。車で行くのはおすすめしません。前の道は西行き一方通行で狭いです。京阪バス日ノ岡バス停下車南へ、地下鉄東西線御陵駅から徒歩15分。日ノ岡の交差点大石道を少し南へ入ると旧東海道の坂道が西へ上がっています。この道は三条通に合流する道です。九条山で別れるところは東海道石仏巡りにありますから参考にしてください。
お寺の入り口に大きな酔芙蓉の木があります。
これが山門です。いっぱい案内の紙が貼ってあります。蚊がいるのでうちわが用意されています。拝観料は取っておられません。
ここに大乗寺住職手作りの「当山の由緒と酔芙蓉について」というプリントをいただきました。
平成4年に本能寺執事長を辞してこのお寺に移り住まわれた現住職がツルハシ1本で参道作りから始められたそうです。詩吟サークルのお友達の薦めで酔芙蓉百本の寄贈を受けそれを毎年百数十鉢に挿し木して今日千三百本を越えるまでに増やされたそうです。
「今年で丁度6年ほどになり一昨年京都新聞にカラーで大きくご紹介いただき、以来「花のころ」という本やインターネット等によるご紹介によって名もない貧しいこの隠れ寺が多くの方々にご来訪を受ける「酔芙蓉」の寺として知られるようになりました。どうぞ足元に気をつけてご観覧下さい。」と書いてありました。
酔芙蓉観音
台がおいてあって、ここに乗って見たらいいとあります。鉢植えの酔芙蓉1300本かなりの丈になっているので、見下ろせる位置でと言う配慮です。
石塔と酔芙蓉
酔芙蓉色々
庫裏へ寄りましたら、ボランティアの方が親切に「お茶はどうですか」と尋ねてくださいました。希望者には酔芙蓉の鉢植えを売ってくださるようです。「今頃は1日で色が変わるそうですが、10月になったら2日ぐらいで色が変化するそうです。
「『酔芙蓉』の見頃は、9月中旬〜10月中旬です」と書いてありました。
酔芙蓉の寺・大乗寺…確かに覚えました。