京都紅葉散策その1
(清水寺・金閣寺・銀閣寺)

 この3つのお寺は、京都でも拝観数で群を抜いているお寺だと思います。その紅葉を見てきました。
 清水寺は紅葉でも有名ですが、金閣銀閣は、紅葉が有名というわけでもありません。
 清水寺は2014年です。金閣銀閣は2015年。真に残念ですが2015年の紅葉は外れです。気温が十分下がらなかったようで色が褪せてしまって赤茶けてすでに落葉していました。

(1)清水寺

 いやあ、ものすごい人々。和服の東洋系外国人が、五条通にある貸衣装店から鴨川を渡り清水寺へ歩いていくという姿をよく見かけます。ツアーの中に組み込まれているのでしょうか。若い男女がどの季節にも歩いています。このお寺の拝観料が300円と安い。陶器の町五条坂や四条円山公園祇園さんへ繋がる産寧坂や二年坂。高台寺に石塀小路。門前町の賑わいは京都市内一だと思います。
 

(2)金閣寺(鹿苑寺)

 室町時代足利義満の北山文化を今に残す金閣寺(鹿苑寺)です。久しぶりに訪ねました。天候にも恵まれて金閣が周りの景色に映えていました。義満が残した松の盆栽が大木になったという陸舟松、金森宗和好みの茶室「夕佳亭」、義政遺愛の富士型手水など、やはり京都観光の目玉になるお寺だなと感心しました。ここも外国特に中国からの観光客が多いのが目につきました金閣寺の紅葉はこの池の反対側にありますが、中へはいることは出来ません。金閣は松と似合う建物だなと思いました。
 拝観料は400円でお札が拝観券代わり。金閣寺銀閣寺とも臨済宗相国寺の山外塔頭。

(3)銀閣寺(慈照寺)

 ここも臨済宗相国寺の山外塔頭。東山文化を代表する寺です。足利義政が文明14年(1482)に浄土寺院跡に建てた東山山荘に始まります。義政は観音堂(銀閣)の完成を見ずに死去しました。
義政由来の建物がもう一つ。東求堂。ここは阿弥陀三尊を本尊とする持仏堂であったらしいが、同仁斎といういう違い棚のある四畳半の部屋は義政の書斎で、書院造りの先駆けであり、茶の湯の空間としても貴重な建物です。風流を好んだ義政好みの銀閣寺です。
 ここの庭園に向月台という円錐を途中で切ったような形のものと、銀紗灘という波を表現している白砂模様がある。これ作るの大変やろうなといつも思う。
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