東福寺通天橋

 2013年11月23日(土)東福寺へ行ってきました。今年は見事な紅葉でした。満足して帰ってきました。東福寺らしい場所の紅葉です。
 
   
 自宅から一番近い紅葉の名所が東福寺なものですから、ほぼ毎年出かけています。通天橋から、臥雲橋の間を洗玉澗と言います。この間を流れるのが三の橋川。洗玉澗に様々なもみじが紅葉します。
 臥雲橋から上流にある通天橋を望むのは無料。通天橋から下流にある臥雲橋を望むのは400円。
 東福寺周辺は紅葉の季節すごい人出になります。京阪とJR「東福寺駅」から10分。団体旅行のバスも東大路から九条通で客を降ろして旗を先頭に次々と人を送り込みます。伏見街道は大渋滞を起こします。
 東福寺は昭和10年代に魅力的な庭を持つ寺になりました。昭和を代表する作庭家重森三玲が方丈を初め塔頭各寺院の作庭に関わり、それぞれに趣ある美しい庭を作りました。前に紹介したことがある光明院はその中でも庭と紅葉が美しいと私は思います。国宝の方丈を持つ龍吟庵や雪舟作の庭をもつ芬陀院などなど訪れたい場所が色々あります。
 鎌倉時代権勢を誇った九条道家が東大寺と興福寺から一字ずつとって自家の菩提寺として建立したという東福寺。「伽藍面」と言われるだけあって大規模な建物群です。山門は国宝で、柱の並び具合を見ていると楽しくなります。重文開山堂(開山は円爾弁円)はおもしろい建物です。僧堂の上ににょっきり閣が一層だけ飛び出したようです。
 東福寺は紅葉の季節とサツキの美しい頃がいいと思います。それから、雪が降った朝に方丈の庭を見るのもおすすめです。
 

2012・11・16(金)撮影
2012・11・19(月)作成
 

   
   
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