神光院の山茶花
(京都市北区西賀茂神光院町120・рO75−491−4375)

 「神光院?」初めて聞く名前でした。場所を調べてみたら前は通ったことがありますが、はてどんなお寺だったか全く印象にありません。この神光院の山茶花が見事だというので出かけてみることにしました。神光院は,京都三弘法の1つ。ちなみに京都三弘法とは,東寺、仁和寺そしてこの神光院だそうです。東寺や仁和寺と並んで名が上がるというのがすごいと私は思いました。

山門前の説明板には、こんな事が書いてありました。

 太田垣連月縁のお寺…そういえばそういう寺があることが聞いたことがありました。山門をくぐって左手に向かうと太田垣連月の茶室があり、その前に石碑が刻まれていました。散りの紅葉が陽の光に映えてきれいでした。山茶花のこと忘れて写真を撮ってしまいました。
 そうそう、今日は山茶花だったと思い出して境内を見渡して山茶花をさがしました。山茶花はすぐに見つかりました。何本もあってその中で一番大きそうな木が池の畔にありました。たくさんの花を咲かせています。純白の見事な山茶花です。
 椿はしばらく前から美しいと思うようになったのですが、山茶花はそれほど心動かされる花ではありませんでした。冬になったらどこにでも咲いているという感じがあるからでしょうか。山茶花は日本特産の樹木で、園芸品種は百を超えるそうです。一重のもの八重のもの色も様々あるそうです。確かに美しい花です。
 山茶花の美しい寺はどこなのかと興味を持ったのは、洛北蓮華寺で見た純白の山茶花を見た時でした。上質の絹のようにキラキラ光る花びらは上品でした。(下の写真)
 そして、神光院の山茶花も同じように輝いていました。

神光院きうり塚

 この神光院はキュウリ封じでも有名なお寺であることを例の「京都検定」で知りました。京都できゅうり封じで有名なお寺は2つあって、この神光院と仁和寺の近くにある五智山蓮華寺です。
 7月21日〜23日の午前7時〜午後4時半まで行われます。
 弘法大師(空海)が中国から持ち帰った秘伝です。体力の衰えやすい盛夏の弘法大師の縁日、7月21日から、土用の丑の日(23日)まで営まれます。 キュウリ封じは護符を差し込んだキュウリに、名前や病を書いた紙を巻いて祈祷したあと地中に埋め、キュウリが土に返ることで病も癒えるというものです。健康に夏を乗り切ろうという願いで行われる伝統行事です。
 下が「きうり塚」です。
詩仙堂の丈山椿と山茶花 2007北野天満宮の梅
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