黒部平の

2008・8・10(日)撮影

 黒部ダムの放水でできる虹は見事でした。
 黒部平に『アサギマダラ』『アサマシジミ』がいました!その他ヤナギランなど去年乗鞍高原や駒ヶ岳で見られなかった高山植物を見てきました。
 富山県立山駅〜黒部ダムまで…立山黒部アルペンルートを往復してくることにしました。
 立山駅へ9時前に到着しました。立山駅には無料駐車場が相当数用意されています。私は早く到着したつもりだったのですが、駐車場は早くも満車状態でした。駅からかなり離れた場所に車を置いて、さあ、出発です。
 立山へは、30年以上前にトロッコ列車に乗って行ったことあります。室堂で雪の壁の中をバスが走っていたことや、宇奈月温泉で泊まったというかすかな記憶があるだけです。だから、初めて行くようなものです。

 富山県立山駅〜黒部ダムへ行くまでに、5種類の乗り物に乗ります。往復料金は10,490円。
 @立山駅(標高475m)から、美女平(標高977m)までケーブルカー(7分1.3km))美女平は『森林浴の森・日本百選』に選ばれています。スギ・ブナ・トチなどの原生林の林。
 A美女平から、立山高原バス(50分23km)で、室堂(標高2450m)へ。その途中に、弥陀ヶ原(標高2000mの湿原、木道を歩きながら高山植物が楽しめる)や天狗平があります。室堂は立山信仰の中心地で、重文の立山室堂という山小屋やミクリガ池やミドリガ池、地獄谷などがあります。
 B室堂から大観峰(標高2318m)へは、立山トロリーバス(10分・3.7km)。大観峰から後立山連峰や黒部湖ダムが見られます。
 C大観峰から黒部平(標高1828m)へはロープウェー(7分1.7km)。黒部平では、高山植物園があったり、後立山連峰や大観峰を楽しみます。
 D黒部平から黒部湖(標高1455m)へは黒部ケーブルカー(5分0.8km)。そして歩いて黒部湖、黒部ダムへ。
 黒部湖駅に着いた時は正直「もうええわ」と思っていました。乗り物にです。どのくらい時間がかかるのか分からないので、とりあえず黒部駅まで行くことにしたのです。立山駅出発は9時20分でした。黒部ダムで11時30分でした。乗り継ぐだけで2時間です。
 しかしながら、出発時からとにかく涼しいことはありがたいことです。汗をかくことがありません。黒部ダムと言えば私などの世代は映画『黒部の太陽』を思い出すのですが他に何があるのかなと思いながら歩き始めました。
 行ってよかったです。こんな素晴らしい虹は初めてです。

黒部平の

 黒部平でゆっくりする気は毛頭無く、室堂でゆっくりした時間を過ごしたいと思っていました。ところが、ロープウェーが何と一時間半待ちという大混雑。しかたありません。何して時間すごそうかと展望台へ行ったり、行きたくもない高山植物園へ行ったり。みやげ物屋で「おやき」食べたりしてました。
 そして何気なく『黒部平見どころの高山植物』の名前をながめてらら、ビックリ。先ほど私が撮影した蝶は、『アサギマダラ』と『アサマシジミ』だったのです。それからは、大もうけした気分になって黒部平に感謝した次第です。何という身勝手な…。
 では、私が見た蝶と花です。

(1)アサギマダラヨツバヒヨドリ

 私はこの蝶のことをつい最近まで知りませんでした。
 私の友人はアサギマダラの写真を撮るため飛行機に乗って大分まで行きました。
 もう1人の友人は、アサギマダラが渡りをする蝶で、大分から京都の丹後琴引浜を通りさらに北上することを教えてくれました。何と2000kmも飛ぶらしいのです。いっしょに写真を撮りにいけたらいいなあと言っていたあの蝶が立山にいたのです。

 高山植物園の中、私の前をフラフラと何度もちょっと変わった蝶が飛んでいます。きれいな蝶やなあと思って見ていました。二度目にヨツバヒヨドリという花に止まりました。私は蝶の写真をい上手に撮ったことがありません。あんまりやる気がなかったのがよかったのでしょうか。このアサギマダラは私がすぐ近くにまでカメラを近づけても逃げませんでした。しまいに「おい、そんな人間警戒しいひんかったら捕まるぞ!」と言って、笑ってました。私が十枚近くの写真を撮ったあとも逃げず、私のあとにもう1人の方も写真を撮っておられました。
 高い山にいるのですね、アサギマダラ。

(2)アサマシジミ

 この蝶の事も全く知りません。きれいな色していますから、きっと貴重なシジミチョウなのでしょうね。アサマ=浅間なのでしょうか。この蝶も私が近づいても逃げずにいました。しっかり目にピントが合いました。

(3)高山植物園の花々

 ここは標高2000mぐらいの場所です。立山何とか、白山何とか、地名がついた名前の植物がありました。昨年伊吹山へ行った時「トリカブト」の花を初めて見ました。この高山植物園にもトリカブトの仲間がありました。
マルバタケフキ ナカボソアカワレモコウ シナノナデシコ
ヤマホタルブクロ ヤナギラン タテヤマウツボグサ
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