臼杵石仏2
臼杵磨崖仏の二つ目堂ケ迫石仏群は、第1龕〜第4龕まであります。ホキ石仏群から歩いてきますと第4龕から逆に遡ることになります。
(1)ホキ石仏第一群第4龕…地蔵菩薩座像と十王像
お地蔵さんは釈迦入滅後弥勒菩薩が出現するまで、衆生を導く菩薩。十王は冥途の裁判官。地蔵十王像としては最も早い時期の作。第4龕は地蔵菩薩座像を中心にして左右に五王ずつが配置されています。錫杖を持たず右足を座し左足を立てているお地蔵さんは古式。光背などの色彩がよく残っている。鎌倉期の作。
(2)ホキ石仏第一群第3龕…大日如来と諸尊像
平安後期の作で、中尊に金剛界大日如来、右に釈迦如来、左に阿弥陀如来。如来像台座に願文や経巻を納めた円や四角の孔が開けられています。
(3)ホキ石仏第一群第2龕…如来三尊像
堂ケ迫石仏群の中でも彫技に優れ、臼杵の石仏群の中では、古園大日如来、ホキ石仏群の阿弥陀三尊像とならぶ傑作。平安後期の作。
阿弥陀如来座像 | 釈迦如来座像 |
(3)ホキ石仏第一群第1龕…如来三尊像
中尊に釈迦如来。童顔で親しみやすい表情。螺髪を簡略化するなど素朴な印象を与える。平安時代後期の作。
大分臼杵磨崖仏 | ||||
ホキ石仏群 (ホキ第二群石仏) |
堂ケ迫石仏群 (ホキ第一群石仏) |
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