臼杵石仏4

(4)古園石仏

 中尊の大日如来像は切れ長の目引き締まった口元、大変整った魅力あふれた気品ある石仏です。臼杵石仏と言えばこの大日如来が思い出されます。臼杵を代表する大日如来のあるのが古園です。この古園のある場所が臼杵石仏群の中核の建物のあった場所のようですから、この石仏が全体の中尊であったとも言えそうです。落ちた仏頭が仏体下の台座のの上に安置された状態で長く愛されてきたのですが、保存修理にの時に大論争の末昔日の姿に復元されました。平安後期の作です。
 古園石仏そのものは、全長18m横長のものです。大日如来を中心に左右の龕に如来・菩薩・天部・明王が彫り出されています。龕の下部が砂岩層のため各像とも下半身特に膝などは他の石材で造り、寄せ付けて一体にすると言う工夫が見られます。

古園大日如来

大分臼杵磨崖仏
ホキ石仏群
(ホキ第二群石仏)
堂ケ迫石仏群
(ホキ第一群石仏)
山王山石仏 古園石仏 満月寺の石造美術

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