あらすじ半農半漁の村の辰と由の二人は伏見稲荷にお詣りに行くついでに村の地引網を買ってくる役目を仰せつかり十両の金を預かって出かける。ところがこの二人枚方の郭で全部使い果たし途方に暮れて村に舞い戻る。二人が親爺さんと頼む人物に相談し、隣村の金貸しお小夜後家に金を用立ててもらうことにする。しかし隣村へ行くには昼でもコワイ栴檀の森を通らなければならない。二人にえらそうに言ったものの実はこの親爺もいたってこわがり。でも仕方なく出かけ栴檀の森にさしかかる。そこに急に二十歳ぐらいの娘が飛び出す。仰天する親爺に娘は男にだまされて捨てられここで首をくくるから手伝ってほしいという。初めは親切に死ぬてなこと言わずにやりなおせと説得していた親爺だが、娘が十両持っていることが分かると今度は一転。死ぬことを勧める。「どうやって首くくるのか」と尋ねる娘に見本を見せているうちに、親爺が首をくくって死んでしまう。娘は自分が用意していた書き置きを親爺の懐に入れて立ち去る。 辰と由二人が親爺の死体を見つけ村中大騒ぎになる。代官所で吟味をすると訳の分からない書き置きが出てくる。「・・・ついにお腹に子を宿し」代官所の役人二人この親爺は「ふたなり(半陰陽)」だと判断する。そして、役人は息子に尋ねる。「そちの父親は男子(なんし)か女子(じょし)か」息子「いえ、漁師(りょうし)でございます」(米朝師のさげ) |
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@JR稲荷駅とランプ小屋(詳しくは明治レンガ・国や府市の建物へ)
A雀の焼き鳥と伏見人形そしていなり寿司ときつねせんべい
B鳥居ときつね