かばのしっぽの1年生の詩集 おとうさんのかおしてはったもん By Shigeru Komiyama |
■口頭詩「いや、たまごうんでしもた」
子どもがまだ文字を習得していない時には、子どもたちのおしゃべりひろいをします。子どもたちがおしゃべりした詩を口頭詩と言います。
書く前に話したいこといっぱいの子どもたちになっていてほしいものです。先生が聞き上手になることがまず大切です。よい聞き手になりたいものです。
せんせいのけ せんせいのけ とりのすみたい こどもも そうなんのちがうか |
せんせいがこわれた (学級通信の私の絵をおりながら) うわあ せんせいが こわれた (それを逆にみながら) せんせいが さかさまになった |
やねのはな うわあ すごいかぜ あたまが とんでしまいそう けが とんでしまいそう ああ むこうのやねのうえだけ はながさいている (体育倉庫の屋根に桐の花が落ちていたのです) |
なつみちゃんの絵 あれなつみちゃんのえや いつでも あのかお かかはるもん |
せんせいのおしり おしり おおきいなあ あるいたら プリンプリン うごいてる 「そうか」と言って教室へ向かうと ほら やっぱりうごいてる |
せんせいの目 いや せんせい めがねとったはる せんせい そんなめ してたん なあなあ きくたまいこちゃん せんせいのめ こんなんや (といって両手でたれ目にする) ハ、ハ、ハ、ハ、ハ |
ぎょうちゅうけんさ (自分がギョウ虫検査で陽性だと分かった時) 「いや、しもた! たまごうんでしもた!」 |
みずたまり せんせいあのね みずたまりふんだら じぶんのかおが つぶれました |
大金もちになったら K もしお金があったら 金、きんこにいれて きんこのなかでおよぐ きんこのなか かぎでしめとく ほんで なんかいも金こみにいく |
(1)おとうさんのかおしてはったもん(せんせいへ)
せんせいへ Y こみやませんせい あかちゃんがうまれはって おめでとうございます ぼく かぜひいてやすんでいたけど なんだか そんなきがした だって がっこうにいって せんせいのかおみたら おとうさんのかお してはったもん |
7月26日 T せんせい あのね きょう しもかわくんのいえで しゃぼんだまをしました おっきいしゃぼんだまと ちいさいしゃぼんだまを つくりました とっても たのしかったよ しゃぼんだまは すってはだめです ふうっと ふきましょう |
こみやませんせい E おもしろいです おなじふくを よくきる さんかん日には ちがうふくを きます あたまは ちりちり あたま おもしろいです よくあそびます 五じかんめの休みじかんには よくドッジボールをします あたるといたいです ほんとは せんせいすきです |
かなこちゃん Y せんせい どうしてたなかさんのこと かなこちゃんていうのかな どうしてやろう わからん べんきょうのときも かなこちゃんていうし だれかが せんせい たなかさんすきちがうかなあていうし わたしもちょっとそうおもうけど ほんまやろか それとちごうたら せんせいにきかないと でも きいたらおこるやろうな でも どうしてもききたいなあ |
(2)はなのあなにゆびつっこんでん(家族のこと)
いもうと A せんせい いもうとが あめのどつめたし おかあさんが 「ゆびつっこみ。」 といわはった そしたらいもうとが はなのあなに ゆびつっこんでん |
おとうさん H おとうさんは はげています よこは かみのけがあるけど まんなかやらは ありません おとうさんは きにしているけど わたしは こういいます 「はげやのに なんでくしでとかすの」 といいます |
おかあさん Hi せんせい わたしのおかあさん あしがわるいので わたしが あらいものや ごはんたいたりしてます べんきょうしたりします わたしのおとうさんは いつも いそがしいので いつも かえってくるじかんは じゅうにじです |
おとうさん Hi せんせい あのね うちのおとうさんは いつも にちようびに ぱちんこやさんいって あめこうてきはる |
きのうのこと T わたしとおにいちゃんが ふたりぼっちでした わたしはなきました こわくってなきました ほんとになきました こわかった ゆうこは テレビをけしてなかって ねてしまいました |
こんどのりょこうカニカニ R こんどのれんきゅうの土日に りょこうにいくのだ カニカニ おんせんもあるのだ こんどもカニカニ カニのふるコースだ カニカニカニ カニになってかえってくるぞ カニ たのしみだ カニ カニカニカニカニカニ |
(3)30さいになったらけっこんします(ともだち)
ふるかわくんのひみつ E しってた? ふるかわくんって まみちゃんがすきなんやで まえ、ふるかくんがゆってた まえはみかちゃんとナンシーちゃんが すきってゆったはった でもいまは ナンシーちゃんはきらいで みかちゃんはふつうらしいよ で、まみちゃんがすきなんや きょうれつにこわいとこと やさしいとこが すきなんやて |
あそびたいこと M むらいかよこといぱいあそびたいです そでからたくさんあそびたいです そでからもうすこしあそびたいです そでかだあとすこしあそびたいです どでかだあとすこしぐだいのはんぶん あそびたいです そでかだあとすこしぐだいのはんぶん あそびたいです そでからあとちびとらけやりたいです |
さかいくんへ Y さかい げんきにしてるか さかい はやくげんきになれよ ぼくしんぱいしてんねん はやくがっこうきてや はやくきいひんかったら ぼくなくで |
ゆめ I わたしは きょうゆめを見た そのゆめは わたしが 山ざきくんと けっこんしたゆめを見た だから そうゆうて ほんとに けっこんすることにきめた そして 三十さいになったら けっこんします |
(4)わたしもかおがゆれました(学習)
しずく Mo おかあさんあのね てつぼうのしずくに にじが うつってみえました |
みずたまり No わたしは みずのなかをのぞいたら みずがゆれて わたしもかおが ゆれました |
じしゃく Yu せんせい さてつが たったりすわったりするよ ちょっとみてごらん にんげんみたいよ 「きりつ、れい、ちゃくせき」 ああ おもしろい |
とり E きのところに とりが びしょびしょでした かわいそでした そだてたかったです もうふも かぶせたかったです |
えいが I おかあさん あのね きょうえいがをみたよ このおはなしわ とても かなしかったよ おかあさんとはなれるとこが かなしかった そのときわ なみだがでそうで でも わろたまねをしていました でも このはなしは とても かわいそうでした おわり |
どきどきしたこと Ma ぼくは おっきいこえを だしてる ぼくは びっくりして しんぞうが まんなかに いったみたい ぼくが はよなおるように たたいたら なおった また なった つぎは ぼくやっておもたら また しんぞうが まんなかに きたみたい (学芸会) |
ちんぱんじい Fu ちんぱんじいが おしっこしたん 二かいもみた しゃがんでしてた ぼうみたいなんのぼってた わたしがあの上のったら すぐおちるな ちんぱんじいのおしり 大きかった ももいろみたいな あかいろみたいやった (遠足・動物園) |
■子どもの詩・作文
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おとうさんのかお してはったもん |
■作文・児童詩教育実践記録論文
題 名 | 発表年月日 | 発表雑誌・発表研究会など |
確信をもって進めよう綴方・作文教育 | 2010・8・5 | 第59回日本作文の会滋賀大会基調提案 |
近畿作文の会大会を終えて | 2010・6・1 | 日本作文の会会員通信 |
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大阪の学校にも きょうとう先生が います |