2005・1・10(月)成人の日
今年は年始からずっと風邪で、初詣できませんでした。
七福神にお願いしたら、今年は七種の幸せがあるかもしれません。何しろ七福神ですからお一方ぐらい可哀想に思し召して救いの手を差し伸べてくださるかもしれません。
京都で七福神巡りといえば、日本最古を誇る『都七福神巡り』が有名です。しかし七福神巡りは他にもあって、その一つが今日行って来た『京都泉涌寺七福神巡り』です。もともと七福神巡りの歴史はかなり新しいのではないかと思うのです。『都七福神』にしても万福寺は江戸時代の創建ですからそれを遡ることはありません。泉涌寺山内に七福神みなさんお揃いであるという利点を生かして、その塔頭が協力して現在成人式の日に行われている『京都泉涌寺七福神巡り』。初めての参詣です。
私は午後1時半ぐらいに泉涌寺に着いたのですが、お帰りになる方々とすれ違いました。ほとんどの方々が手に手に福笹に吉兆の縁起物を付けたものを持っておられます。えびすさんと同じやなあと思いながら、よし今日はこれをいただいて帰ろう!と決めました。
吉兆の授与品(飾り)は1つ300円です。そしてそれぞれの場所に特製の飾りがあって、上の写真では「的と矢」は即成院特製ですし、お多福は楊貴妃観音のものです。これはやや高く500円から1000円ぐらいまであります。ですからこの福笹は3500円ぐらいだと言うことになります。笹は最初の即成院でただでもらえます。
仏像は秘仏だったりして写真は撮れませんでしたのでお堂を紹介します。
1番福禄寿 即成院 |
2番弁財天 戒光寺 |
番外愛染明王 新善光寺 |
3番恵比寿神 観音寺 |
4番布袋尊 来迎院 |
5番大黒天 雲龍院 |
番外楊貴妃観音 泉涌寺本坊 |
6番毘沙門天 悲田院 |
7番寿老人 法音院 |
1番即成院 即成院は前に「伏見ぶらぶら」の中ので「即成院25菩薩お練り」のことを紹介したことがあります。このお寺は那須与一の墓があることでも有名です。大河ドラマ「義経」で取り上げられそうですね。 |
3番今熊野観音寺 ここのお寺は江戸時代末有名だったようで山科の何カ所かの道標にその目的地として名前が刻されています。写真の石塔は平安時代のもの。後白河法皇の熊野詣は有名ですが、今熊野という名前からも後白河法皇との関係が伺えます。 |
2番弁財天の戒光寺本尊「釈迦如来」は見事でした。今日初めて拝観させていただいたのですが丈六の大きいものでした。何でも鎌倉時代慶派の仏像だそうです。重要文化財に指定されています。5番雲龍院は紅葉の時訪れたらその庭が素敵です。隠れた名所です。
4番布袋尊来迎院 伏見人形の布袋さんを小さいものから毎年大きくしていって7体そろえるというのが昔流行ったようで落語「壺算」でも台所に布袋さんが並んでいるという情景が出てきます。来迎院で伏見人形を売っておられました。1000円から7000円まで7種類。7つ揃ったらまたこの写真のように納めるのだそうです。 |
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6番悲田院 ここで甘酒をいただきました。ポスターなどであずきがゆ・こぶ茶・甘酒無料接待と書いてありました。あずきがゆは2番戒光寺だったようです。悲田院では張り子の虎を売っておられました。阪神ファンが買っておられました。 |
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