曽爾高原のススキ

 何人かの方に「ススキの美しい所ってどこかな?」と尋ねたら異口同音に「曽爾高原」という答えが返ってきました。「曽爾高原?」私は初めて聞く名前です。「JRのポスターでススキの写真はたいてい曽爾高原」とか「京都から2時間から2時間半で行ける」とのこと。中には「1時間半で行ける」という人もいました。
 曽爾高原のある曽爾村は奈良県と三重県の境にありました。三重県名張市の南に隣接しています。室生赤目青山国定公園内です。近くに女人高野の室生寺、赤目四十八滝などの観光スポットもあります。
 
朝9時車で出発しました。宇治太陽が丘運動公園から宇治田原そして信楽、伊賀上野、名張そして曽爾高原と結果的には行ったのですが、途中で道に迷い若干の時間ロスをしました。一度トイレ休憩をしましたが、曾根高原駐車場に着いたのは午後1時47分でした。何と4時間50分かかりました。名張市内が渋滞していてなかなか進みませんでした。やっと名張市通過して、今度は青蓮寺湖ダムから香落渓(こおちけい)へ行く道は狭く離合困難な道でまたまた難儀しました。最後は曽爾高原の駐車場(料金600円)へ入るのに1〜2kmの渋滞でこれも時間がかかりました。車のブレーキからアクセルを踏み換えるとバックするような坂道での渋滞はお腹が空いていたこともあって精神的によくありませんでした。ススキの高原を見るのも苦労がいります。

2003・11・2(日)

高原へ行く道に「ファームガーデン」というおみやげを売る店やレストランのある施設がありました。そして道では地元の野菜(大根・サツマイモ・トマトなど)や草餅を売るお店もありました。
 東海自然歩道の一部に組み込まれているようで、ハイキング姿で歩いておられる方、バーベキューを楽しんでおられる方、私みたいにちょっと立ち寄ったという感じの人など様々です。大勢の人です。
 山小屋風のお店があります。ススキそのものは時期が遅くもう少し早く訪ねた方がよかったなあと思いました。もう枯れかけていました。
 真ん中に大きな池(亀池)がありヨシが生えています。湿地植物がここで見られるようです。そしてこの亀池の周囲の山が切り開かれて、そこにススキが見渡す限り生えているという景色です。
  

亀池

ススキのある風景

 帰りはまた渋滞にあいそうなので大きな道を通って帰ることにしました。
 曽爾高原から国道369号で榛原へ向かいました。榛原町内で渋滞のため車が動かなくなりましたが何とか名阪国道「針」インターに着きました。「針」インターから名阪国道にのって「大和郡山」インターで降りることにしました。何度か出口付近1km〜2kmの自然渋滞という情報が出ましたが40〜50kmぐらいのスピードで通過しました。名阪国道は無料です。但し西名阪国道に入ると有料になります。私は天理から大和郡山まで使いましたからこの区間は有料でした。
 大和郡山から国道24号及び京奈和自動車道で帰ってきました。途中奈良市内で渋滞しましたが、わりとスムーズに流れました。帰りは3時間50分かかりました。
 何れにしても曽爾高原は遠い!
 「2時間半で行ける」とか「1時間半で行ける」と言った人の顔を思い浮かべながら「・・・どんな行き方をしたのかな・・・」と思いました。多分京都からもっと効率よく行ける道があるのでしょう。色々な新聞社なども日帰り旅行の企画を立てて実行していますから。
 私はもう2度と「曽爾高原」へススキを見に行くことはないと思います。

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