国指定重要無形民俗文化財
長崎くんち庭見世
2008年10月3日(金)私は長崎を訪問していました。
私を迎えてくださった方たちがたまたまこの日に行われていた『長崎くんち庭見世』へ連れて行って下さいました。
祭りそのものは7日から3日間諏訪神社の祭礼として行われます。
それに先だって行われるものの一つに3日に行われる『庭見世』があるのです。「くんち」というのは菊の節句9月9日(くんち)に諏訪神社の神様を慰労するために行われるお祭りだということです。
庭見世は夕方から踊町(7年に一度まわってくる奉納踊りを行う町内で、毎年7つの町が指名される)の各家を開け放ち衣装などを披露するものです。昔キリスト教禁止時代に町内の家を開放させ「十字架やマリア像はありません」ということを証明させたのだそうです。
私はめがね橋近くの西古川町(櫓太鼓・本踊)、諏訪町(龍踊じゃおどり)、賑町(大漁万祝恵比寿船)の3カ所を見ました。
(1)西古川町(櫓太鼓・本踊)
めがね橋のすぐ近く中島川公園で庭見世が行われていました。ここは白鵬の化粧回しや傘鉾など相撲関係のものが集められていました。
(2)諏訪町(龍踊)
諏訪町の庭見世は諏訪小学校の校内で行われていました。いやあ、立派な学校でした。最近立て替えられたようで、校門からの校庭のスペースもいい感じです。傘鉾と子龍、孫龍が飾ってありました。
(3)賑町(大漁万祝恵比寿船)
賑町は賑町中央公園でした。広い場所でそこでDVDを上映しておられました。私はそれを見て「長崎くんち」の船回しが理解できました。大漁万祝恵比寿船が飾られていました。
(4)長崎伝統工芸館
グラバー邸のすぐ横に長崎伝統工芸館くんち資料館がありました。その中に船や傘鉾が展示されていました。ここには今年の踊町でないところの船や傘鉾が展示されており、よくこれだけの種類を各町内が考え出したもんだと思いました。
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