三条通は江戸時代から明治のはじめにかけて東海道の西の起点であり、交通の要所であった。
郵便局、電信局、新聞社や銀行などの近代建築物が今も残されている。
京都市は1980年に三条通の寺町通りから室町通りまでを『歴史的界隈景観地区』に指定した。
(京都市中京区三条通高倉西北角)
設計 日本銀行臨時建築部(顧問辰野金吾、長野宇平治) 施工 直営 竣工 明治39年(1906) 構造 レンガ造二階建 スレート葺 棟屋付 国指定重要文化財 撮影年月日 2002年2月10日
赤煉瓦に白い御影石をアクセントに使っている。塔屋やドームも設けられている。設計者は辰野金吾氏。辰野式の傑作と言われている建物である。辰野式の建物は他に日銀本店東京駅などがある。 |
設計 | 逓信省 |
施工 | 安藤組 |
竣工 | 明治35年(1902) |
構造 | レンガ造り |
京都市登録文化財 | |
撮影年月日 | 2002年2月10日 |
1973年郵政省が現代の郵便業務に対応できないと改築計画を発表。全国的に保存の声があがり、計画を変更して『ファサート保存』の手法がとられた。『ファサート保存』とは外側を残し内部だけ改造するという方法である。 |
設計 | 辰野葛西建築事務所 増築部・清水組(田辺淳吉) |
施工 | 清水組 |
竣工 | 明治39年(1906) |
構造 | レンガ造 二階建 |
現在(2003年2月)リニューアル中 | |
撮影年月日 | 2003年2月15日 |
しばらく前はこんな状態だったのですが |
完成が近づいています |
設計 不詳 建築年 明治23年(1890) 明治時代ここがメインストリートだった頃の唯一残る洋風商店建築。この建物には昔時計塔があったという。 撮影年月日 2002年2月10日
痛みが激しいのが残念。 |
(京都市中京区烏丸蛸薬師西南角)
設計 | 辰野片岡建築事務所 |
施工 | 不詳 |
竣工 | 大正5年(1916) |
構造 | レンガ造 |
撮影年月日 | 2002年2月10日・2003年2月15日 |
赤煉瓦に石材をちりばめた辰野式の建物。 |