京都の大学のレンガ建築

京都は学生の街とも言われる。
そして、キャンパスにあるレンガ造りの建物は魅力的だ

同志社大学

京都市上京区今出川通烏丸東入

同志社のキャンパスといえばレンガの建物。
明治時代のレンガ建築だけでなく、大正、昭和それぞれ各時代を代表するレンガ建築がある。
整然と美意識とポリシーを持って建物を配置している。


同志社彰栄館
重要文化財
明治17年D・Cグリーン設計
同志社礼拝堂
重要文化財
明治19年 D.Cグリーン設計
同志社有終館
重要文化財
明治20年D・Cグリーン設計

同志社ハリス理化学館
重要文化財
明治23年A・Nハンセル設計
同志社クラーク記念館
重要文化財
明治26年R.ゼール設計

レンガ建築ではないが、御所の東で見つけた明治の美しい建物。
同志社大学・
フレンドアンドピースハウス・ハワイハウス(ハワイ寮)
明治20年旧J・Cぺりー邸

京都大学

◆京都大学本部校内正門

所在地 京都市左京区吉田本町
竣工年 明治26年(1893)
設計者 山口半六・久留正道
構造 竣工当時の門柱はレンガと石を交互に積み上げていた。
大正期にモルタルを塗る。
1979年復元工事
国登録有形文化財
撮影年月日 2002年9月11日

◆京大保健管理センター・学生部(旧石油化学教室本館)別名「ノーベル賞の館」

所在地 京都市左京区吉田本町
竣工年 明治31年(1898年)2階大正11年増築
設計者 山本治兵衛・増築の一部永瀬狂三
構造 レンガ造2階建
ノーベル賞受賞者湯川秀樹・朝永振一郎・福井謙一の各氏が
ここで学んだことからの別名である。
撮影年月日 2002年10月5日

◆旧三高物理学実験場

所在地 京都市左京区吉田本町
竣工年 明治22年(1889年)
設計者 山口半六・久留正道
構造 レンガ造平屋建
京大構内に現存する建物の中で最古のもの。
旧第三高等学校の遺構でもある。
撮影年月日 2002年10月5日

◆留学生ラウンジきずな
(旧理学部物理学教室輻射学及び放射線研究室・防災研究所事務室)

所在地 京都市左京区吉田本町
竣工年 大正5年(1916年)
設計者 永瀬狂三・山本治兵衛
構造 レンガ造平屋建
撮影年月日 2002年8月末

◆京大工学部の近代建築

工学部電気工学教室本館 工学部土木工学教室本館 工学部建築学教室本館
明治33年(1891)
山本治兵衛・永瀬狂三設計

玄関だけ保存レンガ造2階建
大正6年(1917)
永瀬狂三・山本治兵衛設計
大正期京大レンガ建築の代表
大正11年(1922)武田五一設計
京大最初の鉄筋コンクリート造
時計台との共通点が多い

◆旧文学部陳列館

所在地 京都市左京区吉田本町
竣工年 大正3年(1914年)
設計者 永瀬狂三・山本治兵衛
構造 レンガ造2階建
国登録有形文化財
撮影年月日 2002年8月末10月5日

◆京大医学部解剖学教室本館

所在地 京都市左京区吉田橘町
竣工年 明治34年(1901)
設計者 山本治兵衛
構造 レンガ造2階建
撮影年月日 2002年10月5日

◆京大医学部旧生理学教室研究室

所在地 京都市左京区吉田橘町
竣工年 大正3年(1914)
設計者 山本治兵衛・永瀬狂三
構造 レンガ造平屋建
撮影年月日 2002年10月5日

レンガ以外も含めて「京大の近代建築」へ

聖母女学院

京都市伏見区深草田谷町

旧16師団本部司令部跡聖母学院本館

明治41年
設計者陸軍省
伏見は軍都でもあった。
近くには師団街道第一軍道などの名が残る。

龍谷大学大宮学舎

京都市下京区七条通大宮東入大工町

旧守衛所

旧守衛所・重要文化財・明治12年
現在龍谷大学オリジナルグッズ展示
寄造桟瓦葺平屋建・奥畳敷き再現
側壁レンガ積側廻り四隅砂岩質石材

本館・・・木造石貼り建築

北黌から本館・南黌を見たところ
いずれも重要文化財

擬洋風建築・明治12年
昭和39年重要文化財に指定
外観上は石の柱が立ち並ぶが
実際は木造石貼り。

平安女学院

京都市上京区下立売通烏丸西入ル

平安女学院明治館

設計 A.N.ハンセル
施工 不詳
竣工 明治27年(1894)
構造 レンガ造二階建 桟瓦葺
撮影年月日  2002年8月
神戸の震災で傷みがひどくなったという

大谷大学

京都市北区小山上総町

大谷大学尋源館(旧本館)

レンガ造2階建 桟瓦葺 鐘塔付
大正2年(1913)・設計須藤勉・山本八太郎
(1)三条通・烏丸通り (2)京都の大学 (3)琵琶湖疎水 (4)公共の建物 (5)宗教施設 (6)殖産興業
起業家
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