かばのしっぽ日記2003

2003年1月〜6月

かばのしっぽはうんちをまき散らすための大切な働きをします。
まきふんは大切な威嚇の方法なのだそうです。
でもおかしなやつです。
『オレは強いんだ』と言ってうんこまきちらすなんて。
何かユーモラスです。
自分にとっては大切な行動でも他人様から見たら滑稽なことって私もしてそうで
「かばのしっぽ」みたいな存在かもしれないなあオレって
と、思う今日この頃であります。

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6月29日(日)
ムクロジの花
 伏見「区民誇りの木」のひとつ北堀公園のムクロジに花が咲いています。黄色いつぼみがあるのは大分前から見えてたのですが、咲き始めました。何しろ背の高い木で花も高くてなかなかうまく撮れませんでした。 
6月22日(日)
50名参加
 京大会館に50名の方が集まって下さいました。地味な集会だったのですが会場からも発言が相次ぎ、「まだ、話したりないからこのあと飲む前に2時間ぐらい議論を続けよう」という意見が出たり東京からも参加者があったりで盛り上がりました。新聞取材も2社あって、熱心に取材されてました。2回目を12月6日にすることも決まりました。
 いつでも危機だと言って危機を煽り立てているように思われるのは本意ではありません。毒を選り分けてどういう可能性があるのか、何をこそ発展させなければならないかを探っていくことを続けたいと思いました。 
6月20日(金)
学芸会
 学芸会は秋にするものだと思いこんできました。でも私の学校は2期制を今年から導入した関係で学芸会がこの時期になりました。「1年生が大変やろな、かわいそう、1年の担任」と思ってたら、私が1年生の担任でした。まあ今まで学級でしてきたことを織り込んで学芸会脚本「えんそくあいうえお」ができました。「子どもの詩」に入れましたので、またご覧下さい。なかなか1年生役者です。大ノリで歌ったり踊ったりしてくれるので練習は楽しいです。間違いもおもしろいです。かばの役の子の問題を出す場面。「『かばん』ー『ん』はなーに?」というところを「『『かばん』ー『かばん』はなあーに?」とやったものですから「?」のあと大爆笑になりました。
 雨が続いて子どもも可哀想です。教室など室内で遊ぶといっても、体を動かしたいのです。体育館で体育でも出来ればまだいいのですが、学芸会の練習優先ですから雨が降ったら体育は中止。ちょっと動いたら大汗かいてべとべとして気持ち悪いし3日続くと欲求不満になっているのがありありです。27日来週金曜日が学芸会本番です。まっ暗な体育館で蒸し風呂状態にならないことを祈ってます。
 国語教育シンポの問題提起「国語教育の危機をどうする!?」upしました。また読んで感想など聞かせていただけたらと思っています。もし時間があるようならぜひご参加下さい。滋賀大学の大田勝司先生のお話も楽しみです。
6月19日(木)
国語教育シンポへ
 21日(土)1時半から緊急国語教育シンポジウムを京大会館でします。私は基調提案をします。今その文章を推敲中でもうすぐ完成します。でき次第このHPにも載せますのでぜひ見て下さい。何が今問題なのか(これは教育全般に通じる危機なのです)そしてどうあるべきなのか、国語の学力って何だろうということ、何を鍛えれば国語の学力はつくのか、など提案し話し合いたいと思っています。参加費は千円です。ぜひご参加下さい。毎日新聞が紹介記事をのせてくれました。
6月12日(木)
もう梅雨か
 今週初めから梅雨には入ったとか。
 何かはやいなと思います。
 こういう季節は体調を崩しやすいです。みなさんは如何ですか?私は体がだるく風邪のような症状です。何より意欲が減退していることが問題でボーッとしています。自分が体調がすぐれない時に張り切っている人を見ると羨ましい半面、「ご苦労さん・・・」とちょっと揶揄したくなります。特に自分がそれに巻き込まれそうになると「堪忍して・・・」「そっとしといて」と哀願したくなります。こういう人は自分は正しいことをしていると思っている善意の人ですからよけいにたちが悪い。まあ、自分が調子がよいときは同じようなことしてるわけですから、あんまりえらそうなこと言えませんが。
5月24日(土)
明日は日曜参観
 明日日曜参観日です。
 日曜参観は自由参観で1時間目から4時間目までいつ参観して頂いてもいいということになっています。日曜参観というものが始まった頃は休みに出勤するわけですから、教育委員会側も低姿勢で「何でもいいから実施して欲しい」という姿勢でした。だから授業も2時間ぐらいを公開していました。今情報を公開し、地域保護者の理解を深めるためということで4時間(休み時間を含む)公開します。
 自由参観という名の参観、実に疲れます。ぶっと通してずーっと見られているというのは疲れます。実際は見られてないのかもしれません。でも見られているように思うのです。私は動物園の中の動物がストレスになるというのが分かります。特に霊長類のストレスが激しいそうですが、見られているということからくるストレスは人間に一番大きいのは当然です。私は2時間ぐらい参観して頂くだけでどういう教育が行われているか分かって頂けるように思いますが、どうでしょうか。
 やるからには何とか保護者の方にも何か・・・と思います。
 3時間目に「読み聞かせ」を見てもらうことにしました。私と大石進先生という大先輩がします。楽しい時間になればいいなと思っています。
5月21日(水)
お通夜
 このHPのリンク仲間の「うしさん」が亡くなりました。私が六地蔵大善寺のことをupした日に亡くなりました。今頃お地蔵さんと仲良う話してるんかな。うしさんは自転車乗って伏見駈け巡って写真撮ってました。これからもいっぱい教えて欲しいことあったのになあ。
 治部池のことを書いたら見に行ってくれました。私がマテバシイを「イチイの実」だと書いたらそれとなく間違っていることを教えてくれました。彼はそういう人でした。えらそうなことは絶対言いませんでした。博識をひけらかことはありませんでした。
 彼とは高校の同学年でした。そのことを今から10年余り前テニスクラブで知りました。今晩お通夜でした。何で?何で?????私の頭は?だらけです。5月16日まで彼は自分のHP更新してました。
 うしさん、ゆっくりしいや。お地蔵さんと仲良うして救うてもらいや。合掌。
5月18日(日)
近畿作文の会大会
 今年で14回になりました。私にとってこの近畿作文の会大会は感慨深いものがあります。近畿の生活綴方教育サークルが結集して研究を深めようという呼びかけを今から15年前にしたのだなあと思います。この作文の会は「書きたいことを、書きたいときに、(書きたいように)、書きたいだけ書く」という大阪の先生方の提案を受けて研究を深めてきました。必ずしも近畿の各府県のサークルが同調しているわけではありませんし、この会に参加している一人一人の先生方が同じ意見を持って同じような方法で実践しているわけでもありません。共通していることは子どもの作文や詩の教育ぬきに子どもたちを真に賢く育てることはできないだろうという信念だと思います。子どもたちの作文や詩をこよなく愛し、子どもたちの自由な自己表現を大切にしていく仕事はこれからも大切にされなければならないと思います。今年は大阪で80名が集まり研究を深めました。来年は滋賀県で行います。
5月17日(土)
唐人人形
 伏見人形「丹嘉」さんの前を通ったら「唐人人形(朝鮮通信士)」人形が飾ってありました。伏見人形のすごいところはその歴史と人形の多様さ、庶民性ではないかと思います。時々お店に立ち寄らせていただくのですが、何か引きつけられます。そんなに沢山購入してないのですが、ほしいものがたくさんあります。この前行ったときに「唐人人形」のこと伺ったら、「今はない」とのことでした。年末でしたから干支の羊づくりで手一杯だとおっしゃってました。さっそく「唐人人形」upしました。見て下さい。
5月12日(月)
デジカメのこと
 私は今デジカメ2台目を使っています。1台目は2年前にS社のpc−1という当時一番人気のものを購入しました。このHPに使われている写真はほとんどこのカメラで撮ってます。このカメラどうも充電の具合がおかしくてすぐに電池ぎれになるのです。90分満タンで充電したはずなのに20枚ぐらいとると調子が狂うのです。最低の画素数で撮るとピントが甘い写真しか撮れません。困ったヤツだったのです。私のカメラが運が悪かったのかなとか、デジカメというのはそういうものかなとか思ってました。
 で、今使っているのは12倍ズームがうりの浜崎あゆみのCMのデジカメです。これ、なかなか優れものです。最近は一眼レフ持たずに出かけてます。その必要がなくなりました。ピントも鋭いし、画面も明るいし、私程度の腕前ならピッタリです。
 最近S社がpc−1の回収をしました。電池系統に欠陥が見つかり修理するというのです。早速直してもらいました。また部品も交換してくれました。まだ使ってないので分からないのですが、やはりおかしいなと思ったらメーカーに言う事って大事なのですね。大勢の人の声で修理交換が実現したようです。
5月4日
子どもの詩
 どういう風にしようかと迷っていたのですが「子どもの詩」のページ変更しました。今担任している子どもたちとのことを書くページ「はなまるいっぱい」を作りました。そして昨年度の仕事はひとまとめにして「ぼちぼちいこか2002」にしました。また、見て感想など掲示板などに寄せて下さるとうれしいです。
 この連休天気が良さそうですね。
4月29日
長岡京市が旬
 27日に行った妙心寺でキリシマツツジやボタンがきれいだったものですから、これは両方が見られるところへと考えて長岡京市の長岡天神(キリシマツツジ)と乙訓寺(ボタン)を見てきました。良かったなあ。やっぱり何でもそうでしょうけど旬がありますね。ちょっと遅い目でしたがよかったです。阪急長岡京駅から両方とも歩いて15分ぐらいです。おすすめです。
4月27日(日)
妙心寺のこと
明智風呂のこと
 27日初めて妙心寺へ行ってきました。塔頭の春光院というところに南蛮寺の鐘(重要文化財)があるというのを最近知ってそれは是非みたいと思ったのです。京都にあった南蛮寺の遺品はそれだけだとのことですから是非是非と思ったのです。しかしもっと調べていったらよかったと思いました。残念ながら一般公開していませんでした。入り口の案内所で聞きますと「だれかの紹介がないと」とのこと。だれか私を紹介してくれませんか?「あいつはなかなかいいやつだ」とか何とか。あかんかな? 冗談でなくと言うことは私のような金もコネもないものは見せてもらえないと言うことです。寺宝ですから見せようと見せまいとお寺の勝手ですから仕方ないけど何か悔しい気がします。
 今、京都のいくつかのお寺が春の特別拝観をしていて、妙心寺も三カ所しておられました。退蔵院もその一つです。ここに「瓢箪鯰の図」(国宝)がもともとあったようです。(現在京都国立博物館)その模写か写真がありました。狩野元信の庭とかもありました。学生さんが説明してくれました。それにしても800円は高いと思います。文句言うのなら行かなかったいいのですけど。
 それにしても妙心寺は広くて立派でした。方丈へ行ったら「3時20分から案内します」とのことでしばらく方丈を見学させてもらいながら待ちました。時刻きっかりに「法堂」の「八方睨みの龍」の見学から始まりました。この説明がなかなかおもしろかったです。龍という架空の生き物の体のパーツはどういう動物が元になっているか(例えば口はワニで足は鷹だそうです)とか天上に描かれた狩野探幽の絵が見る位置によって目が見えたり消えたりしていました。どういう描き方をしたらそうなるのか不思議でした。そういうことを計算して描かれているのですからすごい!法堂には国宝の日本一古い鐘がありました。音をテープで聞きました。なかなか素晴らしい音でした。
 続いて「浴室」へ案内してもらいました。これが明智光秀ゆかりのお風呂で別名「明智風呂」。昭和の初めまで使われていたというもの。さて、詳しくは近くupすることにします。重要文化財でしたが写真撮らせてくださいました。写真撮っても良いとおっしゃったから言うわけではありませんが、その案内して下さった女性の方面白い方でした。この拝観料400円は安い!!!
4月25日(金)
参観懇談会
 今日は初めての参観懇談の日でした。子どもたちの疲れも出てきているところです。5時間目は2時15分から始まりました。体育館で学校長らが2学期制実施などの説明会をしているあいだ学級裁量という名の授業をして25分間子どもを待たせました。読み聞かせしたりなぞなぞしたりジャンケンゲームしたりしていました。
 参観は何を見てもらおうかと考えたのですが図工をしました。ねん土で動物を作ってあと動物園にして、お父さんやお母さんに説明するという展開を考えました。
 それだけでもよかったのですが、授業の始めに私が名前を呼んで「はい、○○○です」と名前を言ってもらいました。みんな上手にしっかり自分の名前が言えました。我が子が返事をする場面見てもらってよかったです。教室で声を出している様子を見てもらうことがまず大事だと思ったのです。
 いくつになってもこの参観懇談が終わるとドッと疲れが出ます。今日は心地よい疲れとはほど遠い感じです。その後2軒家庭訪問して疲れ果てました。
4月21日(月)
1年生の教室
 新学期が始まってもう2週間がたちました。
 私のクラスの1年生、すごくおりこうさんです。
 前回1年生をもったときは毎日ハプニングの連続でした。集団下校したはずなのに学校へ戻ったら、「まだ家に帰らないのですが・・・」という電話で探したこともありました。給食が食べられない子、偏食がひどい子が大勢いました。校門をなかなかくぐれず泣き出す子が二人三人、人前で声のなかなか出ない子もいました。ボールゲームをしたら殴り合いを始める始末。母親と一緒でないと教室に入れない子もいました。
 ところが今回は給食は時間以内にほぼ全員残さず「おいしい、おいしい!」と食べきってくれます。パンもおかずも残らないのです。「さんぽ」を歌ったら「おどる!」と言って何人もの子が踊り出してくれます。歌声も明るくてとても良い感じ。読み聞かせもしっかり聞いてくれて笑ってくれます。「はなまる」の連続です。保健行事でも保健室に入ったら静かに前の人の様子を見ていてまちがいなくやってくれます。土曜日他の学校の1年生の先生が「もう、「おしっこたれ」も「うんこたれ」もありました」と言っておられたのですが、幸い私のクラスはありません。
 これからどうなっていくのか分かりませんが、毎日かしこいなあと感心してます。
4月10日(木)
今年は1年生!
 大方の予想に反して私1年生の担任になりました。3月末には聞いたのですがへーっ?と自分が思いました。もちろん自分の希望なのですが希望なんか通るわけがないと思ってましたから聞いたときはかえって何で?と思いました。男子14名女子9名合計23名の担任になれました。
 前に担任してた5年生の子らは、「先生、1年生やれるん?」と心配してくれました。4年生の子らは、「にあわへん」と感想を述べてくれました。私は高学年を担任するイメージだそうです。自分では最高に似合ってると思うのですが・・・。
 また「ぼちぼちいこか」(子どもの詩)に今年の仕事を載せていきたいと思います。
 それにしても、学校週5日制になってから、私たち教員に長期の休みはなくなりました。春休みも毎日出勤で会議にあけくれました。今年は1年の担任ですからその準備もありました。そして、4月8日入学式後連日職員会議で明日まで続きます。その提案資料作りと明日の準備今年度の計画案提出などで連日7時になっても学校は灯りがついたままです。休み中にあれだけ学校へ行ってたのに仕事が湧いてくるのです。学校の仕事のペースが新幹線並にスピードアップしているのです。5月連休前までかかって決めていたことを4月11日までに決めるのですから無理がでるのです。無理が教師の過重労働に支えられているのです。ちなみに教師に超勤手当はつきません。今までも持ち帰り仕事はたくさんありましたが、こんな余裕のない状態ではありませんでした。昨日も他の学校の先生と話する機会があったのですが始業式から2日目で、すでにみんな疲れているなあと言ってためいきついてました。過労死続出にならなければよいのですが。
4月6日(日)
花見とごみ
 サクラ求めて出かけました。土曜日に行きたかったのですがあいにくの雨でした。第一疎水琵琶湖取り入れ口(浜大津)から歩いて小関越え、山科疎水、蹴上、南禅寺、平安神宮、夷川発電所と歩きました。昼食もとりましたが5時間あまりほぼ歩き続けました。滋賀県側のサクラは来週まだいけそうです。山科疎水もまだまだです。しかし、蹴上からは7分咲きから満開状態です。まだ、疎水に花びらは流れていませんでした。またその写真公開できたらいいなあと思ってます。
 初めて山科疎水歩いたのですが、びっくりしたことがあります。バーベキューをしているグループがすごく多かったことです。たぶん大きな道具や材料を車で運んで来てやっているのでしょう。車どこに置いてるのかな?花見でバーベキューというのは私の認識になかったものですから、何でこんなとこでやってるの?と思いました。バーベキューはもっと山の中や野原でやるもんだと思ってました。でも家の中や庭でもやるな。べつにどこでやってもいいのですが、花見というのは重箱持ってでかけるものだと思っていた私は昔人間なのでしょう。
 それにしてもゴミが多いのにもびっくりです。なんで自分のゴミは持って帰らないのでしょうか。公園などにゴミ箱設置するのは考えものだと思いました。ゴミは持ち帰るということを常識にするためにもゴミ箱は公園などからなくすべきだと思いました。長等公園から小関越えの峠までがとくにひどかったです。アルミ缶、プラスチックの容器、ビニル袋など土にかえらない物が大量に捨ててありました。
 私が見た例。「お父さん、ここに捨てても良いかな?」「いいで」と言いながらゴミ箱の横に捨てている夫婦。何で亭主の了解があったらいいの?お父さん、何で「持ってかえろ。わしが持つわ」と言わないの?それを見ながら何にも言えずに帰ってきてこんなこと書いてる私。とてもじゃありませんが子どもの見本になるような行動を大人がしてませんね。
3月29日(土)
治部池伝説
名水ラリー
 名水ラリー完成しました。今まで公開していた物中途半端でしたが決定稿です。またご覧下さって伏見へおいでください。城南宮へ行ったついでに「おせきもち」食べてきました。これ赤福よりおいしいです。甘さ控えめで上品でなかなかです。京都南インターを南へ出てすぐ、国道1号城南宮の西にあります。駐車場もあります。
 帰りに北向不動尊や安楽寿院など鳥羽離宮巡りしました。なかなかおもしろかったです。歴史で平安時代に院政が行われたと学びましたし近くにその遺跡があることも知識としては知ってましたし、子どもの時に父親に連れられて毎年北向不動尊へは行ってましたが結びつかなかったのですね、総合的な認識として。やっと自分の中で体系立ちました。面白い物です。
 それから、以前に治部池のこと書いたと思うのですが、やっと写真が手に入りました。そして興味深いことも耳にしましたので「今よみがえる治部池伝説」というページを作ります。楽しんで下さい。 
3月23日(日)
河童博物館
 河童博物館がありました。黄桜酒造というかっぱのコマーシャルで有名な酒造会社が伏見にあります。この黄桜、地ビール作りもしておられて、その地ビールレストランをキザクラカッパカントリーと言います。伏見の京阪中書島駅下車北へ向かうと坂本龍馬で有名な寺田屋があります。最近は龍馬通りというものもあってその龍馬通りを東にはいるとこのカッパカントリーがありその中に河童博物館(だったと思うのですが名前が違うかもしれません)があります。河童グッズや河童のミイラ写真とか各地の河童伝説など面白く紹介してありました。もちろん清水昆さんや小島功さん描く河童の原画もありました。興味のある方食事しがてら出かけられたら如何でしょう。
 伏見も最近観光地として見直す機運が盛り上がっているようです。酒蔵のある景色なかなかだと思います。京都市の計画としては京都駅から南は開発、北は保存だそうです。これって何か南側は歴史的文化的な価値のない場所だと言われているようで伏見区の住人としては面白くありません。納税額はおそらく京都市内で一番であろう行政区(何しろ人口が多い)はそれにふさわしい扱いを受けているのかどうか。いっそのこと伏見区を伏見市にという独立論を言っていた方がおられました。それで何がよくなるのか分からないので賛成とも反対と言えませんが。
3月22日(土)
イラク戦争
 アメリカ・イギリスを中心とした軍隊がイラクに戦争をしかけて今日で3日目。
 イラクのフセイン政権は本当にたくさんの化学兵器や生物兵器や大量破壊兵器を持っていてアルカイダなどのテロ組織を保護したり連絡を取り合ったりしているのでしょうか。そういう証拠は明らかになっているのでしょうか。
 現在アメリカよりもたくさんの大量破壊兵器をもっている国はありません。そしてアメリカは歴史上原爆を二回も他国(日本)に使った唯一の国です。また使ったことを間違った判断だったと反省したことがない国です。自分の国は間違ったことをしない正しい国だから大量に大量破壊兵器を持っていても大丈夫だが、他国が持つことは危険で世界の平和にとって脅威だという理屈がなぜ成り立つのでしょうか。この傲慢さと身勝手な論理はどうなんだろうと首を傾げるばかりです。
 核兵器は人類が作り出した兵器の中でも特別な意味を持つ兵器です。敵を殺すだけでなく、地球そのものを破壊し人類を含め全生物を絶滅させる兵器です。この兵器を地球上からなくす先頭に立つことが作り出したアメリカの責任です。アメリカがまず自らの核兵器を放棄するプログラムを明らかにして世界の国々に同意を求めイニシアチブを発揮してこそ、その平和志向は世界の人たちから信頼されるのではないでしょうか。誰が持っているかも問題ですが、核兵器の存在そのものが人類の平和にとって脅威なのです。
 イラクを解放するためにイラクに侵攻するという理屈も余計なお世話です。それはイラクの国の人たちこそが自らの運命の決定者であるべきです。
 強い国は自制してもらわなければなりません。
 フセイン政権が理不尽な独裁政権で親族を優遇する腐敗した好戦的な政権だとブッシュ政権が判断しても戦争で決着をつけるのは間違っています。人殺しは悪です。戦争は国家の名で行う大規模な人殺し行為です。
 国連中心に徹底的に話し合うことを求め、ブッシュ政権に自制を求めることが友好国の果たすべき役割なのではないでしょうか。平和憲法を持つ国は、だからこそ理想を語るべきではないかと思うのです。「戦争には反対である!」と。 
3月17日(月)
土日の雨
 ここ2,3週間続いて土日あるいはどちらか雨が降っているように思うのですけど、違うかな。何かがっかりします。テニスしようとか、出かけようというのも晴れていればこその話です。せっかくの休みなのに家の中にいると気分までくすぶってしまいます。
 でもこの土日は雨が降ってくれたおかげで仕事がはかどりました。というのは私と同業者の方は今忙しいのです。成績をつけているのです。資料をこねくり回して、ああでもないこうでもないと悩んで通知票をつけているのです。そしてこれまたああでもないこうでもないと思いながらいわゆる所見(通知票に書かれている言葉)をひねり出すのです。先週から今週はその仕事が一番ピークです。時々通知票や指導要録を盗まれる先生がいます。スーパーやパチンコ屋の駐車場などで。こういうものは大切な書類ですから学校の中で書き、持ち出さないのが理想です。でも、そんなことしてたら何時に帰れるやら。仕方なく持ち帰り仕事にするわけです。子どもや親をできれば励ますようなことを書きたいと思えば学校より家でゆっくり書く方がいいに決まってます。
 というわけでこの土日は雨でしたから心おきなく仕事に没頭できました。おかげで終業式を迎える見通しが少し立ちました。さあ、これから又一仕事です。
3月14日(金)
奈良少年刑務所
 京都府木津町から奈良市へ入るには奈良坂を越えなければなりません。私は奈良坂から見る東大寺が好きです。奈良坂の南、坂を下りかけると右手にコスモスで有名な般若寺の案内があります。その案内にしたがって右折し、しばらく行くと右が般若寺になります。そして左へ行きます昔ハンセン氏病患者を隔離した施設「北山十八間戸」に至ります。。この般若寺と北山十八間戸の間の道を歩いていますと大変立派なレンガ建築が家並みの間から見えます。何だろうと近づいていったら奈良少年刑務所でした。5、6年前のことでしょうか。
 それ以来このレンガの建物に不思議な感慨を覚えます。
 全国の刑務所がどんな様子なのか知りませんが、刑務所の建物にレンガ建築が多いのは確かなように思います。網走もそうだったという記憶があります。明治村にある監獄も確か金沢と前橋にあった建物だったように思います。
 素晴らしいレンガの建物を見るとワクワクして楽しい気分になるのですがここはちょっと違います。塀の内と外のギャップを考えます。私は素晴らしい門だとか、中にはもっとユニークで美しいレンガ建築がありそうだと思いぜひ中に入って写真が撮りたいと思います。実際塀の向こうに多角形の建物が左右に見えますし、本館も立派です。おそらく明治村でみたレンガのような建物があるのでしょう。でも中にいる受刑少年たちはこの建物が素晴らしいと思ったりするのでしょうか。刑を終えてこの建物をなつかしく思い出したりするのでしょうか。
 ところでこの建物群、重文にならないのでしょうか。私はその価値があるように思うのですが。そして出来たら公開してもらえないかと思っているのですが。
3月8日(金)
京都花灯路
 清水寺から産寧坂、二年坂、ねねの道と歩いて、露地行灯のある景色見てきました。途中で子どもたちの「火の用心お囃子組」とすれ違いました。「平成の京のわらべうた」を歌ってました。高台寺の前にある圓徳院のライトアップを見せていただきました。庭もよかったですが、長谷川等伯の重文襖絵が素晴らしかったです圓徳院では「京都伝統工芸の灯り展」が同時開催中です。。円山公園はこのイベントの中心会場になっていて光の芸術を意識した作品が並んでいます。枝垂れ桜の周りにやや大きい目の行灯があったのですがそれには企業名が入っていてスポンサーへの配慮がありました。石畳と光の面白さを撮ってやろうと思ったのですがうまく写真が撮れませんでした。写真撮るには6時の点火の時あたりがいいのではないかと思いました。知恩院山門のライトアップ迫力でした。京都の早春の風物詩にという期待を込めたイベントのようです。確かに今頃の季節このイベント面白いと思います。
 光の芸術といえば神戸ルミナリエを想起するのですが、ルミナリエの感動には及ばないと思いました。かえって八坂神社の提灯の美しさに惹かれました。祇園祭の時に鉾に下げられる提灯の美しさをこのイベントでも使われたらいいのになあと思いました。円山公園でルミナリエ的なことできないかなあとも思いました。枝垂れ桜を電飾で飾るのはどうでしょうか。でも桜がもうすぐ開花する時期だから無理か。
3月4日(火)
東福寺の花
 本町通に面したところに今ほぼ満開状態で花が(四季折々を見てください)咲いてます。今年はちょっと花に元気がないように思うのですが今頃最高にきれいです。梅でもないし桜でもないし・・・。何かなとここ数年思ってます。ご存じの方ぜひ教えて下さい。枝はどういうわけか上向きになって花をつけてます。ちょうどカールしたみたいです。本町通に面した東福寺の入り口の中で一番北にあります。前は交番です。交番のお巡りさんに聞いたら教えてくれるかな。
3月3日(月)
東大寺お水取り
 奈良東大寺二月堂のお水取りは12日間も続くそうですね。知りませんでした。私は一日限りの行事だと思っていました。一度行きたいなあと思いながら一回も行ったことがありません。昨年東大寺展があって初めて三月堂(法華堂)の執金剛神像を拝観することが出来ました。何回も東大寺訪れているのに拝観したことがなかったのです。秘仏で確か1年に1回だけ12月に公開されるのですから機会を逸していたのです。高校生の時にあこがれた仏様なのに拝観できずにいたのができたのですから大感激でした。お水取りも春を告げる行事として知ってはいますし写真も見たことがあるのですが臨場感を味わいたいものだと思ってきました。12日間もあるのなら何とか都合つけて行きたいと思います。この期間毎日7時から松明がお堂を走り抜けるそうです。特に12日が最高潮とか。行きたいなあ・・・。1日にはアノ場所に2500人の人出だったとか。
 春はすぐそこです。
2月26日(水)
退職勧奨と
一日参観
 昨年度(平成13年)京都市の教員で依願退職をした人は16名で全国都道府県・指令都市の教育委員会の中で1位でした。依願退職と言いますが実際は教育委員会から退職勧奨をされてやむなく退職に追い込まれた方が多いと思われます。ちなみに2位は神奈川県で7人です。神奈川県全域(指令都市をのぞく)でです。いかに京都市が突出しているかは前年度(12年)全国で22名の中の14名が京都市であるということからも伺えます。教育委員会は学級崩壊を起こしたりした場合、その学級を担任していた教師を「不適格教員」という言い方をして特別に研修させます。この特別な研修は罵倒といやがらせの連続で教師の全人格が否定されるような内容のものだそうです。これではノイローゼになったり躁鬱状態にならない方がかえって異常で、もともと親や子どもとうまくいってないことの引け目があったりすると自己肯定感を失い退職していくという結果になるわけです。こういう数字は誇るべき実績なのでしょうか?保護者の信託に応えるという形で「不適格教員」の首切りに積極的に取り組む教育委員会は優秀な教育委員会なのでしょうか?
 昨年ぐらいから一日参観が実施される小学校が急増しました。情報を公開するという大義名分のもと今までの日曜土曜参観日、日曜運動会に続く取り組みとして行われています。私の学校は年間3日(1学期に1日、3学期の2日連続)で行われています。今日その一日目が終わりました。いつ学級へ参観者があるか分かりません。特別なことをしなくてもよいのです。普段通りにすればいいのです。でも、普段通りにやれるはずがないのです。一日見られているのです。そしてそれを利用して先ほど書いた役目を担って教育委員会から指導主事が視察に訪れるのです。
 先ほどの退職勧奨の実績も保護者から見れば教育委員会がその責任でよくやっていると見えると思います。また、二日続きの一日参観も(学校によっては一週間続きの一日参観もある)歓迎すべきものかもしれません。しかしその中で教師は疲労感を深め精神的に追いつめられているのも確かなのです。ああ、しんどとみんな思っているのです。 
2月21日(金)
名(迷)解答
 子どもたちのテストの解答で思い切り笑わせてもらうときがあります。
 最近笑った例。
 理科の「季節の生き物」という単元のテストです。
「次の生きものは春夏秋冬のどの季節が活動しやすいといっているでしょうか。一つ選んで( )に○をつけて上のように説明してみましょう。」という問題で3匹の生き物の絵と名前が書いてあります。1,チョウ、2,カエル、3,スズムシです。そして解答例にはこんなことが書いてありました。カエルが選んであって「夏」に○がついています。そして「空気の温度が上がってくるしえさになる虫もふえてくるからだよ」なるほどそう言う風に答えるのかと、まあふつうの小学生は思うでしょうね。
 でも大人になると「そんなもんわからんゾ!春が生まれたてで活動しやすいのか、夏が暑くて水につかったら気持ちいいから活動しやすいのか、秋の夜長寂しくゲロゲロと鳴くのが風情があって活動しやすいのか、活動はしないけど冬に冬眠するのはえもいわれぬくらいの恍惚感があるのか、そんなことカエルになったわけでもないのに何で答えられるねん!」と言いたくなります。
 ひねくれた大人はさておいてうちのクラスの最高傑作解答です。
 その子は「スズムシ」を選びました。そしてこう書いてありました。「わたしは秋が一番活動しやすいよ。そのわけは秋になるとこうび(交尾)ができるからだよ」
2月16日(日)
風邪をひいて
 風邪が私の教室で流行って順番に子どもたちが休んだときも私はおかげさまで元気でした。ところが先週木曜日ついに喉が痛くなってきて頭がぼんやりし始めました。金曜日にお医者さんへ行きました。
 待合室はそんなに混んでなくて外来患者の診察は5時半からだったのですがちょうどその時間に入ったら9という札をもらいました。すぐに問診票に記入したら体温と血圧を測りました。
それからが長かった〜。かれこれ2時間あまり。名前を呼ばれたのは7時20分。単純計算で120分に8人を診察されたと言うことになるので一人平均15分かかったことになります。しかし、私はわずか5分ほどでした。問診票をみて症状を確かめられてつぎに喉を診られて薬を塗布されてベッドに横たわって押さえて触診、聴診器を使われて、「薬を出しましょう」でおしまい。そして受付へ戻りました。比較的早く精算できて、次に処方箋もらう窓口へ。そこで処方箋もらって、今度は病院の外にある薬局へ。もう7時45分。そしてこの薬局でどういうわけか25分も待たされて薬局出たのが8時10分。私疲れて風邪がよけいにひどくなりました。しんどいのになんでこんなあちこち歩き回らされて時間がかかるのでしょうか。病院は病気の時に行くと病気がひどくなります。体力のあるときに限ると思いました。それと入院設備のある忙しい病院はあきません。入院患者優先で待たされることがあるからです。あんまり流行ってなくて腕が良くて親切な医者のいる病院あったら教えてほしいと思いました。
 まあ、おかげさまで薬は良く効いたようで今日はほぼ風邪の症状から脱しました。みなさまもご用心、ご用心。
2月12日(水)
京都落語地図完了
 「紺田屋」で一応京都落語地図の予定が終了しました。これからまた調べてみて京都に関係のある落語が見つかったら追加したいと思いますがちょうど20とキリもいいので一応完了と言うことにしたいと思います。京都落語地図なのに肝心の地図がありません。それだけが心残りなので地図を描いて付け加えておきたいと思います。HP作りのおかげで楽しませてもらいました。またお暇なときに見てくださればうれしいです。 
2月8日(土)
給食のこと2
 京都市が野外教育施設として建てた「花脊山の家」へ子どもたちと行って来ました。ここの食堂なかなかです。バイキング形式で食事ができるのです。一度に300名以上入れます。自分で選べますから量も加減できます。スタッフは地元の方たちだそうです。例えば昼食は「牛丼」「カレー」「うどんとたきこみごはん」の中から選んで、それにコロッケやつけもの生野菜果物などがバイキングで選べるのです。料金は600円。
 このやり方全ての学校でできないものかと思いました。各学校独自のメニューで作るのです。たぶん昼食が今より楽しくなるだろうなと思います。雇用も地元から採用して、土曜や日曜は好評なら地元の人も食事に来たりしたら切磋琢磨でよけいにおいしくなりそうだし。そういう豊かな食生活を給食でも実現できそうに思うのですが。
 もっと思い切って民間委託にしてそういうことをしてみようと言う地元の方が学校の敷地を使って食堂を経営されたらおもしろいと思いました。たぶん校区には西洋料理中華料理和食のプロがおられると思うのでそう言う方が学校で腕をふるわれるような学校給食・・・いいと思われませんか?
2月7日(金)
給食のこと
 給食で思い出すこと。
 食パンが3枚ついたのですが6年生になっても2枚半残していました。別に食パンが嫌いなわけではなくて焼いてないパンに慣れないマーガリンをつけるのがいやでした。そういえば給食のパンは焼いてもすぐ固くなりました。
 ミルクは例の脱脂粉乳。「飲まないと怒られるので泣きながら飲んだ」「鼻をつまんでのんだ」「暖かいうちはいいけど、冷えると膜が出来た」「時々ココアとかヨーグルトを入れるとよけいにまずくなった」とかまあ、散々な評判のあの脱脂粉乳。アメリカが貧しい日本のためにただでくれたという家畜用の脱脂粉乳。
 私はおかずが一番イヤでした。普段家で食べているものとのギャップについていけなかったということだと思います。ケチャップがいやでした。そしてクリームシチューが何ともダメでした。何でこんなまずいものをと思いました。今なら平気なんですが当時はスプーンに乗せて口に持ってくるだけでムカツク感じでした。
 最近の給食はそれに比べるとおいしい。わずか二百数十円で健闘してるなあと思います。そんな金額で昼食は食べられません、どこへ行っても。昔懐かしい焚き物や骨付きの魚なども出ます。季節によって特徴もあるし。先生の中には「口に合わないので給食がイヤ」という方もおられるのですが、私はありがたくいただいてます。夏休みなど外へ食事に出るのが続くと苦痛になります。変われば変わるもので給食様々です。
 現在京都市の給食はブロック毎にメニューが決められていて同じ食材を同じ調理法で作っています。ところが学校によって味が違います。私はいくつかの学校をまわっていて思うのですがおいしい学校(口に合うのほうがいいかな)とそうでない学校があります。やはり料理は人です。教育も人でしょうね、たぶん。
1月25日(土)
河井寛次郎記念館
 前から行ってみたかったのですがどうも縁がなかって行けてなかった河井寛次郎記念館今日行って来ました。渋谷街道の東大路(つまり馬町)から西へすぐ北、五条通りへ出るまでのところにあります。清水六兵衛さんの窯「六兵衛窯」の直ぐ近くでした。
 「民芸」運動・柳宗悦・棟方志功・バーナードリーチ・大原美術館・大山崎山荘などという単語でしか河井寛次郎についての知識はないのですが興味はありました。
 この記念館は飛騨高山の民家を参考にして河井寛次郎が設計したものだそうで、床は朝鮮張に擬したものです。その中に河井寛次郎の彫刻作品や陶器、民芸調の家具などのコレクションが配置されています。
 感じたことは花瓶と花の調和ということでした。陶芸家の作品というのは花が入っていない状態で見せていただくことがほとんどです。また、私自身花が活けてある時には花器の方にはあまり感心を持ちません。この記念館では両方とも五分五分で見ました。こういう経験、私はなかったものですから新鮮でした。民芸調の家具の中でその花と花器は見事な調和を保っていました。考えてみたら花器は花と一体でこそ値打ちがあるのではないかと思いました。おそらく有名な作家の陶器を買ったら私も花を活けることをしないでしょう。箱書きのあるようなものに花を活けるようなことはまずないでしょう。
 記念館ではもちろんすべての花器に花が入っていたのではないのです。また、その花器がすべて寛次郎のものかどうかも分かりませんが、いくつもの花器に何種類もの花が活けてあって楽しませていただきました。
  「すべて自己表現」の木版の額もその通り!と思いながら見ました。円空仏も見ました。
 記念館を出て五条坂で器を買いました。300円のお漬け物や煮物などを盛るのにちょうどいい器です。記念館の入場料が900円、これが3つ買えるのか・・・と変な比較をしながら五条坂を後にしました。
1月19日(日)
京都市つづり方の会1月例会
 18日(土)今年最初の例会に参加しました。昨年までは第二・第四土曜日は学校があったのでその午後に開いてました。今年度から休みの日に研究会を開くわけでさて、どのくらい集まれるのか心配でもあったのです。が京都市つづり方の会は元気にこの試練を乗り越えています。これひとえに事務局の人々のおかげです。私は教師になった年にこの会に参加しました。この会は私が採用された年に発足していて私の教師人生とこの会の活動は重なります。毎年何回か実践報告の機会を与えてくれます。その度に悩みます。ろくな仕事できてないなと思うときも早く聞いて欲しいと思うときもあります。多くの先輩からたくさんのこと学びました。そして、作文や詩を通じて全国の作文を大切に仕事をしている方々を紹介してくれました。今私はこの研究会の中でも年かさの方になりました。
 この会の仲間はみんな元気です。子どものこと作文や詩のこと学校のことを楽しく元気に語り合える仲間がいること、ありがたいことです。
 1月例会の様子ページにしました。もしよかったら見てください。
1月12日(日)
冬の植物園
 蝋梅(ろうばい)の写真を撮りたくて府立植物園へでかけました。この蝋梅良い香りがします。南京梅とも言うそうです。そして名の通り蝋細工のような黄色い花が咲きます。年末にしまなみ街道を旅行していて大三島島で一輪挿しにさしてあったのを見ました。「あれ?もう咲いてるの?」という感じでした。植物園の入り口で今咲いてる花を確認したのですが蝋梅はありません。一通り見て回ったのですが見つけられません。ガイドブックを買うために売店に入ったら写真展をしてました。蝋梅が雪に中に咲いている写真があるではありませんか。雪の時に来たいなあと思いながら見とれてました。で、出口で「蝋梅は?」と聞いてみました。「梅林です」とのこと。もう4時15分(5時まで)だったのですが梅林もどりました。ありました。お目当ての蝋梅。しっかり写真撮ってきました。そしてうれしいことに種がこぼれているのを見つけました。芽が出たらうれしいなと思いながら拾ってきました。
 他にエリカ、ミツマタ、スイセンの写真が撮れました。
 冬枯れした植物園はさすがに人がいません。冬の木々の楽しみ方があるようで来週18日に「冬の樹木について」という説明会が1時から植物園であるようです。定員50名で植物園会館前集合。
1月4日(土)
テニス初打ち
 今日は雨が上がって昼前にテニスに出かけました。初打ちです。まあ、年末29日〜31日までテニスしてましたから、初打ちと言ってもあんまり感激でもないのですけど。今年は丁寧で的確なゲームができることが目標です。狙ったところに確実な玉を出したいと思ってます。
 テニスをし始めて今年で8年目になります。もっと早くからやっておけば良かったと思います。そうしたらもう少しましなテニスが出来たかもしれません。週に1・2回自己流でやるだけでは限界があります。でも、まあこれからウインブルドン目指すわけでもありませんから健康のためにテニス仲間と楽しめたらいいわけで迷惑にならないようにもう少し上達したいと思ってます。明日も晴れたら午前中はテニスに行こうと思います。
1月3日(金)
わが家の新年会
 親類の者がわが家に集まりました。。総勢11名。大人ばかり。昨年から格付けチェック大会をして楽しんでいます。6種目で今年は競い合いました。
 まず鍋物1。これはミンチ肉の牛と豚と鶏をアイマスクをして食べ当てるというもの。こんなん当たるやろと思うでしょう。私も自信があったのですが牛と豚の違いが食べ分けられませんでした。
 全部あたると10点、一つ当たれば5点。一つも当たらなければ0点です。
 2種目目は鍋物2。クズとマロニーとこんにゃくの食べ分け。これはクズとマロニーがなかなか難しかったです。こんにゃくを間違えた甥っ子がいて大笑い。
 次は飲み物4種。
 まず、水部門。水道水とエビアンと南アルプスの天然水。エビアンはちょっとヨーロッパの味がするとか何とかええ加減なこと言いながらやりました。京都市の水道水が案外健闘していて分からないもの続出。
 続いてビール。本生とスーパードライそして呉の『海軍さんの麦酒』という地ビール。私は毎日飲み慣れてるはずの発泡酒と前に飲んでたビールの違いが分かりませんでした。
 日本酒。これは濁り酒(黄桜)と700ミリ2500円のものと(英勲・古都千年)1.8リットル1000円までのもの(源兵衛の鬼ごろし)の飲み比べ。当たったのは濁り酒だけ。
 最後はコーヒー。100グラム900円のブルマンと500グラム378円のレギュラーコーヒーとインスタント(ネスカフェゴールドブレンド)これもインスタントが案外おいしくて難しかったです。
 結果私は35点で、6位〜9位グループでした。まあ、要するに違いのわからん男というわけです。すごかったのは、姪で全問正解60点でした。いくつかラッキーなところもあったようですが自信を持って答えていて感心しました。簡単な景品をみんながもらっておしまい。普段ビールや日本酒を飲み慣れてない娘や姪はこれだけの利き酒でほろ酔い加減になりました。
 また来年、それぞれ違いが分かる男・女になることを目ざして精進することを誓って(誰も誓ってないって?)終了しました。
1月2日(木)
地上の星
 新年です。紅白歌合戦の中島みゆき見ました。よかったなあ。絡みなしで歌だけ黒部ダムからというあのやり方。少なくとも中島みゆきに対する私のイメージはますますよくなりました。考えてみると動く中島みゆきをみたのは初めてです。東京の方ではラジオで深夜にトークもしておられたらしくて、それが歌のイメージと全然違ってそれもまたよいということでした。ステージも彼女の才が光るステージだとのこと。CDしかしらない私は動く中島みゆきに感動しました。ジャケットの通り素敵な女性でした。あの後、「さむーーー!」と叫んでいそうでした。
 「地上の星」は軍歌だと横沢彪さんが和田勉さんとの対談で 語っておられました。たぶん企業戦士の軍歌だということなのでしょう。
 私はこの歌を聴くと思い出すシーンがあります。まじめで力量もある先生ですが、教室がうまくいかなくて先生自身深く傷ついてしまいました。励まそうとその先生の好きなカラオケへ行きました。そしたら「地上の星」を歌われて泣いてしまわれました。たぶん横沢さんの言う軍歌なのでしょう、この歌は。
 「つばめよ、遠い空から、教えてよ。地上の星は、今どこにあるのだろう」自分が「地上の星」になれるのならみんななりたいと思っているのかな。先行き不安で何をめざしてどう生きたらいいのか、混迷の時代に「地上の星」が現れることをどこかで願っているのかな、みんな。

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