行基さんの寺に蓮と石仏を見た!
喜光寺
奈良の都のほぼ中央平城京右京三条三坊に、養老5年(721)行基さんが創建されたのがこの喜光寺。
なんでも昔は菅原寺と呼ばれていたそうで、菅原の里は菅原道真誕生の地だそうです。
聖武天皇が参詣された時に不思議な光明が放たれたのでこの喜光寺という名に変わったそうです。
私は、行基菩薩、空也上人、忍性さんなど民の中に入って活躍されたお坊さんは文句なく尊敬しています。
中でも行基というお坊さんは弘法大師(空海)に負けないくらい全国各地にその伝説が残されている方です。
ですから、行基菩薩の創建と聞いても…ホンマカイナ?とすぐ疑う癖がついています。
でもどうやら喜光寺は間違いないような気がするのは、平城京のど真ん中であるからだと思います。
このお寺の蓮の花が立派だというので見てきました。
境内に二百鉢の蓮の花が今を盛りに咲いておりました。蓮の花も立派で見事に咲いていて心動きましたが、それより何よりそれほど広くない境内が人でいっぱいなのに驚きました。蓮と重文本堂を合わせて撮りたいと思ったのですが、とにかく人が多く蓮の向こうは人だらけでした。
この寺の本堂は「試みの堂」と呼ばれているそうです。東大寺大仏殿造営に当たり行基さんが参考にされたという伝承からの命名です。
お釈迦さんと蓮の花
石仏と蓮の花
これは全く予想していなかったのですが、この喜光寺に江戸時代の石仏が四十七体まつられております。この仏さんたちなかなかよい表情されています。特に不動明王が迫力あります。
というわけで、大変機嫌良く喜光寺での写真撮影を終えて、唐招提寺へ向かったのでありました。喜光寺は近鉄橿原神宮行きで西大寺から一駅「尼ヶ辻」下車です。唐招提寺はさらにもう一駅「西の京」です。
(1)考骨・花菖蒲・杜若
|
||||||||
(2)蓮散策
|
||||||||
(3)桔梗散策
|